到達目標 ①微生物学の基礎(歴史、分類、特徴)を理解する。 ②微生物学の制御方法(滅菌と消毒等)を理解する。 ③有用微生物の活用を理解する。 ④病原微生物による感染症を理解する。 ⑤異物に対する生体防御メカニズム(免疫とアレルギー)を理解する。 ⑥腸内細菌叢とプロバイオティクスを理解する。 ディプロマ・ポリシーとの関連 微生物はあらゆる生活環境に存在するが,生残と増殖に適した条件を必要とするため,その種類は環境ごとに様々である。各種食品や原材料等も好適環境の一つであり,病原微生物と有用微生物が混在する。また,ほ乳類を維持母体とする病原微生物は多く,従来と異なる変異型が出現した際には人の健康に甚大な被害をもたらす。これらの被害を防止するために種々の微生物制御方法が活用されており,未知なる微生物の存在を迅速に推定するための遺伝子技術も次々に開発されている。また、微生物学や遺伝子工学を応用したバイオテクノロジーは、第5次産業革命とも呼ばれ、毎年のようにノーベル賞受賞者を輩出するもっとも研究が盛んな学問分野である。 本科目は、健康栄養学科のディプロマ・ポリシー2<専門的知識と技術>「健康や食に関する多種の専門分野から得意分野を併せ持った管理栄養士としての自覚を持つことができる。」の達成を目指す科目である。
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