シラバス情報

科目名
応用栄養学実習 (金曜Ⅲ・Ⅳ校時)
開講年度学期
2024年度前期
配当学年
3年
ナンバリング
単位
1単位
時間
Aクラス 金曜日Ⅰ・Ⅱ
教室
栄養教育実習室
141室
教科書
これからの応用栄養学演習・実習ー栄養ケアプランと食事計画・供食(渡邊早苗・宮崎由子・吉野洋子 編集、朝倉書店)

1.担当教員
担当教員
中島 里美
研究室
1号館6階研究室
オフィスアワー
水曜日14:20〜16:10

2.授業の目的
(1)授業の目的
ライフステージごとの特性を理解し、効果的な栄養ケア・マネジメント技術を習得する。
対象者に合わせた献立作成の実習・演習を展開し、栄養管理の技術を習得する。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
①人の健康と栄養および疾病の成り立ちに関する専門知識と人間の食行動と食環境を把握しエビデンスに基づく基準に照らして、健康・栄養課題への支援や対策の実践的方法の基礎を身につけているに基づき、専門知識とスキルの獲得を目指している。2021年健栄DP1.2
②ヒューマニズムと倫理観を持って社会に貢献し、人々との信頼関係を築く素養を身につけ、健康や食に関する多種の専門分野からとくいの分野を併せ持った管理栄養士としての自覚を持つことができる。2021年健栄DP3.4
③ 妊娠期から特殊環境の特性を理解し、栄養ケア・マネジメントについて理解し、 対象者に合わせた献立作成の実習・演習を展開し、栄養管理の技術を習得する。
2021年健栄DP1.2.3.4
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1vMVlJoCFFsO-n6_ljtpbwYmSL2IAU5Q3/view?usp=drive_link】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1H_tCOiCeKmdQnNmr-Lh4INKo7mlB-jmt/view?usp=drive_link】

3.授業の概要
個人または集団の栄養状態を把握してその評価・判定をする「栄養アセスメント」の方法などを知り、人間の健康状態(身体面)と栄養状態(食生活面)を改善するための「栄養マネジメント」について方法と手順などを学ぶ。
次に、人間の胎児期から学童期に至るまで、成長に伴う身体的・精神的変化並びに栄養状態や食習慣などの変化について理解する。
実務経験のある教員による授業です。   

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
2年で学習した応用栄養学等の教科書を使用して予習が必要である。授業前に必ず該当する教科書等に目を通してくること。
(2)授業の受け方
講義・演習・実習を行うが、問題意識を持って受講すること。
詳細についてはオリエンテーションで説明する。
(3)復習の仕方
教科書及び参考書、配布プリント等でノートをまとめ、疑問点及び不明な点についても調べておくこと。

5.受講にあたってのルール
受講時は、私語を慎み指示した場合以外携帯電話は使用しない。
30分を超える遅刻は欠席扱いとし、遅刻2回で1回の欠席とみなす。
早退は欠席とみなす。
欠席した場合は「欠席届」を提出すること。
課題については、提出期限を厳守すること。
不正行為(カンニング等)があった場合は、単位を認めない(すなわち再履修となる)。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
4/12 オリエンテーション 応用栄養学実習について
   学童期の栄養管理(栄養ケアマネジメント)
予習:教科書を読んで疑問点をまとめる。
復習:授業中の演習課題で遅れている分を終わらせておく。
準備物:教科書、食品成分表、ベーシックデータ、電卓
第2回
4/19 学童期の栄養管理 栄養ケアマネジメントの続き
予習:教科書を読んで疑問点をまとめる。
復習:授業中の演習課題で遅れている分を終わらせておく。
第3回
4/26 学童期の栄養管理 学校給食摂取基準による献立作成
予習:学校給食の栄養管理の資料を読んで疑問点をまとめる。
復習:献立を完成させる(ワークシート一式を記入し、指定日までに提出)
第4回
5/10 幼児期の栄養管理 幼児期の栄養ケアマネジメント
予習:応用栄養学の教科書等を読んで、幼児期の栄養に関わる病態・疾患と栄養ケアについて疑問点をまとめる。
復習:授業中の演習課題で遅れている分を終わらせておく。
第5回
5/17 幼児期の栄養管理 保育所における給与栄養目標量での献立作成
予習:保育所における給与栄養目標量の設定について確認しておく。
復習:保育所給食の献立を完成させる
第6回
5/24 学童期の調理実習 
予習:調理の手順を確認し、各班において役割分担、作業工程を決めておく。
復習:調理・試食を振り返り、考察・感想をまとめる
第7回
5/31 保育所給食の調理実習
予習:調理の手順を確認し、各班において役割分担、作業工程を決めておく。
復習:調理・試食を振り返り、考察・感想をまとめる。
第8回
6/7 乳児期・離乳期の栄養管理
   調乳実習と離乳食の進め方(DVD学習)
  
