シラバス情報

科目名
社会保障Ⅰ
開講年度学期
2025年度前期
配当学年
2年
ナンバリング
単位
2.00単位
時間
水曜日 2限目(10:40〜12:10)
教室
521教室
教科書
『最新・社会福祉士養成講座、精神保健福祉士養成講座7社会保障』(一般社団法人日本ソーシャルワーク教育学校連盟編、中央法規出版)

1.担当教員
担当教員
郡山 昌明
研究室
5号館4階
オフィスアワー
火曜日 2限目(10:40〜12:10)

2.授業の目的
(1)授業の目的
①社会保障の概念や対象及びその理念について、社会保障制度の展開過程も含めて理解する。
②現代社会における社会保障制度の役割と意義、取り組むべき課題について理解する。
③社会保障制度の財政について理解する。
④公的保険制度と民間保険制度の関係について理解する。
⑤社会保障制度の体系と概要について理解する。
⑥諸外国における社会保障制度の概要について理解する。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
①人口動態の変化を始めとした社会保障制度を取り巻く社会経済情勢を理解する。
〈心福DP1①〉〈心福DP6①〉〈心福DP7①〉
②社会保障の理念や機能を理解し、そのうえで、社会保障の構造や財源と費用等についても理解する。
〈心福DP1①〉〈心福DP6①〉〈心福DP7①〉
③歴史的経緯を踏まえたうえで、現代の社会保障における課題が説明できる。
〈心福DP1①〉〈心福DP6①〉〈心福DP7①〉
④諸外国における社会保障制度の概要について理解する。
〈心福DP1①〉〈心福DP6①〉〈心福DP7①〉
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
2025年度版DP【https://drive.google.com/file/d/1ILxl3LLuFvjYjb2-vAQtQ3KVYPA2AHEF/view?usp=sharing】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
2025年度版カリキュラムマップ【https://drive.google.com/file/d/1fwNzovxKgLy1OA-V682iU3G5pWAc99Sw/view?usp=sharing】

3.授業の概要
 本科目は、社会福祉士並びに精神保健福祉士国家試験受験資格取得のための指定科目である。
 相談援助等の仕事を円滑かつ適切に進めていくうえで、社会保障に関する知識をきちんと仕事に必要な道具として身につけておくことが、ソーシャルワーカーには求められる。ところが、今や社会保障の分野は極めて幅広く、制度が複雑であり、個別制度の改正も頻繁に行われており、なかなか理解することが難しい。しかし、保健・医療・福祉等のサービス関係者との間の連絡調整を円滑に進めていくためにも、これらの関係者が関係するそれぞれの社会保障制度を理解する必要がある。
 前期の講義は、社会保障制度の全体像をつかむための総論である。
 課した課題はUNIPA上で回収する。出席確認はUNIPAを基本とする。

*「実務経験がある教員」について
医療機関において相談業務にあたってきた経験がある

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
指定したテキストを使用して,授業を行う.「6.授業計画と予習・復習の内容および必要な時間」に沿って授業を展開していくので,表に記された教科書の対応する箇所を予め読んで授業に臨むこと.分からない語句や専門用語があれば,事前に調べて授業に臨んでください.授業なで課題(レポート)を課すことがあるので,その場合は,〆切時間厳守で提出を求める.
(2)授業の受け方
重要と思われる事項や疑問点が授業内に解決した場合や新たな疑問点が出た場合はノートに記載しておくことが必要.授業はPowerPointの内容については,紙による手元資料としてUNIPAもしくは印刷をして事前に配布する.「6.授業計画と予習・復習の内容および必要な時間」に沿って進めるが,その単元に関連した教員などの実践経験なども話ますので,それらの内容についてもノートなどに記載しておくとよい.授業なで質問などがあれば,積極的に質問すること.他の学生にとっても,知識に深みが増し有意義になる.
(3)復習の仕方
復習では,その日のうちに手元資料をもとにノートにまとめ,不明な点や疑問店を調べて加筆しておくとよい.理解が曖昧だと,誤解して覚えたりまた相談支援に活かすことができないので,しっかりと復習して知識として獲得することが必要である.社会福祉士・精神保健福祉士の資格に関係するものであるので,テキストのみの学習ではなく,参考資料(大学図書館にある蔵書や厚生労働省等のホームページなど)も活用しながら知識の整理をすること.

