シラバス情報

科目名
保育内容(人間関係)
開講年度学期
2024年度前期
配当学年
2年
ナンバリング
単位
2単位
時間
教室
525教室
教科書
無し(都度資料配布)

1.担当教員
担当教員
松好 伸一
研究室
松好伸一(5号館4階)
オフィスアワー
水曜1,2限(研究室:5号館4階)

2.授業の目的
(1)授業の目的
幼稚園教育要領、保育所保育指針等に示された教育・保育の基本を踏まえ、領域「人間関係」のねらい及び内容を理解できることを目的とする。
保育をする上で,子どもがヒトとの関わりをどのようなことから体験し,それを積み,理解していくのかを保育事例を通して実践的に学ぶ。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
・保育の基本である5領域の1つである「人間関係」の保育内容を学び,実践に生かすための理念を身につける(学科DP1)
・領域「人間関係」と子どもの発達段階を理解し,保育実践につながる技術や知識を身につけていく(学科DP2)
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1vMVlJoCFFsO-n6_ljtpbwYmSL2IAU5Q3/view?usp=drive_link】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1H_tCOiCeKmdQnNmr-Lh4INKo7mlB-jmt/view?usp=drive_link】

3.授業の概要
保育所保育指針等に示される保育内容を理解するとともに,子どもを取り巻く環境や心身の発達,生活や遊び等から受ける影響を考え,他者をどのように認識り,理解するのかについて学びを深め,自らの保育実践にどのように取り入れるのかを考えていく
子どもの他者理解のプロセスを知り,年齢ごとの発達支援をどのように保育に取り入れるのか,検討していく
事例をもとにグループワークを行い,アクティブラーニングを通して積極的に学びを深める

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
シラバスをもとに,図書館やインターネットを利用して情報を得て,自分なりに課題を見つける
(2)授業の受け方
受講中は私語を慎むこと(他者の学びを妨げる行動を控える)
自ら積極的に取り組む姿勢を評価する
リアクションペーパーの記入内容も評価に加味する
(3)復習の仕方
授業を振り返り,理解できなかったこと,あいまいな部分等を自分なりに学びなおすほか,担当教員に質問する等,次回までに自分なりに答えを見つけておくこと

5.受講にあたってのルール
・「学修」の意味を考え,どのような受講態度が適切なのか,自分なりに示すこと(評価対象)
・他者の学修の妨げになるような行動(私語,落ち着きのない行動,怠学ととられるような姿勢など)を控える(評価対象)
・グループワークでは,ファシリテーター,話題提供,対立意見等それぞれ話し合いの活性化に努める
・遅刻・欠席・早退の扱い:30分を超える遅刻は欠席扱いとし,遅刻2回で1回の欠席とみなす。欠席する場合は授業担当者に事前連絡をし,「欠席届」を提出すること。
・授業15回のうち,欠席回数が3分の1以上の者は単位を認定しない(すなわち再履修となる)。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
授業内容のガイダンス
シラバスを確認し,次回の準備を進める
第2回
ヒトとの関わりの基礎
・人間関係の発達課題
・保育現場における人間関係
授業を振り返り,疑問等を解決しておく
シラバスを確認し,次回準備を進める
第3回
子ども理解の必要性
・「子どもがかわいい」ではなぜダメか
・こども一人ひとりを理解するとは?
授業を振り返り,疑問等を解決しておく
シラバスを確認し,次回準備を進める
第4回
子どもを取り巻く環境の問題
・子育ての時代的背景
・現代社会の中での子どもを取り巻く問題
授業を振り返り,疑問等を解決しておく
シラバスを確認し,次回準備を進める
第5回
遊びと人間関係
・遊びの発達と人間関係
・遊びの中のヒトとの関わり
授業を振り返り,疑問等を解決しておく
シラバスを確認し,次回準備を進める
第6回
集団生活と人間関係
・友だちの存在
・道徳性と規範意識
・自己制御
授業を振り返り,疑問等を解決しておく
シラバスを確認し,次回準備を進める
第7回
就学までに育てたい人間関係
・小学校教育への接続
・幼児期の終わりまでに育ってほしい姿
授業を振り返り,疑問等を解決しておく
シラバスを確認し,次回準備を進める
第8回
領域「人間関係」のねらいと内容
・0歳〜2歳の保育所保育指針
・1歳以上3歳未満児(0歳児〜2歳児)の保育に関わるねらい及び内容
・3歳以上児の要領・指針の改定と「人間関係」のねらい
・3歳以上児の保育内容と内容の取扱い
授業を振り返り,疑問等を解決しておく
シラバスを確認し,次回準備を進める
第9回
0~2歳児の人間関係を育む保育実践
・0歳児の保育事例と留意点
・1歳児の保育事例と留意点
・2歳児の保育事例と留意点
授業を振り返り,疑問等を解決しておく
シラバスを確認し,次回準備を進める
第10回
3~5歳児(年少組から年長組)の人間関係を育む保育実践
授業を振り返り,疑問等を解決しておく
シラバスを確認し,次回準備を進める
家庭との連携で育む人間関係
・家庭が抱える子育ての問題
・家庭との連携
第11回
遊びの中での関わりから得るもの
・遊びを通した学びとは
・ヒトとの関わりの場面の考え方
授業を振り返り,疑問等を解決しておく
シラバスを確認し,次回準備を進める
第12回
異年齢保育が育む人間関係
・異年齢保育の効果
・異年齢保育の留意点
授業を振り返り,疑問等を解決しておく
シラバスを確認し,次回準備を進める
第13回
地域との連携で育む人間関係
・子育て支援による地域との連携
・地域における子育て支援の実際
・地域における世代間交流

特別な支援が必要な子どもの保育
・特別な支援と合理的配慮
・個別の指導計画
授業を振り返り,疑問等を解決しておく
シラバスを確認し,次回準備を進める
第14回
領域「人間関係」の指導計画と評価
・指導計画
・省察と再構成(PDCA)
・ポートフォリオ,ドキュメンテーションの活用
授業を振り返り,疑問等を解決しておく
シラバスを確認し,次回準備を進める
第15回
領域「人間関係」の課題と振り返り(試験)
授業を振り返り,疑問等を解決しておく
第16回
予習・復習
シラバスを確認し,キーワードや参考図書等から事前に学習内容の理解に努めること。
復習では、授業内容を振り返り、十分に理解できなかった内容(専門用語など)について自分で調べたり、担当教員に質問したりして理解を深める。
目安の時間として、授業1コマにつき、予習120分、復習120分程度が必要。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
授業態度(怠学姿勢)や参加状況(グループワーク等)の評価(30%)
出席状況(5回欠席で再履修)
リアクションペーパーの内容(30%)
※保育者は「対人援助職」であることの自覚を持ち,他者へ不快感や不信感を与えないような姿勢・態度が求められる
試験(40%)

8.参考図書・文献
コンパクト版保育内容シリーズ② 人間関係
高橋弥生・福田真奈 編著
一藝社
978-4-86359-151-6

9.履修上の注意
・受講に際して、心配や不安なことがある場合は、必ず2回目の授業までに担当者に相談してください。事情によっては、特別な配慮を行う場合があります。2回目以降の授業でも、履修の途中で特別な事情が生じた場合についても、できるだけ早く相談に来て下さい。
【自然災害を含む災害時の授業対応について】
・遠隔授業(ZOOMを使用)を実施しますので、対面授業が中止になった当日は、必ずUNIPAを確認してください。