シラバス情報
教員名 : 米川 純子
科目名
子ども家庭支援の心理学
開講年度学期
2025年度前期
配当学年
4年
ナンバリング
単位
2単位
時間
月曜日10:40ー12:10
教室
教科書
教科書:【子どもとかかわる人のための心理学】【沼山博・三浦主博】【萌文書林】【2,200円】
参考書:適宜、授業中に参考書の紹介を行います。
1.担当教員
担当教員
米川 純子
研究室
オフィスアワー
質問等については、授業終了時に受け付けます。
2.授業の目的
(1)授業の目的
生涯発達や家族理解を包括的に捉え、多様な家族・親子への支援を考える。さらには子どもの心を丁寧に捉えていくことを目的とする。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
①発達課題やアタッチメントについて理解する。(学科DP2)
②家族・家庭の意義や機能を理解する。(学科DP2)
③子どもとその家庭を包括的に捉える視点を習得する。(学科DP2)
学部DP4(態度・志向性)の多様な人々と対話し、協働し、社会に貢献するために自分自身で考え、積極的に行動することができることに基づき、子どもの発達とその障害、および支援についての知識の獲得を目指す科目である。
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
2025年度版DP【https://drive.google.com/file/d/1ILxl3LLuFvjYjb2-vAQtQ3KVYPA2AHEF/view?usp=sharing】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
2025年度版カリキュラムマップ【https://drive.google.com/file/d/1fwNzovxKgLy1OA-V682iU3G5pWAc99Sw/view?usp=sharing】
3.授業の概要
子ども家庭支援の心理学では、発達心理学及び臨床心理学の知見を踏まえて、生涯発達の観点から乳幼児期だけにとどまらず、生涯の発達課題を学ぶ。さらに、乳幼児期から高齢期に至るまでの心身の発達と、それを支える家庭、児童福祉施設等、地域や社会という環境の在り方について学ぶ。
また、要保護児童対応などの保育者としての実務経験を基に、保育現場での実体験の講話を多く取り入れる。さらに、具体的な事例を取り上げ、グループワークやディスカッションを行い、子どもと家庭を包括的に捉える視点の習得を図れるようにする。
4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
Googleclassroomにて事前の課題を提示する。期限内にGoogleclassroomを使い提出する。
(2)授業の受け方
事例検討を多く取り入れるため、グループ・ワークなどでの積極的な参加や発言を行い、検討・考察する力を養う。
(3)復習の仕方
課題レポートはGoogleclassroomを使用し、返却する。授業を受けてさらに気になった点などは、積極的に調べて学びを深める。
5.受講にあたってのルール
(1)能動的に学ぶ姿勢を常に意識し、積極的な発言・議論を求める。
(2)他者の考えや意見を尊重すること。
(3)自身を客観視し、自己理解を深めること。
6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
回
テーマ
予習・復習
備考
第1回
オリエンテーション:子ども家庭支援の心理学とは
当該科目の授業内容・計画について理解する。
第2回
乳児期の発達とその特徴
ボウルビィの愛着理論について深く理解する。
第3回
幼児期の発達とその特徴
ピアジェの発達理論について理解する。
第4回
学童期の発達とその特徴
小1プロブレム・中1ギャップについて考える。
第5回
思春期から青年期の発達の特徴
エリクソンの発達課題について理解する。
第6回
成人期から高齢期の発達の特徴
サクセスフル・エイジングについて考える。
第7回
家族システムと家族発達
生態学的システム理論について理解する。
第8回
親としての養育スタイルの形成過程と世代間伝達
虐待の世代連鎖について考える。
第9回
子育て環境の社会状況的変化
ワーク・ライフ・バランスについて考える。
第10回
多様な子育て家庭への支援
ワンオペ育児が与える影響について理解する。
第11回
特別な配慮を必要とする家庭への支援
外国籍の子どもの事例検討。
第12回
子どもを取り巻く生活環境と心身の健康
レジリエンスについて深く理解する。
第13回
子どもの心と健康
まばたきが多い子・指しゃぶりをする子の事例検討。
第14回
障害のある子どもの理解と対応
発達障害を抱える子どもの事例検討。
第15回
災害と子ども
自分にかけてあげたい言葉ミニレポート。
第16回
まとめと定期試験
予習・復習
予習:Googleclassroomを使用し、事前課題に取り組み、気づいたことをまとめる。
事前課題につては、授業中にフィードバックする。
復習:配布した資料を整理し、講義内容で気づいたことを加筆する。
目安時間は、授業1コマにつき、240分程度。
7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
期末試験(小論文)40% 到達目標①〜③
授業感想や課題レポート等の提出40% 到達目標①〜③
授業内の発言及び活動 20% 到達目標③
8.参考図書・文献
9.履修上の注意
受講に際して、特別な配慮を要する際には、担当者に気軽に相談してください。状況により、レポート等の課題で対応するなど考慮する場合があります。
【一時的な遠隔授業の対応について】
遠隔授業は対応しておりません。
【災害時の授業対応について】
遠隔授業を実施しますので、対面授業が中止になった当日には、必ず教務課で確認してください。