シラバス情報

科目名
応用栄養学実習 (金曜Ⅲ・Ⅳ校時)
開講年度学期
2025年度前期
配当学年
3年
ナンバリング
単位
1.00単位
時間
Aクラス 金曜日Ⅲ・Ⅳ
教室
調理室
栄養教育実習室
教科書
これからの応用栄養学演習・実習ー栄養ケアプランと食事計画・供食(渡邊早苗・宮崎由子・吉野洋子 編集、朝倉書店)

1.担当教員
担当教員
中島 里美
研究室
1号館6階研究室
オフィスアワー
火曜日Ⅱ

2.授業の目的
(1)授業の目的
ライフステージごとの特性を理解し、効果的な栄養ケア・マネジメント技術を習得する。
対象者に合わせた献立作成の実習・演習を展開し、栄養管理の技術を習得する。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
①人の健康と栄養および疾病の成り立ちに関する専門知識と人間の食行動と食環境を把握しエビデンスに基づく基準に照らして、健康・栄養課題への支援や対策の実践的方法の基礎を身につけているに基づき、専門知識とスキルの獲得を目指している。2021年健栄DP1.2
②ヒューマニズムと倫理観を持って社会に貢献し、人々との信頼関係を築く素養を身につけ、健康や食に関する多種の専門分野からとくいの分野を併せ持った管理栄養士としての自覚を持つことができる。2021年健栄DP3.4
③ 妊娠期から特殊環境の特性を理解し、栄養ケア・マネジメントについて理解し、 対象者に合わせた献立作成の実習・演習を展開し、栄養管理の技術を習得する。
2021年健栄DP1.2.3.4
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
2025年度版DP【https://drive.google.com/file/d/1ILxl3LLuFvjYjb2-vAQtQ3KVYPA2AHEF/view?usp=sharing】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
2025年度版カリキュラムマップ【https://drive.google.com/file/d/1fwNzovxKgLy1OA-V682iU3G5pWAc99Sw/view?usp=sharing】

3.授業の概要
個人または集団の栄養状態を把握してその評価・判定をする「栄養アセスメント」の方法などを知り、人間の健康状態(身体面)と栄養状態(食生活面)を改善するための「栄養マネジメント」について方法と手順などを学ぶ。
次に、人間の胎児期から学童期に至るまで、成長に伴う身体的・精神的変化並びに栄養状態や食習慣などの変化について理解する。
実務経験のある教員による授業です。   

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
2年で学習した応用栄養学等の教科書を使用して予習が必要である。授業前に必ず該当する教科書等に目を通してくること。
(2)授業の受け方
講義・演習・実習を行うが、問題意識を持って受講すること。
詳細についてはオリエンテーションで説明する。
(3)復習の仕方
教科書及び参考書、配布プリント等でノートをまとめ、疑問点及び不明な点についても調べておくこと。

5.受講にあたってのルール
受講時は、私語を慎み指示した場合以外携帯電話は使用しない。
30分を超える遅刻は欠席扱いとし、遅刻2回で1回の欠席とみなす。
早退は欠席とみなす。
欠席した場合は「欠席届」を提出すること。
課題については、提出期限を厳守すること。
不正行為(カンニング等)があった場合は、単位を認めない(すなわち再履修となる)。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
4/11 オリエンテーション 応用栄養学実習について
   離乳食の進め方(DVD視聴)
【予習】応用栄養学の離乳期について復習しておく
【課題】離乳食(初期・中期・後期)の献立作成(〆切4/18授業前)
第2回
4/18 調乳実習と基本の離乳食調理、ベビーフードの試食
【予習】調理の手順を確認し、各班において役割分担、作業工程を決めておく。
【復習】調理実習のレポート課題
第3回
4/25 保育所給食の調理実習
【予習】調理の手順を確認し、各班において役割分担、作業工程を決めておく。
【復習】調理実習のレポート課題
  
