シラバス情報

科目名
韓国語演習Ⅰ
開講年度学期
2025年度前期
配当学年
3年
ナンバリング
単位
1単位
時間
金曜日3限
教室
教科書
教科書なし


1.担当教員
担当教員
李 美賢
研究室
オフィスアワー
金曜日12:10〜13:00,14:30〜16:00 事前にメールアドレスに連絡お願いします。

2.授業の目的
(1)授業の目的
本講座は、初中級で学んだ基本的な文法事項の確認と読解練習(韓国の新聞記事・小説・エッセイ・シナリオなどの長文読解)と作文練習(短文やエッセイの作成、フィードバックによる文章力の向上)を通じて、さらなる表現力を身につけてもらう。また、韓国の歴史・社会・文化などの理解を深め、場面による語用論的な表現の使い分けが分かり、実用会話や演習発表を通して実践的なスキルを磨くことを目的とする。また、TOPIK試験対策として実際に模擬試験やフィードバックを通じてスコアアップを目指す。



(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
*受講到達目標
①中級レベルの文法をマスターし、文脈やニュアンスを適切に捉えながら翻訳ができるようにする。また、コミュニケーション能力の上達を目指す。(授業は韓国語で行う)
②語彙と文法・作文・ヒアリング能力を向上させ、TOPIKⅡ(中級・上級)やハングル能力検定3, 2、1級を目指す。
③韓国の歴史・社会・文化などの理解を深め、実用会話や演習発表を通して実践的なスキルを磨くことを目的とする。

*ディプロマポリシーとの関連
〈学部DP2④〉自国と異文化への理解を深めるために、〈学部DP3①③〉韓国語の学習を通して韓国文化や歴史などを理解し、異文化コミュニケーションを身につける事で、多様な人々との共生の在り方を理解することを目指す。また、キャリア形成に資する知識を身につけるため、外国語でのコミュニケーション・スキル を身につけることができる。
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
2025年度版DP【https://drive.google.com/file/d/1ILxl3LLuFvjYjb2-vAQtQ3KVYPA2AHEF/view?usp=sharing】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
2025年度版カリキュラムマップ【https://drive.google.com/file/d/1fwNzovxKgLy1OA-V682iU3G5pWAc99Sw/view?usp=sharing】

3.授業の概要
本講義は韓国語の入門・初級レベルを終えた学習者を対象に、韓国語の実践能力を身につける事を目的とする。読む力・書く力・話す力・聞く力をバランスよく養成し、TOPIKⅡ(中・上級)やハングル能力検定3、2、1級を目指すようにする。韓国と日本の文化・歴史・生活・地理・社会などの相違を理解し、場面による異なる語用論的な意味表現(公式的な表現と非公式的な表現)の使い分けができ、文脈やニュアンスを適切に捉えながら日韓翻訳ができるようにする。また、実用会話や演習発表を通して実践的なスキルを磨くことを目的とする。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
「6.授業計画と予習・復習の内容及び必要な時間」に沿って授業を行います。授業の内容を理解しやすくするために、予習はシラバスを参考にして下さい。授業中に質問時間を設けていますので、質問があれば質問して下さい。また、出席確認の用紙を配りますので、質問があればそれも活用して下さい。
(2)授業の受け方
・参加型授業を目指しているので、積極的に授業に参加し、発信することが望ましい
・復習の小テスト実施、授業実施後課題の提出を求める
・授業中アンケート実施や毎回出席調査を行う
(3)復習の仕方
・授業中使用した資料で理解が不十分なところはなかったか確認をし、課題をしながら授業の内容を深めて下さい。授業内容に疑問点があれば、次回の授業中に必ず質問して下さい。

5.受講にあたってのルール
(1)授業を妨げる行為は一切認めません。場合によっては退室をしてもらうこともあります。
(2)遅刻・早退の場合は、事前に担当教員に許可を取っておき、静かに速やかに入退室して下さい。やむを得ず事前に提出できない場合もできるだけ早いうちに連絡して下さい。欠席についてもできるだけ事前に連絡下さい。やむを得ず事前に提出できない場合もできるだけ早いうちに連絡して下さい。(「9.履修上の注意」を参考)

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
第1回目 オリエンテーション
・授業の進め方や連絡事項
・アンケート調査実施(自己紹介や質問など)
・基本的な文法内容の確認
・実用会話・ヒアリング練習
・韓国語で自己紹介文を用意してください。(受講理由や目標など)
第2回
第2回目 衣食住に関するテーマ
・韓国の食文化紹介
・韓国の伝統衣装や住居に関する紹介
・衣食住に関する読解・作文練習
・実用会話やヒアリング練習
予習と復習
・韓国の衣食住に関する資料を調べる
・授業中に渡されたプリントの読解
第3回
第3回目 旅行・観光に関するテーマ
・韓国の地図紹介
・韓国の観光地紹介
・旅行・観光に関する読解・作文練習
・実用会話やヒアリング練習

