シラバス情報

科目名
現代社会と法
開講年度学期
2024年度前期
配当学年
3年
ナンバリング
単位
2単位
時間
月曜・4校時
教室
311教室
教科書
使用しない

1.担当教員
担当教員
今野 健一
研究室
非常勤講師室
オフィスアワー

2.授業の目的
(1)授業の目的
様々な社会問題を取り上げ、それらを〈法〉のレンズを通して見ることにより、問題の核心を見定め、妥当な解決策への道筋を考える力を身につけてもらうことを狙いとします。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
①社会問題の法制度的前提の基本的な部分について説明することができる。
〈GS DP1②〉
②多様な社会問題を法的な視点から掘り下げ、問題解決に向けた道筋をおおむね特定することができる。
〈GS DP4②〉
③多様な意見に耳を傾け、公平でバランスの取れた見解を形成し、討議することができる。
〈GS DP4①〉
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1vMVlJoCFFsO-n6_ljtpbwYmSL2IAU5Q3/view?usp=drive_link】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1H_tCOiCeKmdQnNmr-Lh4INKo7mlB-jmt/view?usp=drive_link】

3.授業の概要
この授業では、法(法律)とは何か、社会生活において法(法律)が果たしている役割などの基本理解を踏まえつつ、主に現代の日本社会で法的問題として浮上している多様な事象を取り上げ、何が争われているのか、法的な観点からはどのように考えることができるか、それらの問題をどのように解決していけばいいのかを、グローバルな比較の視点も交えながら、受講生のみなさんとともに考えていきます。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
毎回、該当するテーマに関して、授業で紹介する参考文献を読んだり、インターネットを用いて情報を集めるなどして、できるだけ知識を得ておくようにしてください。
(2)授業の受け方
レジュメを参照しながら、口頭での説明と板書を適切にノートテイクし、内容を理解するよう努めてください。また、教員の問いかけには積極的に応答するよう心がけてください。
(3)復習の仕方
毎回配布するレジュメには、そのテーマに関する学習の助けとなる参考文献リストを掲載しますので、基本的な知識の確認・補強や、見解を発展させるために利用してください。

5.受講にあたってのルール
欠席や遅刻をしないこと。私語は厳禁。その他、受講マナーを守って受講すること。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
オリエンテーション:授業の進め方
第2回
総論:法を学ぶということ
第3回
家族と法①:結婚の自由と平等
第4回
家族と法②:DV・児童虐待
第5回
多文化共生と法:外国人の人権、難民の地位
第6回
人権保障の国際化:文化の違いか、普遍的人権か
第7回
子どもの人権と学校:ブラック校則と体罰の教育法的問題
第8回
生命倫理と法①:産む権利・産まない権利
第9回
生命倫理と法②:死を選ぶ権利、安楽死・尊厳死
第10回
労働と法:雇用のなかの男女平等
第11回
社会保障と法:生存権を保障する仕組みと課題(子どもの貧困を含む)
第12回
環境と法:国境を越える環境問題
第13回
民主主義と法:投票機会の保障、女性の政治参画、議員のなり手問題
第14回
裁判と法:裁判の仕組み、国民の司法参加としての裁判員制度
第15回
授業のまとめと期末試験
第16回
予習・復習
該当するテーマに関する新聞記事や各種の文献を探して読み込んでおいてください。毎回配布するレジュメには、そのテーマに関する学習の助けとなる参考文献リストを掲載しますので、基本的な知識の確認・補強や、見解を発展させるために利用してください。目安の時間として、授業1コマにつき、予習120分、復習120分が必要。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
(1)期末試験(50点):筆記試験(短答式+論述式)により実施します。短答式問題で、重要な概念・語句等についての理解度を問います。また、論述問題により、授業で取り扱った法律問題の理解度や論理的な思考力や記述力を問います。
〈到達目標①②〉
(2)期末レポート(20点):授業内容の範囲でレポート課題を設定します。
〈到達目標①②〉
(3)授業の参加態度(平常点)(30点):受講者への問いかけを通じて参加態度を評価します。また、出欠カードを用い、コメントを毎回の授業の最後に提出してもらいます。コメントに記載された質問等への応答は、原則、次回の授業時に行います。
〈到達目標③〉

8.参考図書・文献

9.履修上の注意
●毎回1人1回は自発的に発言することを求めます。また、普段から新聞やテレビ、インターネット等の情報に目を配り、国内・国際情勢にできるだけ関心をもつようにしてください。
●遠隔授業については下記のとおりです。
①体調不良による一時的な遠隔授業の対応について:遠隔授業には対応していません(欠席です)。
②自然災害を含む災害時での対面授業の取りやめの対応について:対面授業が中止の場合は休講にします(補講は追ってお知らせします)。