5.受講にあたってのルール
(1)受講時の基本姿勢
受講時は、私語を慎み、居眠り等は行わないようにしましょう。また、授業中は、携帯をカバンしまって授業に参加してください。
(2)遅刻・欠席、早退の扱い
授業は、全体の2/3以上の出席が必要です。授業開始20分を過ぎての入室は欠席とみなします。また、欠席や遅刻・早退することが予めわかっている場合は、事前に連絡を入れるようにしてください。
(3)出席の確認
クリッカーを使用することがあります。
(4)課題等の提出物について
指定された日時までに提出をしてください。未提出の場合は、受理しないことがあります。
(5)試験時の不正行為の扱い
カンニング等の不正行為を行った場合は、試験を無効とし再履修とします。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
・オリエンテーション
・現代社会と社会保障(人口動態の変化)
第1章第1節を読んで臨むこと
第2回
・現代社会と社会保障(経済環境の変化)
第1章第2節を読んで臨むこと
第3回
現代社会と社会保障(労働環境の変化)
第1章第3節を読んで臨むこと
第4回
社会保障の概念や対象およびその理念(社会保障の概念と範囲及び社会保障の役割と意義)
第2章第1節・第2節を読んで臨むこと
第5回
社会保障の概念や対象およびその理念(社会保障の理念及び社会保障の対象)
第2章第3節・第4節を読んで臨むこと
第6回
社会保障の概念や対象およびその理念(社会保障制度の展開)
第2章第5節を読んで臨むこと
第7回
社会保障の概念や対象およびその理念(日本の社会保障の展開)
第2章第5節を読んで臨むこと
小テスト(1回目)
第8回
社会保障の財政(社会保障の財政と社会保障給付費・内訳・動向)
第3章第1節・第2節を読んで臨むこと
第9回
社会保障の財政(国民負担率と社会保障と経済) ①
第3章第3節・第4節を読んで臨むこと
第10回
社会保障の財政(国民負担率と社会保障と経済) ②
第3章第4節を読んで臨むこと
第11回
社会保険・社会扶助・民間保険の関係(保険と扶助の考え方)
第4章第1節を読んで臨むこと
第12回
社会保険・社会扶助・民間保険の関係(社会保険と扶助の考え方)
第4章第2節を読んで臨むこと
第13回
社会保険・社会扶助・民間保険の関係(社会保険と民間保険の現状)①
第4章第3節を読んで臨むこと
第14回
社会保険・社会扶助・民間保険の関係(社会保険と民間保険の現状)②
第4章第3節を読んで臨むこと
小テスト(2回目)
第15回
まとめ
第16回
予習・復習
 授業前には教科書の該当箇所を予習し適宜課題にも取り組み、授業後には授業内容と併せて自身の講義ノートにまとめるなどして復習すること。
 目安の時間として、授業1コマにつき、予習120分、復習120分が必要。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
(1)出席(30%)...2/3以上の出席が必要である.
<到達目標>①②③④⑤
(2)試験(70%)
<到達目標>①②③④⑤

8.参考図書・文献

9.履修上の注意
・ ICT 活用教育については,  原則として講義資料の印刷物は配布しない(ペーパーレスである)
・特別な配慮を要する学生は,大学に申し出て認められた場合は,相談しながら授業を進めることとする.
・遠隔授業については,大学のBCP及び自然災害,特別な配慮を要すると大学から認められた場合に可能な範囲で実施する.
 zoomを使用した遠隔授業等の対応を可能な限りとりますので、対面授業実施が中止になった当日は、授業開始時刻までにはUNIPAを確認すること.
・対面授業が中止となった場合,授業の方法や補講については,必ず大学HPやUNIPAにて確認してください.