シラバス情報

科目名
貧困に対する支援
開講年度学期
2025年度後期
配当学年
2年
ナンバリング
単位
2.00単位
時間
金曜日4時限(14:40〜16:10)
教室
教科書
『最新・社会福祉士養成講座4貧困に対する支援』(一般社団法人日本ソーシャルワーク教育学校連盟編、中央法規出版)

1.担当教員
担当教員
南條 正人
研究室
非常勤講師室
オフィスアワー
金曜日14:00〜14:30

2.授業の目的
(1)授業の目的
①貧困や公的扶助の概念を踏まえ、貧困状態にある人の生活実態とこれを取り巻く社会環境について理解する。
②貧困の歴史と貧困観の変遷について理解する。
③貧困に係る法制度と支援の仕組みについて理解する。
④貧困による生活課題を踏まえ、社会福祉士としての適切な支援のあり方を理解する。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
①貧困や公的扶助の概念を踏まえ、貧困状態にある人の生活実態とこれを取り巻く社会環境について理解する。
〈心福DP1②〉〈心福DP3①〉〈心福DP6①〉〈心福DP7①〉
②貧困の歴史と貧困観の変遷について理解する。
〈心福DP1②〉〈心福DP3①〉〈心福DP6①〉〈心福DP7①〉
③貧困に係る法制度と支援の仕組みについて理解する。
〈心福DP1②〉〈心福DP3①〉〈心福DP6①〉〈心福DP7①〉
④貧困による生活課題を踏まえ、社会福祉士としての適切な支援のあり方を理解する。
〈心福DP1②〉〈心福DP3①〉〈心福DP6①〉〈心福DP7①〉
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
2025年度版DP【https://drive.google.com/file/d/1ILxl3LLuFvjYjb2-vAQtQ3KVYPA2AHEF/view?usp=sharing】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
2025年度版カリキュラムマップ【https://drive.google.com/file/d/1fwNzovxKgLy1OA-V682iU3G5pWAc99Sw/view?usp=sharing】

3.授業の概要
本科目は、社会福祉士国家試験受験資格取得のための指定科目である。
ソーシャルケースワークに必要な経済的資源として、生活保護を中心とした公的扶助を理解する。 


4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
授業前には教科書の該当箇所を予習し、適宜課題にも取り組むこと。
(2)授業の受け方
原則として、教科書の内容に沿った資料を配布し、それに基づいて講義を行う。自身の講義ノートにまとめること。
(3)復習の仕方
講義で使用した資料と教科書を確認し、まとめること。

5.受講にあたってのルール
常に、日常生活や身近な話題あるいは時事問題と関連づけながら学ぶこと。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
「貧困の概念」
絶対的貧困、相対的貧困、社会的排除、社会的孤立について
教科書 第1章・第2章
第2回
「公的扶助の意義と範囲」
公的扶助の意義(生存権、セーフティネット、ナショナルミニマム)、公的扶助の範囲(狭義、広義)について
教科書 第1章・第2章
第3回
「貧困状態にある人の生活実態」
貧困状態にある人の健康、居住、就労、教育、社会関係資本について
教科書 第2章
第4回
「貧困状態にある人を取り巻く社会環境」
経済構造の変化、家族、地域の変化、格差の拡大、社会的孤立について
教科書 第2章
第5回
「貧困の歴史」
貧困状態にある人に対する福祉の理念、人権の尊重、尊厳の保持・貧困、差別の解消について
教科書 第3章
第6回
「貧困観の変遷」
スティグマ、貧困の測定、貧困の発見について
教科書 第3章
第7回
「貧困に対する制度の発展過程」
救貧制度、生活保護法、ホームレス自立支援法、生活困窮者自立支援法について
教科書 第3章
第8回
「貧困に対する法制度(1)」
生活保護法の目的、原理原則について
教科書 第4章
第9回
「貧困に対する法制度(2)」
生活保護法の保護種類と内容および方法について
教科書 第4章
第10回
「貧困に対する法制度(3)」
生活保護法の被保護者の権利と義務、不服申し立てと訴訟について
教科書 第4章
第11回
「生活困窮者自立支援法」
生活困窮者自立支援法の理念と概要について
教科書 第5章
第12回
「低所得者対策」
生活福祉資金貸付制度、無料低額診療所などについて
教科書 第5章
第13回
「貧困に対する支援における関係機関と専門職の役割」
貧困に対する支援における公私の役割関係、国、都道府県、市町村の役割について
教科書 第6章
第14回
「関連する専門職等の役割」
精神保健福祉士、医師、保健師、看護師などの役割について
教科書 第6章
第15回
「社会福祉士の役割」
生活保護制度、生活保護施設における自立支援、就労支援などについて
教科書 第6章
第16回
予習・復習
教科書の内容に沿った資料を配布し、それに基づいて講義を行う。自身の講義ノートにまとめること。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
基本的に、試験100%としますが、授業の出席状況や授業内小テストも含め総体的に評価します。〈到達目標①〜④〉

8.参考図書・文献

9.履修上の注意
担当教員の諸事情、感染症や災害の発生等の非常時には、授業形態を対面からオンラインへ変更する場合があります。