シラバス情報

科目名
トラベル実務
開講年度学期
2025年度前期
配当学年
2年
ナンバリング
単位
2単位
時間
火曜日 13:00〜14:30
教室
教科書
『旅程管理研修ー海外実務・語学・国際運送約款』株式会社JTB総合研究所

1.担当教員
担当教員
髙橋 久美子
研究室
非常勤講師室
オフィスアワー
火曜日 12:30〜13:00、16:10〜16:40

2.授業の目的
(1)授業の目的
グローバル・オンライン・多様化が進み、個人で直ぐに国内・海外旅行が楽しめる時代です。
一方、旅行代理店が販売する、団体企画旅行にも大きな魅力があり、アフターコロナの現代ではその売れ行きが好調です。
その団体企画旅行に同行する添乗員には、「旅程管理主任者」の資格取得が必要です。海外旅行の予約から、旅行を楽しんだ後の帰国後の対応までの一連の業務内容を学び、資格取得に向けた基礎知識の体得を目指します。
また、多様化する旅行者ニーズを踏まえた「海外旅行ツアー」を組み立てるスキルを身に付け、枠にとらわれない独創性と多様性を重視した、新たな価値創造への挑戦を目的とします。

(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
①旅程管理業務を理解する。
〈GS DP2③、GS DP3②〉
②旅程管理主任者資格を取得する。
〈GS DP2③〉
③「海外旅行ツアー」の組み立て、そのプレゼンテーションの実施から、枠にとらわれない新たな価値創造に挑戦する。
〈GS DP4①〉
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
2025年度版DP【https://drive.google.com/file/d/1ILxl3LLuFvjYjb2-vAQtQ3KVYPA2AHEF/view?usp=sharing】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
2025年度版カリキュラムマップ【https://drive.google.com/file/d/1fwNzovxKgLy1OA-V682iU3G5pWAc99Sw/view?usp=sharing】

3.授業の概要
旅程管理主任者資格は、国内添乗向けの「国内旅程管理主任者」と国内・海外添乗向けの「総合旅程管理主任者」の2種類がありますが、授業では海外添乗業務を主に学びます。
国内大手航空会社で12年間、国際線の客室乗務員、並びに、インストラクター経験があり、加えて、ホテルマンとしての経験もある教員の経験談を随所に交えて、教科書には載っていない実例を踏まえた講義を学べる内容です。
授業で業務知識を得れば、スマートな空港内移動やトラブル対応も迅速にできるようになり、皆さんの今後の旅行がより洗練されたものになります。
航空業界・旅行業界・観光業界への進路を考えている方には、今後の進路へのイメージ化にも役立ちます。

この科目は一般企業で実務経験のある教員による授業です。
後半回では、企業等の実際のデーターを用いた現状分析、課題の出題、プレゼンテーションの実施があります。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
『6.授業計画と「予習・復習」の内容および必要な時間』に沿って授業を進めていきますので、次回授業の該当箇所をあらかじめ読んできてください。
(2)授業の受け方
教科書を主に進めていきますが、担当教員の経験談を盛り込んで内容を進めていきますので、積極的にメモを取ってください。
また、授業で最も重要視することは、「主体性」と「応用力」です。
疑問点はその都度解決するための質問をし、討議・討論に励んでください。
(3)復習の仕方
知識を身につけるためには授業内容の復習が欠かせません。
旅程管理主任者資格取得だけでなく、今後プライベートで海外旅行をする際にも役立つ授業ですので、復習習慣をつけ、知識を身につけてください。

5.受講にあたってのルール
(1)授業を妨げる行為は一切認めません。著しい場合は退室をしてもらいます。(居眠りを含む)
(2)携帯電話は「マナーモード」など、受信音がならない設定に切り替えてください。
(3)遅刻・早退の場合は、事前に担当教員に許可を取っておき、静かに入退室してください。事前に許可を取れなかった場合は、入退室時に事情説明をしてください。
(4)出席率は成績評価の対象です。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
オリエンテーション〜授業の目的・授業の進め方・授業中のスタンスなど〜
添乗員の役割
海外旅程管理(テキスト)
第2回
国際運送約款(テキスト)
第3回
添乗実務〜出発前の準備・日本出発①〜(テキスト)
第4回
添乗実務〜日本出発②・外国への飛行・外国到着〜(テキスト)
第5回
添乗実務〜市内への移動・ホテル到着・食事〜(テキスト)
第6回
添乗実務〜観光・自由行動・買い物・ホテル出発〜(テキスト)
第7回
添乗実務〜日本帰国〜(テキスト)
第8回
前半確認テスト・振り返り
第1回〜第7回までの内容を十分に復習してきてください。
「海外旅程管理」〜「添乗実務」に関する確認テストを実施します。
評価には反映されませんが、第16回目に実施する前期試験での点数獲得に役立つ内容を予定しています。
第9回
事故・病気・トラブル(テキスト)
第10回
関係機関の基礎知識(テキスト)
第11回
各国の基本情報・地理(1)
第12回
【課題】ツアー分析(解説・準備)
成績評価に該当する【課題】に関する説明を行います。(目的・やり方・成績配分・欠席時の取り扱いなど)
残り時間は、グループに分かれ、課題準備を行います。
第13回
【課題】ツアー分析(準備)
準備には資料作成も含まれます。
資料作成に必要なアプリ等は、事前にDLを済ませておくこと。
第14回
【課題】ツアー分析発表
内容・役割分担の公平性・プレゼンテーションスキルを総合的に判断し、評価します。
配布資料がある場合は、前日の13:00までにメールにて資料をご送付ください。
第15回
前期試験
第16回
前期試験返却
予習・復習

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
(1)テスト(60%)・・・筆記試験を行います。1週間後に返却するとともに正答も公表します。また履修過程で適宜ミニテストも行う予定ですが、成績評価の対象ではありません。
〈到達目標①、到達目標②〉
(2)課題(20%)・・・第12回目〜第14回目の授業では課題に取り組んで頂きます。課題への取り組む姿勢(主体性)と内容、プレゼンテーションスキルを総合的に判断し、評価します。
〈到達目標①、到達目標③〉
(3)授業への参加(20%)・・・全16回の出席率を20%、評価に加算します。ただし、出席していても、居眠り等の「マナー違反」が著しい場合は、減点評価致します。
※試験実施回の前週(第14回)までに7割以上の出席がない場合、試験の受験を認めません。


8.参考図書・文献

9.履修上の注意
(1) 授業参加に関し、特別な事情がある場合や心配な点がある場合は、第2回目の授業までに必ず担当教員まで相談してください。出席、試験、課題対応など状況に応じて特別な配慮をする場合があります。履修の途中で特別な事情が生じた場合も、早急に担当教員まで連絡してください。
(2)自然災害(台風、大雪等による交通機関に影響がでた場合)による対面授業の中止の場合は、遠隔授業を実施します。対面授業が中止になった当日は、必ず UNIPA を確認してください。授業内容によっては休講とし、補講を行う場合もあります。

【出欠に関する注意事項】
・出席していても居眠り等の行為がある場合は「欠席」とみなします。
・就職活動や校外活動等、やむを得ない事情により出席回数が足りない場合は、別課題の提出等により総合的に内容と状況を判断し、前期試験の参加を認める場合があります。
・欠席する場合は、当日の正午(12:00pm)までにメールにてお知らせ願います。また、事前に欠席予定がわかる場合は、直接講師までお知らせください。
・欠席後は必ず「欠席届」を提出すること。(理由にかかわらず)