シラバス情報

科目名
障害者・障害児心理学
開講年度学期
2025年度前期
配当学年
3年
ナンバリング
単位
2.00単位
時間
金曜日Ⅱ時限(10:40〜12:10)
教室
教科書
教科書購入は必要ありません。
当日配布する資料を基に講義を行います。


1.担当教員
担当教員
金 彦志
研究室
オフィスアワー

2.授業の目的
(1)授業の目的
障害に関する定義や制度などの基礎知識を踏まえた上で、障害児・障害者が抱える心理的・社会的困難の実際などについて理解することを目的とします。
また、障害児・障害者を支援するに必要な教育的支援と心理的援助の方法を講義と実践を通して学びます。
この授業はディスカッションやグループワークを交えて進めます。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
①歴史的経緯から障害の理念や概念を理解する。
子教DP1① 子教DP2① 子教DP5① 子教DP6① 心福DP1①
②障害者・児の行動や心理を理解する。
子教DP2① 子教DP6① 心福DP4① 心福DP4②
⓷障害の特性と支援方法について基礎的な知識を持つ。
子教DP2① 子教DP4② 子教DP6① 子教DP8② 心福DP3① 心福DP4①
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
2025年度版DP【https://drive.google.com/file/d/1ILxl3LLuFvjYjb2-vAQtQ3KVYPA2AHEF/view?usp=sharing】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
2025年度版カリキュラムマップ【https://drive.google.com/file/d/1fwNzovxKgLy1OA-V682iU3G5pWAc99Sw/view?usp=sharing】

3.授業の概要
①障害の理念、歴史的経緯について学ぶ
②障害の特性と心理的な困難について考える
③障害児を支援するための教育的制度や支援について学ぶ
④障害児・者を支援するために必要な心理的援助方法について学ぶ
⑤社会の変化と障害児・者の心理学について考える
*この授業はアクティブラーニングを取り入れ、ディスカッション、ディベート、グループワークや発表を行います。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
講義予定のテーマに関連する専門用語と関連事項について、あらかじめ関連図書や資料を読んでください。予習中意見や質問があれば、事前に提出してください。
予習時間は、週90分程度を目標にしてください。

(2)授業の受け方
授業は、当日配布する資料や補足資料を参考に進めていきます(PPT使用)。
資料に教員が説明する内容をメモしながら、まとめる必要があります。
授業中、一つのテーマについて考えたり、グループで話しする場合があります。
積極的に自分の意見を述べ、考えを深めるトレーニングをします。
(3)復習の仕方
講義中提示した資料・課題について次回までに週90分復習し、要点をノートにまとめてください。
そこから、新たな課題を設定し、主体的に判断し、答えを見つける取り組みをします。
分からないことや疑問点については、メールを通して教員に質問してください。

5.受講にあたってのルール
原則して、授業の3分の1以上欠席した場合は、試験を受けることができません。
遅刻・欠席・早退の扱いは、大学の規程に従って対処します。
遅刻・欠席の場合は、できるだけ事前に担当教員に連絡してください。
授業計画は、やむを得ない事情により、一部変更することがあります。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
オリエンテーション、障害の定義(ICFを中心に)
第2回
乳幼児期の発達と乳幼児における障害、その支援 事例検討
テーマに関連する図書、資料などの調べや学習
第3回
愛着障害の理解と心理的支援
テーマに関連する図書、資料などの調べや学習
第4回
肢体不自由児・者の理解と心理的支援
テーマに関連する図書、資料などの調べや学習
第5回
視覚障害児・者の理解と心理的支援
テーマに関連する図書、資料などの調べや学習
第6回
聴覚障害児・者の理解と心理的支援
テーマに関連する図書、資料などの調べや学習
第7回
知的障害児・者の理解と心理的支援 
テーマに関連する図書、資料などの調べや学習
第8回
発達障害児・者の理解と心理的支援(自閉症) 
テーマに関連する図書、資料などの調べや学習
中間レポート提示
第9回
発達障害児・者の理解と心理的支援(ADHD) 
テーマに関連する図書、資料などの調べや学習
第10回
発達障害児・者の理解と心理的支援(LD)
テーマに関連する図書、資料などの調べや学習
第11回
障害児・者の心理療法と指導方法①(SST)
テーマに関連する図書、資料などの調べや学習
第12回
障害児・者の心理療法と指導方法②(TEACCH)
テーマに関連する図書、資料などの調べや学習
第13回
障害児・者の心理療法と指導方法③(行動分析・行動療法)
テーマに関連する図書、資料などの調べや学習
第14回
インクルーシブの考え方と合理的配慮
テーマに関連する図書、資料などの調べや学習
第15回
全体のまとめと授業内テスト
期末テスト実施
第16回
予習・復習

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
1.平常点40%(授業中でのトピック発表、授業中作成するワークの内容、出席状況など)
 到達目標② 到達目標⓷
2.レポート30%  到達目標②、到達目標⓷
3.テスト30%   到達目標①、到達目標②
4.授業中作成する課題(個人ワークやグループワーク)について翌週の授業でフィードバック及び解説  
5.課題はルーブリックを参考にし評価する。

8.参考図書・文献
障害児・者心理学特論
大六 一志
放送大学教育振興会

9.履修上の注意
欠席届は、提出してください。