予習と復習
・韓国の地図と観光地ーソウル、釜山、済州島、慶州などの名所を調べる
第4回
第4回目 旅行・観光に関する調査発表
・韓国の観光地ーソウル、釜山、済州島、慶州などの名所と、その魅力を発表
(発表内容ー訪問したい都市、交通手段、宿泊施設、地元のグルメやレストラン、主要観光地やアクティビティなど)
・ディスカッション:他のチームは質問をしたり、追加提案をして会話を広げる。
チームで発表準備
・韓国の観光地ーソウル、釜山、済州島、慶州などの名所を調べる
・思い出のある場所紹介
・行きたい所やしたい事など旅行計画を立てる:各チームで旅行スケジュールを作成
第5回
第5回目 文化・芸術に関するテーマ
・キムジャン文化紹介
・伝統音楽アリランについての紹介
・K-POPアーティストの紹介やK-POP文化について話す
・日韓の文化の違いをテーマにディスカッションを行う
・実用会話やヒアリング練習
予習と復習
・韓国文化・芸術について調べる
・授業中に渡されたプリントの読解
第6回
第6回目 特講
・新聞記事や絵本読み、翻訳練習
・TOPIK試験の対策(模擬試験やフィードバックを行う)
・実用会話やヒアリング練習
予習と復習
・TOPIK試験勉強
・授業中に渡されたプリントの読解や作文練習
第7回
第7回目 祝日と記念日に関するテーマ
・韓国の祝日と記念日の紹介
・日韓の祝日と記念日の比較
・祝日と記念日に関する読解・作文練習
・実用会話やヒアリング練習

予習と復習
・日韓の祝日と記念日を調べる
・授業中に渡されたプリントの読解や作文練習
第8回
第8回目 学習体験に関するテーマ
・韓国語学習のコツや使えるツールについて共有
・韓国での留学体験紹介
・韓国語学習(文法や発音、表現方法の違いなど)をテーマでディスカッションを行う
・実用会話やヒアリング練習



予習と復習
・韓国語学習についての紹介の準備
・授業中に渡されたプリントの読解や作文練習
第9回
第9回目 趣味活動に関するテーマ
・様々な趣味活動の紹介
・韓国と日本の世代別による好まれる趣味の違い
・趣味に関するテーマでディスカッションを行う
・実用会話やヒアリング練習
予習と復習
・趣味について調べる
・授業中に渡されたプリントの読解や作文練習
第10回
第10回目 歴史・社会に関するテーマ
・韓国の伝統的な建築物:宮殿(例: 景福宮)の歴史的背景とその美しさを紹介
・韓国の現代社会問題の紹介(少子化、高齢化、環境問題など)
・実用会話やヒアリング練習
予習と復習
・韓国歴史や社会について調べる
・授業中に渡されたプリントの読解や作文練習
第11回
第11回目 韓国文学作品に関するテーマ(詩)
・韓国文学作品の紹介
・韓国の詩の内容や意味の説明
・実用会話やヒアリング練習

予習と復習
・韓国の詩の内容理解
・授業中に渡されたプリントの読解や作文練習
第12回
第12回目 韓国文学作品に関するテーマ(小説)
・韓国文学作品の紹介
・韓国の小説の内容や意味の説明
・実用会話やヒアリング練習
予習と復習
・韓国の小説の内容理解
・授業中に渡されたプリントの読解や作文練習
第13回
第13回目 特講
・文学作品や映画シナリオ読み、翻訳練習
・TOPIK試験の対策(模擬試験やフィードバックを行う)
・実用会話やヒアリング練習
予習と復習
・TOPIK試験勉強
・授業中に渡されたプリントの読解や作文練習
第14回
第14回目 TOPIK試験の対策
・TOPIK試験の問題演習
(模擬試験やフィードバックを行う)
・実用会話やヒアリング練習
予習と復習
・TOPIK試験勉強
・授業中に渡されたプリントの読解や作文練習

第15回
第15回目 TOPIK試験の対策
・TOPIK試験の問題演習(模擬試験やフィードバックを行う)
・実用会話やヒアリング練習
・前期期末ミニテスト(作文)の対策
予習と復習
・TOPIK試験勉強
・授業中に渡されたプリントの読解や作文練習
第16回
第16回目 前期期末ミニテスト(作文)
・作文ミニテストを行う
・実用会話やヒアリング練習
・復習やテストの答え合わせ
予習・復習
・授業は配布する資料を中心に進める。授業前にシラバスに該当するテーマについて予習し、授業後は学んだところを復習して宿題を提出する。目安として予習60分、復習60分ほど必要とする。
*授業の展開によっては変更の可能性があります。変更の場合には随時お知らせします。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
・授業参加度(出席状況・課題の提出状況・作文のミニテスト・授業態度や発表等を含む平常点)50%
・達成度を測る試験(期末レポート)50%

8.参考図書・文献
세종학당 실용 한국어4
공동집필
하우
9784255556130

9.履修上の注意
(1)本講義の受講資格は、基本的に韓国語Ⅰを受講したか入門の韓国語学習経験がある人に限る。
(2)講義15回中、6回以上欠席した場合には、単位取得は不可とする。遅刻や早退は2回で1回欠席扱いとする。欠席理由書を提出した場合には、その限りではない。また、受講に際して心配や不安なことがある場合は、必ず2 回目の授業までに相談して下さい。事情によっては、何らかの特別な配慮を行う場合があります。

【欠席届の提出について】
・「欠席届」はあくまで欠席の理由を伝えるツールの一つです。特別な事情による「欠席届」の提出が必要ですが、その以外には必要ではありません。

【特別な事情による一時的な遠隔授業の対応について】
・特別な事情による遠隔授業の対応はしますが、その以外は対応できません。また、前日までの申し出が必要になります。当日は対応できません。(Zoom使用)

【自然災害を含む災害時での対面授業の取りやめの対応について】
・遠隔授業を実施しますので、対面授業が中止になった当日は、必ずLMSを確認して下さい。

【ノートパソコンの使用について】
・Web 上で講義資料の提示や課題提出など授業中ICT 技術を活用する予定もありますので、お知らせのある場合はノートパソコンを必ず持参して下さい。