シラバス情報

科目名
開講年度学期
2025年度前期
配当学年
ナンバリング
単位
0.00単位
時間
教室
教科書

1.担当教員
担当教員
石井 美和
研究室
非常勤講師室
オフィスアワー
8:30〜16:00

2.授業の目的
(1)授業の目的
この授業では、教職に就くために必要となる教育課程編成の基本的な原理およびその学習指導要領・幼稚園教育要領との関連を歴史的な視点を踏まえて理解するとともに、学校・幼稚園におけるカリキュラム・マネジメントの意義とあり方を理解し、教育課程・カリキュラムの編成と実践・評価のあり方について理解することを目的とします。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
①教育課程の基本的な編成原理について、基礎的な知識を持つ。
<子教DP1①、子教DP5①、健栄DP2③>
②学校教育において教育課程が有する役割・機能・意義を理解する。
<子教DP2①、子教DP6①、健栄DP2③、GSDP2③>
③学習指導要領の制度的位置づけを理解し、学習指導要領の改訂の変遷、改訂内容についてその社会的背景を含めて説明できる。
<子教DP2①、子教DP6①、健栄DP2③、GSDP1②>
④カリキュラム・マネジメントの意義や重要性を理解し、カリキュラムを創造する視点を持つ。
<子教DP4②、子教DP8②、健栄DP2③、健栄DP3①、GSDP1②、GSDP4①>
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
2025年度版DP【https://drive.google.com/file/d/1ILxl3LLuFvjYjb2-vAQtQ3KVYPA2AHEF/view?usp=sharing】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
2025年度版カリキュラムマップ【https://drive.google.com/file/d/1fwNzovxKgLy1OA-V682iU3G5pWAc99Sw/view?usp=sharing】

3.授業の概要
教育の計画である教育課程やカリキュラムを編成するためには、基盤となる理論や原理がいくつかあります。まず、カリキュラム編成の原理について学んだ後、それらの原理が実際の学校教育を支える学習指導要領にどのように反映されてきたのか、日本社会の歴史的な変遷と重ね合わせながら、学んでいきます。また、理論的・歴史的な学習をふまえて、具体的な授業計画や教育実践の立案・実践・評価のプロセスについてもアクティブ・ラーニングを取り入れ、体験的に学ぶことを予定しています。この授業での学びは、皆さんが受けてきた学校教育が、どのような理論や社会的背景によって形作られてきたのかを学ぶものです。教職に必要な知識を身につけるだけでなく、自分自身の経験を新たな視点から振り返ることで、教育や社会についての視野を広げ、柔軟な問題解決能力を身につけることにつながることを目指しています。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
授業のテーマに合わせ、教育に関するニュースや新聞記事を読み、現代の教育の課題について調べてください。
(2)授業の受け方
授業はPower Pointのスライドで進めます。Power Pointのスライドは印刷して配布しますが、キーワードやポイントのみが記載された内容ですので、授業中の解説やワークの内容をメモすることが授業の理解を深めることになります。また、教育に関する学びは、正しい知識を得るだけでなく、自分が教育者となったらどうしたいか、自分自身の考えを持つことが重要です。授業では、問いかけやグループでの意見交換をたくさん行います。授業に積極的に参加し、他者の意見を聞き、自分の考えを発展させることを期待します。
(3)復習の仕方
授業終了後は、資料及びノートを見返し、授業内容を整理しましょう。授業を受けて、自分の考えがどのように変化したかを確認することも良い学びになります。

5.受講にあたってのルール
教員からの問いかけやグループワークの場面では、積極的に意見を出してください。しかし、教員が説明している際は、教員の声が聞こえるよう静粛にしてください。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
オリエンテーションー教育課程とは—
教育課程の意味を調べておく。
第2回
カリキュラムの編成原理
自分自身が学校で受けた授業のカリキュラムについてその特徴をまとめておく。
第3回
カリキュラムの構造ー隠れたカリキュラムー
資料を読み、自分の考えをまとめておく。
第4回
隠れたカリキュラムとの向き合い方
資料を読み、自分の考えをまとめておく。
第5回
教育課程の法と制度
資料を読み、自分の考えをまとめておく。
第6回
学習指導要領の歴史的変遷
資料を読み、自分の考えをまとめておく。
第7回
教育課程と能力観の変遷
資料を読み、自分の考えをまとめておく。
第8回
アクティブラーニングの挑戦
資料を読み、自分の考えをまとめておく。
第9回
幼児教育のカリキュラム
資料を読み、自分の考えをまとめておく。
第10回
保幼小連携カリキュラム
小学校入学時に戸惑ったことについて、ノートにまとめる。
第11回
カリキュラム・マネジメントの理論と実際
資料を読み、自分の考えをまとめておく。
第12回
授業外のカリキュラムー学級活動、給食、行事ー
資料を読み、自分の考えをまとめておく。
第13回
海外のカリキュラム
資料を読み、自分の考えをまとめておく。
第14回
グループ発表
発表準備を行う。
第15回
全体のまとめと授業内試験
これまでの授業資料を確認し、自分の考えをまとめておく。
第16回
予習・復習
授業に先立ち、資料をよく読み、ワークを行なってください。復習としては、ノートを読み返し、再度ワークを行ない、考えの変化を把握してください。平均して各階4時間程度かおおよその目安となります。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
(1)授業内レポート(30%)
 授業内で行ったワークについて、3回程度レポートの提出を求めます。
 レポートについては、授業内でフィードバックを行います。
 <到達目標①、到達目標②、到達目標③>
(2)授業内試験(50%)
 授業の内容についてまとめ、自分の考えを論述する授業内試験を行います。持ち込みは可です。
 <到達目標①、到達目標②、到達目標③、到達目標④>
(3)授業への参加(20%)
 授業内での発言や発表、グループワークへの参加度を評価します。
 授業内で適宜フィードバックを行います。
 <到達目標④>
 

8.参考図書・文献

9.履修上の注意
授業の履修に関して不安がある学生は申し出てください。できる限り対応します。
体調不良による一時的な遠隔授業については、前日までに連絡があれば対応します。
自然災害等で対面授業が中止になった場合は、遠隔授業を行います。