シラバス情報

科目名
ITパスポートⅡ
開講年度学期
2024年度前期
配当学年
3年
ナンバリング
単位
2単位
時間
月曜日Ⅰ時限( 9:00〜10:30)
教室
コンピⅠ・Ⅱ
教科書
いちばんやさしい ITパスポート絶対合格の教科書+出る順問題集(SBクリエイティブ株式会社)

1.担当教員
担当教員
大澤 栄子
研究室
非常勤
オフィスアワー
月曜日9:00〜12:10

2.授業の目的
(1)授業の目的
ITは現代社会においてなくてはならない社会インフラとなっている。ビジネスでも日常生活でもIT用語が一般用語として使用されている。ITパスポート試験は、すべての社会人・学生が備えておくべきITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験である。コンピュータ、ネットワークなどの技術的なことだけでなく、社会人として身につけておきたい経営全般に関する知識、マネジメント知識など幅広い分野の総合的知識を問う試験である。この試験の合格をめざし、ITを正しく理解し、効果的なIT活用のできる知識技能の習得を目的とする。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
①コンピュータシステム、ハードウェア、ソフトウェアの基本知識を持つ。
<学科DP(1)、学科DP(3)>
②ネットワーク、セキュリティの知識を持つ。
<学科DP(1)、学科DP(3)>
③ITを活用する社会として職業自立につなげることができる
<学部DP(3)、学科DP(4)>
④ITパスポート試験に挑戦する。
<学科DP(4)>
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1vMVlJoCFFsO-n6_ljtpbwYmSL2IAU5Q3/view?usp=drive_link】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1H_tCOiCeKmdQnNmr-Lh4INKo7mlB-jmt/view?usp=drive_link】

3.授業の概要
ITパスポート試験の3つの分野のうちマネジメント系の一部、テクノロジ系を中心に学んでいく。社会活動ではIT化後のサービスの品質維持・向上も重要である。マネジメント系ではサービスマネジメントとシステム監査についての知識、考え方を学ぶ。テクノロジ系では、コンピュータの基礎理論、コンピュータシステム、ハードウェア、ソフトウェアと、データベース、ネットワーク、情報セキュリティについて、それぞれ、基本知識、基本的な考え方、基本手法を学んでいく。現代のビジネス用語はかなりの割合でテクノロジ系で出現する用語が使われている。また個人生活においてもパーソナルコンピュータとインターネットは当たり前の生活ツールとなっており、それらの基本知識や技術がテクノロジ系にまとめられている。講義を中心に、過去問題演習で実践力を固める。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
教科書に目を通し、不明な用語や説明箇所をおさえておく。
(2)授業の受け方
講師の説明をよく聞き、目的を意識しながら授業に臨む。不明点等については、積極的に質問等をしその時間内に解決することが望ましい。
(3)復習の仕方
用語や内容のまとめを行い、説明文が理解できているかの確認を行う。

5.受講にあたってのルール
遅刻欠席をしないよう自己管理につとめること。やむを得ない場合は事前または事後の講師に連絡をし、未受講部分の補習を行うこと。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
ガイダンス/ITパスポート試験について
第2回
<サービスマネジメントとシステム監査>
・サービスマネジメントとITIL
・SLMと可用性管理
・サービスサポートとファシリティマネジメント
教科書 第8章
08-01〜08-04
第3回
<サービスマネジメントとシステム監査>
・システム監査と内部統制
<基礎理論とアルゴリズム>
・数値の数え方と集合・論理演算
教科書 第8章
08-05〜08-06
教科書 第9章
09-01〜09-02
第4回
<基礎理論とアルゴリズム>
・データの単位
・データ構造
・アルゴリズムとフローチャート
・コンピュータ言語
教科書 第9章
09-03〜09-06
第5回
<基礎理論とアルゴリズム>
・プログラミングの基礎知識
・プログラミング-選択処理と繰返し処理
・プログラミング-関数
教科書 第9章
09-07〜09-09
第6回
<コンピュータシステム>
・処理形態によるシステムの分類
・利用形態やシステム構成による分類
・ハードディスクの多重化(RAID)
・システムの評価指標と信頼性
・直列システムと並列システム
教科書 第10章
10-01〜10-06
第7回
<ハードウェア>
・コンピュータの種類
・コンピュータの5つの役割
・演算と制御、記憶、入力と出力
教科書 第11章
11-01〜11-05
第8回
<ハードウェア>
・入出力インタフェース
<ソフトウェア>
・OSの役割と4つの機能
・データ管理とファイルシステム
教科書 第11章
11-06
教科書 第12章
12-01〜12-02
第9回
<ソフトウェア>
・バックアップ
・アプリケーションソフトウェア
・情報デザインとソフトウェアの権利
教科書 第12章
12-03〜12-05
第10回
<データベース>
・データベースの基本
・関係データベース
・データベース設計
・データベース管理システムとSQL
教科書 第13章
13-01〜13-04
第11回
<ネットワーク①>
・LANとWAN
・ネットワーク機器
・通信プロトコル
教科書 第14章
14-01〜14-03
第12回
<ネットワーク②>
・インターネットの仕組み
・インターネットサービス
教科書 第14章
14-04〜14-05
第13回
<情報セキュリティ①>
・情報セキュリティの脅威
・リスクマネジメント
・情報セキュリティマネジメント
教科書 第15章
15-01〜15-03
第14回
<情報セキュリティ②>
・暗号技術の基本
・デジタル署名と認証局
・脅威への対策
教科書 第15章
15-04〜15-06
第15回
これまでのまとめ
第16回
まとめの筆記試験(これまでの内容を範囲とする)
予習・復習
予習は教科書を一読し、わからない用語や記述をマークしておき、その解決を授業でとりくむのが望ましい。
復習は、当日のうちに用語中心にまとめるのが望ましい。計算なども同じ問題を再度解き、不明点があれば翌週授業で質問し、早い段階で解消しておくこと。
予習復習にそれぞれ60〜90分必要。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
(1)16回目授業で実施するテスト(60%)…実施後解説を行う。
<到達目標①、到達目標②、到達目標④>
(2)課題レポート(20%)…課題レポートについては添削ののち返却する。
<到達目標①、到達目標②、到達目標③>
(3)授業への参加(20%)…授業態度・発言など意欲を評価する。授業内での発言に対しては、適宜フィードバックを与える。
<到達目標①、到達目標②、到達目標③>

8.参考図書・文献

9.履修上の注意
(1) 「ITパスポートⅠ」を履修していることが望ましい(単位取得は問わない)
(2) PCはログイン時、および指示があった場合にのみ使用すること。
(3) 体調面で心配のある学生は申し出ること。状況に応じて配慮を講ずる場合がある。
(4)対面授業の取りやめについては大学の方針に従い、すみやかに遠隔授業に切り替える。