【課題】保育所給食(未満児・以上児・おやつは手作り)の献立作成(〆切5/2)
第4回
5/2 献立作成指導(離乳食・保育所給食)
       1回目、3回目の献立課題の最終調整
▶献立作成のためパソコン持参
第5回
5/16 アレルギー対応の実際(ロールプレイング)
【予習】アレルギーについて勉強しておく
【課題】授業のレポート作成
第6回
5/23 学童期の調理実習(学校給食)
【予習】調理の手順を確認し、各班において役割分担、作業工程を決めておく。
【復習】調理実習のレポート作成
【課題】学校給食[6〜7歳、8〜9歳、10〜11歳]]の献立作成(〆切5/30授業前)
第7回
5/30 高齢期(1800kcal)の献立作成
【予習】調理の手順を確認し、各班において役割分担、作業工程を決めておく。
【復習】調理実習のレポート作成
【課題】高齢期[1800kcal]の献立作成(〆切6/13)
  
第8回
6/6 嚥下調整食の調理実習
  市販のソフト食の試食
  
【予習】嚥下調整食についてどのような形態が望ましいのかを応用栄養学のテキストで復習しておく
【復習】実習のレポート作成
第9回
6/13 献立作成指導(学童期・高齢期)
   6回目、7回目の献立課題の最終調整
   
▶献立作成のためパソコン持参
第10回
6/20 栄養ケアマネジメントの説明
   幼児期の栄養ケアマネジメントの課題提示
   幼児期のアセスメント資料作成
【課題】幼児期のアセスメント資料作成(次回授業までに完成させる)

 ▶栄養計算のためパソコン持参
第11回
6/27 ◆幼児期の栄養ケアマネジメント
   (課題で作成したアセスメント資料をもとに
   栄養ケアプランを作成)

   ◆学童期の栄養ケアマネジメントの課題提示
【課題】学童期のアセスメント資料作成(次回の授業までに完成させる)
第12回
7/4 ◆学童期の栄養ケアマネジメント
   (課題で作成したアセスメント資料をもとに
   栄養ケアプランを作成)

   ◆高齢期の栄養ケアマネジメントの課題提示
【課題】高齢期のアセスメント資料作成(次回の授業までに完成させる)
第13回
7/11 ◆高齢期の栄養ケアマネジメント
   (課題で作成したアセスメント資料をもとに
   栄養ケアプランを作成)
第14回
7/18 スポーツ選手の献立(3,500kcal)の調理実習
【復習】調理実習のレポート作成
第15回
7/25 妊娠期の献立の調理実習(葉酸強化・鉄分強化)
【復習】調理実習のレポート作成
第16回
予習・復習
教科書を使用して予習が必要である。授業前に必ず該当する教科書等に目を通して、疑問点をまとめてくること。
教科書及び参考書、配布プリント等でノートをまとめ、疑問点及び不明な点についても調べておくこと。
目安の時間として、授業1コマにつき予習120分、復習120分が必要。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
(1) 課題(献立作成)(60%)*課題・レポートは、提出期限を過ぎた場合は50%評価、未提出は評価しません。
(2) レポート(30%)
(3) 受講態度(10%)
(1)〜(3)を総合的に評価する
到達目標①〜③

8.参考図書・文献
応用栄養学 栄養マネジメント 演習・実習 第5版
竹中 優・土江節子
医歯薬出版株式会社
978-4-263-70753-1

9.履修上の注意
(1)管理栄養士国家試験受験資格取得に必要な規定科目となる。
(2)受講に際して、心配や不安なことがある場合は、必ず2回目の授業までに担当者に申し出てください。事情によっては、何らかの特別な配慮を行う場合があります。
(3)遠隔授業(リアルタイム型オンライン授業)について
①体調不良等(欠席)の申し出があっても、一時的な遠隔授業の対応はいたしませんので、「欠席」となります。
②自然災害等で交通機関に何らかの影響が出た場合、対面授業は中止となりますので、「遠隔授業で行うか」、「休講となるか」を必ずUNIPAで確認してください。休講となった場合は、補講期間に補講を行います。