シラバス情報

科目名
子ども家庭福祉
開講年度学期
2025年度後期
配当学年
2年
ナンバリング
単位
2単位
時間
水曜日16:20ー17:50
教室
教科書
教科書:【図解で学ぶ保育 子ども家庭福祉】【直島正樹・河野清志編著】【萌文書林】【2,200円】
参考書:適宜、授業中に参考書の紹介を行います。

1.担当教員
担当教員
米川 純子
研究室
オフィスアワー
質問等については、授業終了時に受け付けます。

2.授業の目的
(1)授業の目的
保育士養成課程における保育の本質・目的に関する科目であり、保育士資格取得のための必須科目である。
授業を通して保育士として必要な子ども家庭福祉に関する基本的事項について理解することを目的とする。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
①現代社会における子ども家庭福祉の意義と歴史的変遷について理解する。〈発達DP1〉〈発達DP2〉
②子どもの人権擁護について理解する。〈発達DP2〉〈発達DP4〉
③子ども家庭福祉の制度や実施体系等について理解する。〈発達DP1〉〈発達DP2〉
④子ども家庭福祉の現状と課題について理解する。〈発達DP3〉
⑤子ども家庭福祉の動向と展望について理解する。〈発達DP3〉
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
2025年度版DP【https://drive.google.com/file/d/1ILxl3LLuFvjYjb2-vAQtQ3KVYPA2AHEF/view?usp=sharing】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
2025年度版カリキュラムマップ【https://drive.google.com/file/d/1fwNzovxKgLy1OA-V682iU3G5pWAc99Sw/view?usp=sharing】

3.授業の概要
子ども家庭福祉はすべての子どもが安心し、安全な環境の下で成長していけるように様々な仕組みを整える子ども家庭福祉施策を学ぶ内容となっている為、保育士資格取得の必須科目となっている。地方自治体での実務を生かし、具体的な事例をあげながら、必要となる法律や身近な支援サービスについてグループ・ワークなどを行い学びを深めていく。
さらに、子ども家庭福祉の重要課題でもある「虐待」や「貧困」などについて要保護児童対策地域協議会での経験を基に、現代社会に求められる子ども家庭福祉の在り方や今後の課題について講義する。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
Googleclassroomにて事前の課題を提示する。期限内にGoogleclassroomを使い提出する。
(2)授業の受け方
PowerPointを使って説明するため、配布資料に気づいた点などを加筆し学びを深める。
(3)復習の仕方
毎回の授業内容を復習し、十分に理解できなかった内容などについて調べたり、質問して理解を深める。

5.受講にあたってのルール
①基本姿勢(マナー):受講時は、私語を慎み、学びやすい環境を相互につくり上げること。
②提出物:事前の課題は期限内に提出すること。
     授業内で課題発表を行うため、積極的に取り組むこと。
③出欠:学生便覧の内容に準ずる。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
オリエンテーション:子ども家庭福祉とは
当該科目の授業内容・計画について理解する。
第2回
現代社会と子ども家庭福祉
子ども家庭福祉を学ぶ意義について考える。
第3回
子ども家庭福祉の概念と理念
子どもの最善の利益について理解する。
第4回
子どもの人権・権利条約と人権擁護
親の所有物・従属物としての子どもをめぐる現状や事件について調べる。
第5回
子ども家庭福祉の制度①(法体系:児童福祉法など)
自治体の機能や役割について調べる。
第6回
子ども家庭福祉の制度②(児童福祉施設:乳児院など)
児童福祉施設について理解する。
第7回
母子保健と子どもの健全育成
妊婦検診について調べる。
第8回
障害のある子どもへの支援
障害児入所・通所施設の違いについて調べる。
第9回
子ども虐待・DVとその防止
児童虐待に関する事件を調べる。
第10回
社会的養護
里親区分について調べる。
第11回
少年非行などへの対応
非行少年の区分について調べる。
第12回
ひとり親家庭への支援
ひとり親家庭の支援サービスについて調べる。
第13回
貧困家庭・外国籍の子どもとその家庭への支援
子ども子育て新制度について理解する。
第14回
子ども家庭福祉の動向①(少子化問題・子ども子育て新制度)
少子化問題について考える。
第15回
子ども家庭福祉の動向②(児童虐待・不登校など)
不登校に関する資料を収集する。
第16回
まとめと期末試験
試験解答の正誤を確認し、誤りやフィードバック内容を確認し、復習する。
予習・復習
Googleclassroomを使用し、事前課題を提出する。自分自身で様々な問題に関心を持ち、調べる習慣を身に付ける。課題に関しては、授業中に解説しフィールドワークする。復習では、配布資料を見直し、十分に理解できなかった内容に関しては、質問したり、調べて理解を深める。
目安の時間として、授業1コマにつき予習(120分)、復習(120分)程度が必要。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
①受講態度(20%)…授業での積極的な参加態度を重視(課題発表やデスカッションなど)到達目標④・⑤
③課題レポート(40%)…事前課題での取り組み 到達目標③・④・⑤
②期末試験(40%)…最終回に小論文での試験を実施 到達目標①・②・③・④・⑤

8.参考図書・文献

9.履修上の注意
受講に際して、特別な配慮を要する際には、担当者に気軽に相談してください。状況により、レポート等の課題で対応するなど考慮する場合があります。
【一時的な遠隔授業の対応について】
遠隔授業は対応しておりません。
【災害時の授業対応について】
遠隔授業を実施しますので、対面授業が中止になった当日には、必ず教務課で確認してください。