シラバス情報

科目名
ITパスポートⅠ
開講年度学期
2024年度後期
配当学年
2年
ナンバリング
単位
2単位
時間
月曜日Ⅱ時限(10:40〜12:10)
教室
コンピⅠ
教科書
いちばんやさしい ITパスポート絶対合格の教科書+出る順問題集(SBクリエイティブ株式会社)

1.担当教員
担当教員
大澤 栄子
研究室
非常勤
オフィスアワー
月曜日10:40〜14:30

2.授業の目的
(1)授業の目的
ITは現代社会においてなくてはならない社会インフラとなっている。ビジネスでも日常生活でもIT用語が一般用語として使用されている。ITパスポート試験は、すべての社会人・学生が備えておくべきITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験である。コンピュータ、ネットワークなどの技術的なことだけでなく、社会人として身につけておきたい経営全般に関する知識、マネジメント知識など幅広い分野の総合的知識を問う試験である。この試験の合格をめざし、ITを正しく理解し、効果的なIT活用のできる知識技能の習得を目的とする。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
①企業活動や経営戦略などに関する専門知識を習得し、企業活動における情報化の必要性を理解できる。
 <学科DP(1)、学科DP(3)>
②情報システムの開発や運用に関する専門知識を習得し、課題解決のための情報システムの在り方を探求できる。
 <学科DP(1)、学科DP(3)>
③ITを活用する社会として職業自立につなげることができる
 <学部DP(3)、学科DP(4)>
④パスポート試験に挑戦する。
 <学科DP(4)>
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1vMVlJoCFFsO-n6_ljtpbwYmSL2IAU5Q3/view?usp=drive_link】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1H_tCOiCeKmdQnNmr-Lh4INKo7mlB-jmt/view?usp=drive_link】

3.授業の概要
ITパスポート試験の3つの分野のうちストラテジ系、マネジメント系を中心に学んでいく。情報化の対象である企業活動を知るため、経営全般に関する基本的な考え方の理解が求められる。ストラテジ系では企業と法律、経営戦略、システム戦略について、マネジメント系では開発技術、プロジェクトマネジメントについて、それぞれ、基本知識、基本的な考え方、基本手法を学んでいく。講義を中心に、過去問題演習で実践力を固める。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
教科書に目を通し、不明な用語や説明箇所をおさえておく。
(2)授業の受け方
講師の説明をよく聞き、目的を意識しながら授業に臨む。不明点等については、積極的に質問等をしその時間内に解決することが望ましい。
(3)復習の仕方
用語や内容のまとめを行い、説明文が理解できているかの確認を行う。

5.受講にあたってのルール
遅刻欠席をしないよう自己管理につとめること。やむを得ない場合は事前または事後の講師に連絡をし、未受講部分の補習を行うこと。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
ガイダンス/ITパスポート試験について
第2回
<企業活動①>
・株式会社と経営理念
・企業の責任
・経営資源
・経営組織
教科書 第1章
01-01〜01-04
第3回
<企業活動②>
・業務分析と業務計画
・経営者の意思決定と問題解決手法
・損益分岐
・財務諸表と6つの利益
教科書 第1章
01-05〜01-08
第4回
<法務①>
・3つの知的財産権
・産業財産権とその他の権利
・セキュリティ関連法規
・労働関連法規と取引関連法規
教科書 第2章
02-01 02-04
第5回
<法務②>
・その他の法律
・標準化
教科書 第2章
02-05 02-06
第6回
<経営戦略マネジメント①>
・経営戦略とSWOT分析
・PPM (Product Portfolio Management)
・経営戦略に関する重要用語
教科書 第3章
03-01〜03-03
第7回
<経営戦略マネジメント②>
・事業戦略と経営管理システム
<技術戦略マネジメント①>
・技術開発戦略の立案・技術開発計画
・ビジネスシステム
教科書 第3章
03-04
教科書 第4章
04-01〜04-02
第8回
<技術戦略マネジメント②>
・エンジニアリングシステム
・生産管理の計算問題
・e-ビジネス
・ITシステム・組込みシステム
教科書 第4章
04-03〜04-06
第9回
<システム戦略①>
・情報システム戦略
・業務プロセス
・業務プロセスを改善する方法
・ソリューションビジネス

教科書 第5章
05-01〜05-04
第10回
<システム戦略②>
・システムの活用促進と評価
・システム企画
・企画プロセスと要件定義プロセス
・調達計画と実施
教科書 第5章
05-05〜05-08
第11回
<開発技術①>
・システム開発技術
・システム要件定義
・システム設計
・プログラミング
教科書 第6章
06-01〜06-04
第12回
<開発技術②>
・テストとソフトウェア受入れ
・運用プロセスと保守プロセス
・ソフトウェアの開発モデル
教科書 第6章
06-05 06-07
第13回
<プロジェクトマネジメント①>
・プロジェクトマネジメントと3つの制約
・PMBOKとは
・プロジェクトスケジュールマネジメント
・プロジェクト資源マネジメント
教科書 第7章
07-01 07-04
第14回
<プロジェクトマネジメント②>
プロジェクトコミュニケーションマネジメント
プロジェクトリスクマネジメント
教科書 第7章
07-05 07-06
第15回
これまでのまとめ
第16回
まとめの筆記試験(これまでの内容を範囲とする)
予習・復習
予習は教科書を一読し、わからない用語や記述をマークしておき、その解決を授業でとりくむのが望ましい。
復習は、当日のうちに用語中心にまとめるのが望ましい。計算なども同じ問題を再度解き、不明点があれば翌週授業で質問し、早い段階で解消しておくこと。
予習復習にそれぞれ60〜90分が必要。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
(1)16回目授業で実施するテスト(60%)…実施後解説を行う。
 <到達目標①、到達目標②、到達目標④>
(2)課題レポート(20%)…課題レポートについては添削ののち返却する。
 <到達目標①、到達目標②、到達目標③>
(3)授業への参加(20%)…授業態度・発言など意欲を評価する。授業内での発言に対しては、適宜フィードバックを与える。
 <到達目標①、到達目標②、到達目標③>

8.参考図書・文献

9.履修上の注意
(1)  PCはログイン時、および指示があった場合にのみ使用すること。
(2) 体調面で心配のある学生は申し出ること。状況に応じて配慮を講ずる場合がある。
(3)対面授業の取りやめについては大学の方針に従い、すみやかに遠隔授業に切り替える。