予習:応用栄養学の教科書等を読んで、離乳食の進め方について疑問点をまとめる。
復習:DVDを見て学んだ内容(各期形態の調理方法)をまとめる
第9回
6/14 離乳食の調理実習
   ベビーフードの試食
予習:調理方法を確認してくる
復習:ノートをまとめ、疑問点を調べて加筆する。
第10回
6/28 離乳食の献立作成
予習:「離乳食の進め方」に基づき、使用量、使用可能食品について調べる
復習:献立が、授業で終わらなかった場合は完成させる
臨地実習のため6/21は休講とし、10回目の授業は6/28に実施
第11回
7/5 高齢期の栄養管理 高齢期の栄養ケアマネジメント
予習:応用栄養学の教科書等を読んで、高齢期の栄養に関わる病態・疾患と栄養ケアについて疑問点をまとめる。
復習:授業中の演習課題で遅れている分を終わらせておく。
第12回
7/12 高齢期の献立作成
予習:高齢者の献立作成にあたり、食品の選択と食事形態について確認しておく。
復習:保育所給食の献立を完成させる
第13回
7/19 嚥下調整食の調理実習

予習:嚥下調整食・とろみの学会分類を確認し、疑問点をまとめる。
復習:嚥下調整食の調理・試食の考察・感想をまとめる。
第14回
7/26 高齢期の調理実習
予習:調理の手順を確認し、各班において役割分担、作業工程を決めておく。
復習:調理・試食を振り返り、考察・感想をまとめる。
第15回
グループ発表
まとめ
予習:発表の準備
復習:発表会後の考察・感想をまとめる
第16回
予習・復習
教科書を使用して予習が必要である。授業前に必ず該当する教科書等に目を通して、疑問点をまとめてくること。
教科書及び参考書、配布プリント等でノートをまとめ、疑問点及び不明な点についても調べておくこと。
目安の時間として、授業1コマにつき予習120分、復習120分が必要。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
(1) 課題(献立作成、試作等)(60%)*課題・レポートは、提出期限を過ぎた場合は50%評価、未提出は評価しません。
(2) レポート(毎回)、発表(30%)
(3) 受講態度(10%)
(1)〜(3)を総合的に評価する
到達目標①〜③

8.参考図書・文献
応用栄養学 栄養マネジメント 演習・実習 第5版
竹中 優・土江節子
医歯薬出版株式会社
978-4-263-70753-1

9.履修上の注意
(1)管理栄養士国家試験受験資格取得に必要な規定科目となる。
(2)受講に際して、心配や不安なことがある場合は、必ず2回目の授業までに担当者に申し出てください。事情によっては、何らかの特別な配慮を行う場合があります。
(3)遠隔授業(リアルタイム型オンライン授業)について
①体調不良等(欠席)の申し出があっても、一時的な遠隔授業の対応はいたしませんので、「欠席」となります。
②自然災害等で交通機関に何らかの影響が出た場合、対面授業は中止となりますので、「遠隔授業で行うか」、「休講となるか」を必ずUNIPAで確認してください。休講となった場合は、補講期間に補講を行います。