シラバス情報

科目名
公衆栄養学実習 (火曜Ⅰ・Ⅱ校時)
開講年度学期
2025年度後期
配当学年
3年
ナンバリング
単位
1単位
時間
火曜Ⅰ・Ⅱ校時(9:30〜11:55)
教室
栄養教育実習室
教科書
公衆栄養学Ⅰで使用した教科書

1.担当教員
担当教員
佐々木 裕子
研究室
佐々木 裕子 (1号館6階173室)
オフィスアワー

2.授業の目的
(1)授業の目的
保健所および市町村保健センターにおいて、管理栄養士が果たす役割を理解し、実践活動の現場で課題発見、解決を通して、栄養評価・判定に基づく適切なマネジメントを行う。実際に、地域住民を対象とした「健康・栄養教室」等の企画、広報、実施、評価、フィードバック等の一連のプロセスを習得する。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
① 適切なマネジメントを行うために必要とされる専門的知識および技術の統合化を図る。
② 行政の管理栄養士として具備すべき知識を習得した上で、実際の現場で課題解決できるようになる。
③  行政の管理栄養士としての技能(コミニュケーション能力)を修得する。
  地域の関係機関の育成・支援のプロセスを説明できる。
  保健所、保健センターの役割・業務の概要と両者の関係を説明できる。
  地域住民の健康、福祉等に関わる業務内容とその主な役割を説明できる。
④ データから地域の課題を分析できるようになる。
健康栄養学科DP「4.健康や食に関する多種の専門分野から得意の分野を併せ持った管理栄養士としての自覚を持つことができる。」に基づき、特に管理栄養士としてのコミュニケーション能力の獲得を目指す科目である。
※各学科各学年のディプロマ・ポリシー/カリキュラム・マップはUNIPAのリンクからご確認ください。

3.授業の概要
この科目は、行政栄養士の実務経験を持つ教員による実習である。
県保健所、仙台市保健所、市町村保健センターで行われる行政栄養士の業務を体験し、実践力を身につける。
データからみやぎの健康課題を分析できるようになる。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
グループごとに違う課題を毎回課している。アクティブラーニングを行う。
テーマにそって各自話し合いを行うことで、コミュニケーション能力のトレーニングとする。
決められた期日までに課題を提出する。
(2)授業の受け方
グループによる課題に取り組むこと、役割をそれぞれに分担するのではんく、なんでも話し合って決めること。
他のグループに質問すること、適切な評価ができることを基本とします。
(3)復習の仕方

5.受講にあたってのルール
臨地実習Ⅰ〜Ⅲなどで欠席の場合は、補講に参加する事をもって代用することができる。
教員が認めた場合、他のクラスで受講することも可能である。遠隔授業は行わず、基本は対面授業とする。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
9月30日 オリエンテーション・グループの確認
母子保健の課題準備
つわりや貧血について調べる
第2回
10月7日 マタニティ教室(つわりの食事・貧血の食事)の実施
事前準備をしっかりする
第3回
10月14日 離乳食教室(開始時〜1回食・2回食)の実施
乳児期の食事について復習する。
第4回
10月28日 母子保健の準備
乳児期の食事について復習する。
子どもの肥満や虫歯について要因分析をする。
第5回
11月4日 産婦人科医師による特別講義
母子保健について考察する。
東北大学病院産婦人科医師
第6回
11月25日 乳幼児健診(1歳半・3歳半の食事)の実施
宮城県のデータから、子どもの健康課題を分析する。
第7回
12月2日 歯科健診(歯磨き・虫歯予防教室)の実施
子どもの虫歯の要因を考える。
第8回
12月9日 成人保健の準備
成人(働き盛り世代)における健康課題を分析する。
第9回
12月16日 生活習慣病予防(メタボリックシンドローム)教室の実施
メタボリックシンドロームの成因や生活環境を考える。
第10回
12月23日 高血圧教室(予防と減塩)の実施
高血圧の成因を復習する。
第11回
1月6日 成人保健の準備
血液検査の正常値を復習する。
第12回
1月13日 脂質異常症教室(高中性脂肪・高コレステロール)の実施
脂質の異常ついて理解する。
第13回
1月20日 糖尿病教室(予防と予備軍)の実施
糖尿病になりやすい食習慣を分析する。
第14回
補講期間 高齢者保健の準備
データから、高齢者の健康課題を分析する。
第15回
補講期間 骨粗しょう症予防教室 フレイル予防
第16回
予習・復習

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
・実習のため試験は行わない。管理栄養士の指定科目である。
・実習中の欠席・遅刻・早退は、原則として認められないが、体調不良や実習の場合は補講を受けることができる。

8.参考図書・文献

9.履修上の注意
・公衆栄養学実習の単位を修得していることが、4年次の臨地実習受講の条件となるので、必ず受講する事。
・特別な配慮を要する学生は要相談。