シラバス情報

科目名
哲学(東洋哲学を含む)
開講年度学期
2025年度前期
配当学年
1年
ナンバリング
単位
2単位
時間
金曜5校時(16:20〜17:50 )
教室
122教室
教科書
ワードマップ 現代形而上学

1.担当教員
担当教員
宮田 勇生
研究室
非常勤講師室
オフィスアワー

2.授業の目的
(1)授業の目的
近現代の哲学における諸問題と、その歴史的な流れを理解することを目的とします。近代以降の哲学における懐疑論、人格の同一性、時間といったトピックをめぐる問題の内実と歴史的な発展の理解を目指します。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
①哲学の諸問題に触れることで、人間の生についての深い知見を得る
〈学部DP2①〉
②哲学の歴史的な発展を概観することで、哲学的な問題をその歴史・文化的な背景の中に位置づけて理解する
〈学部DP2②〉
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
2025年度版DP【https://drive.google.com/file/d/1ILxl3LLuFvjYjb2-vAQtQ3KVYPA2AHEF/view?usp=sharing】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
2025年度版カリキュラムマップ【https://drive.google.com/file/d/1fwNzovxKgLy1OA-V682iU3G5pWAc99Sw/view?usp=sharing】

3.授業の概要
哲学における諸問題とその歴史的な流れを理解するために、人格の同一性、懐疑論、時間といったトピックについての理解を深めながら、その歴史的な発展とともに概観します。近代哲学の嚆矢となったフランスの哲学者ルネ・デカルト(1596−1650)の思想は、数百年経った現代の私たちにとってもアクチュアリティを持つ様々な論点を含んでいます。とりわけ本講義で扱う三つの問題(人格の同一性、懐疑論、時間)には、私たちが日常生活を送る上でも切り離すことのできない根本的な意義があります。たとえば、「昨日の自分と今日の自分は同じ人物なのか」、「目の前の机は本当に存在しているのか」、「過去や未来はどこにあるのか」といった問題です。このような、生活の基礎や前提を成しているために逆に気がつかないような問題を取り上げるのが、哲学という学問です。本講義を通して、日常の根本へと目をむける新たな視座を獲得していただれば良いと思います。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
特に予習は必要ありません。必要な場合には、教科書や配布するスライドの該当箇所を次回までに読んでくるように指示します。
(2)授業の受け方
主にスライドを配布し、それをもとに授業を進めます。また適宜教科書を参照します。
(3)復習の仕方
授業で参照したスライドや教科書の内容についてわからない点や気になる点があれば、自分なりに考えをまとめて教員に質問してください。

5.受講にあたってのルール
(1)授業中の私語は謹んでください。
(2)出席をとり、成績評価に反映します。
(3)学期末に一度テストを行います。不正行為については厳正に対処します。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
イントロ:近代哲学の諸問題。ルネ・デカルト
4月11日
第2回
人格の同一性:人格の同一性とは何か
4月18日
第3回
人格の同一性:ジョン・ロック、デイヴィッド・ヒューム
4月25日
第4回
人格の同一性:トマス・リード、イマヌエル・カント
5月2日
第5回
人格の同一性:ウィリアム・ジェームズ、エルンスト・マッハ、フリードリヒ・ニーチェ
5月16日
第6回
懐疑論:懐疑論とは何か
5月23日
第7回
懐疑論:デイヴィッド・ヒューム
5月30日
第8回
懐疑論:ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタイン、ソール・クリプキ
6月6日
第9回
懐疑論:大森荘蔵、柄谷行人
6月13日
第10回
時間:時間とは何か
6月20日
第11回
時間:ルネ・デカルト、イマヌエル・カント
6月27日
第12回
時間:フランツ・ブレンターノ、エドムント・フッサール
7月4日
第13回
時間:エドムント・フッサール
7月11日
第14回
時間:時間論の根本問題
7月18日
第15回
講義のまとめ
7月25日
第16回
テスト
8月1日
予習・復習
配布したスライドや教科書の該当箇所をよく読んで復習してください。各1時間程度が目安となります

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
(1)出席(40%)
〈到達目標①、到達目標②〉
(2)期末テスト(60%):講義全体の内容について筆記テストを行います。
〈到達目標①、到達目標②〉

8.参考図書・文献

9.履修上の注意