シラバス情報

科目名
日本語と日本文化
開講年度学期
2024年度前期
配当学年
2年
ナンバリング
単位
2単位
時間
月曜日5校時(16:20〜17:50)
教室
525教室
教科書
大野晋『日本語練習帳』(岩波新書)

1.担当教員
担当教員
大本 泉
研究室
3号館2階
オフィスアワー
月曜日 14:00〜16:10

2.授業の目的
(1)授業の目的
日本文化をささえる日本語の基本的な特徴を理解します。そして日本語をとおして日本文化の特徴を概観し、把握したものを表現できるようになることを目的とします。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
① 日本語の基本的な特徴を習得し、正しい日本語表現を理解する。
<学部DP(2)GS学科DP(1)(3)>
② 日本文化の特徴の概略を理解することができる。
<学部DP(2)(3) GS学科DP(1)(4)>
③ アクティブ・ラーニングをとおして、日本語そして日本文化の特徴を自分のことばで他者に説明することができる。
<学部DP(2)(3) GS学科DP(1)(3)(4)>
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1vMVlJoCFFsO-n6_ljtpbwYmSL2IAU5Q3/view?usp=drive_link】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1H_tCOiCeKmdQnNmr-Lh4INKo7mlB-jmt/view?usp=drive_link】

3.授業の概要
日本文化にはどのような特徴があるか、日本人とは何か等といった問題を、日本語という言語表現をとおして理解していきます。教科書や配布するプリント、あるいはDVDを資料として、日本語の正しい使い方を知り、日本語の豊かさとおもしろさを発見します。さらにソトからのまなざしから、日本の文化の特徴を発見します。授業は、アクティブラーニングをとりいれた、講義・討議・演習・復習のかたちで展開していきます。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
「6.授業計画と予習・復習の内容及び必要な時間」にそって、授業を展開していきますので、表に記された教科書の対応する箇所、あるいは事前に配布された資料をあらかじめ読んでくることが予習になります。意味のわからないことばを調べ、それでもわからないことは授業中に質問できるように準備しておいてください。
(2)授業の受け方
授業は教科書、あるいは配布したプリント、あるいはPowerPointのスライドを利用して進めていきます。ときにはホワイトボードに板書しますので、工夫してメモを取って下さい。社会に出ると、ノートをとることが一層重要になってきますので、教員が解説したこと、自分なりに考えたことなどもどんどんメモしていくことが必要です。その際、予習で読んできた内容と結びつけながら授業を聞き、ノートをとると良いでしょう。
また、授業中に発言を求められる機会もあります。発言は、自分にとってももちろんためになるものですが、一緒に授業を受講している他の学生にとっても有意義になるはずです。授業中の積極的な発言に評価します。
(3)復習の仕方
授業中に書いたノートは単なるメモですので、それを後で整理してまとめる必要があります。その途中で必ず、理解があやふやだったり、さらに疑問に思うところが出てくるはずです。その時には改めてインターネットで検索したり、図書館に行って調べたり、教員に質問する等して、知識や理解の不十分なところを補いましょう。わからない点や疑問点は、自分の知識と理解を深めるためのチャンスですので、授業の理解を深めていって下さい。

5.受講にあたってのルール
(1)受講時の基本姿勢(マナー)
授業を妨げる行為は一切認めません。受講時は、私語を慎み、居眠り・内職等は行わないこと。
(2)遅刻・欠席・早退の扱い
遅刻3回で1回の欠席とみなします。欠席した場合は「欠席届」を提出すること。やむをえず遅刻や教室から退出せざるをえない事情がある場合は、他の受講者の迷惑にならないよう静かに入室、あるいは退室してください。演習発表の日は、体調管理をして、休まないようにしてください。
(3)災害時等不慮の事態には大学の方針にしたがいますが、UNIPAでの掲示を必ず見るようにしてください。



6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
オリエンテーション……授業展開の確認とその他
第2回
歌舞伎について
歌舞伎について調べてくる
第3回
単語に敏感になろう
(予習)教科書第1章を読み、問題を解く。
(復習)重要事項を確認し、覚える。
第4回
禅について
禅について調べてくる
第5回
文法なんてきらい
(予習)第2章を読み、問題を解く。
(復習)重要事項を確認し、覚える。
和菓子について
第6回
和菓子について調べてくる。
第7回
二つの心得
(予習)第3章を読み、問題を解く。
(復習)重要事項を確認し、覚える。
第8回
忍者について
忍者について調べてくる
第9回
文章の骨格
(予習)第4章を読み、問題を解く。配布したプリントで課題をする。
(復習)重要事項を確認し、覚える。
第10回
寿司について
寿司について調べてくる
第11回
敬語の基本
(予習)第5章を読み、問題を解く。
(復習)重要事項を確認し、覚える。
第12回
日本の建造物について
代表的な日本の建造物について調べてくる
第13回
陶芸について
代表的な陶芸について調べてくる
第14回
演習発表1
第15回
演習発表2 まとめ
第16回
予習・復習
授業に先立って、上の「予習・復習」欄に示した教科書の各章をよく読み、問題を解いたうえで、疑問点をまとめておいてください。また隔週にとりあげられる日本文化に関するテーマについては、インターネットや専門書等で調べ、もっとも興味のあったところをノートしておいてください。復習として、ノートを読み返し、足りないところを調べて知識を定着させてください。平均して各回90分程度がおおよその目安ですが、演習発表では4〜5時間準備が必要となります。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
(1)レポート(40%)
<到達目標①、到達目標②、到達目標➂>
(2)演習発表・リアクションペーパー(40%)
<到達目標➂>
(3)質問・討議・主体性(20%)
<到達目標①、到達目標②、到達目標➂>

8.参考図書・文献

9.履修上の注意
(1)日本語教員(課程修了証明書)の選択科目として指定されています。資格の取得を考えている人は、必要に応じて履修して下さい。
(2) 授業への参加について、特別な事情がある場合、特別な不安や心配がある場合には、第2回授業までの間に必ず担当教員まで相談して下さい。試験・出席・課題の免除と代替課題の提示など、状況に応じて特別な対応をする場合があります。相談が遅れると対応が不可能になる場合もありますので、必ず第2回授業の前までに相談に来て下さい。また、第2回以降、履修の途中で特別な事情が生じた場合についても、できるだけ早く相談に来て下さい。