シラバス情報
教員名 : 徳田 幸雄
科目名
イスラム社会と文化
開講年度学期
2024年度後期
配当学年
3年
ナンバリング
単位
2単位
時間
月曜日Ⅲ時限(16:20〜17:50)
教室
143室
教科書
使用しない
1.担当教員
担当教員
徳田 幸雄
研究室
非常勤講師室
オフィスアワー
月曜日12:30〜13:00
2.授業の目的
(1)授業の目的
イスラームといえば、「テロ」という言葉が真っ先に浮かぶ人も少なくないであろう。しかしイスラームは、世界で第二位の宗教人口(約16億)を擁する世界宗教である。そこにはイスラームに対するイメージと実情との乖離があると言わざるを得ない。さらに、イスラームを理解することなしに、現在の世界の動きを把握することは困難とさえ言い得る。本授業では、イスラームを客観的に価値中立的に理解してグローバル社会に相応しい教養を身に着けることを目的とする。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
①イスラームを価値中立的に客観的に理解する
(グローバル・スタディーズDP1②、DP3②)
②グローバル社会に相応しい教養を身に着ける
(グローバル・スタディーズDP1①)
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1vMVlJoCFFsO-n6_ljtpbwYmSL2IAU5Q3/view?usp=drive_link】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1H_tCOiCeKmdQnNmr-Lh4INKo7mlB-jmt/view?usp=drive_link】
3.授業の概要
イスラームを理解するうえで欠かせない基本事項(六信五行)、クルアーンや預言者伝をはじめ、イスラームの歴史や信仰、文化の概要を、なるべく映像資料を取り入れながら解説する。そのうえで、イスラームをめぐって生じた諸問題にも触れ、国際情勢とイスラームとの関わりの考察を深める。
4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
イスラームは我々にとって身近にある宗教とは言えない。したがって授業では馴染みのない用語や概念に触れることも多い。このことを踏まえ、授業計画に記載のある各テーマについて辞典類やインターネットなどを利用して予備知識をもっておくとよい。
(2)授業の受け方
本授業では、マインドマップを利用する。そこにはA3一枚のプリントに授業の概略がキーワードなどが空欄の状態で示されている。授業を受けながら空欄を埋めるとともに、必要に応じてメモを書き込むこと。なお各授業の最後で、授業内容を確認する簡単なチェック・テストを実施する。自由記述欄も設けているので、質問も積極的にしてもらいたい。
(3)復習の仕方
復習としては、授業で完成させたマインドマップを参照しながらチェック・テストを見直す。
5.受講にあたってのルール
(1)基本的に配布資料のみを授業を用いてすすめていくので、スマートフォンやタブレットなど電子機器類は指示のない限り使用を控えること。
(2)授業中の私語は厳禁とする。
(3)やむを得ない事情による欠席については配慮するので事前に欠席届を提出すること。病欠の場合は、診断書(コピー可)など証明書類を添付して事後に欠課届を提出すること。
6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
回
テーマ
予習・復習
備考
第1回
ガイダンス(授業のすすめ方およびマインドマップの説明)
第2回
イスラームの信仰①(六信)
チェック・テストを見直す
第3回
イスラームの信仰②(五行)
チェック・テストを見直す
第4回
預言者伝①(誕生〜啓示)
チェック・テストを見直す
第5回
預言者伝②(メッカ時代)
チェック・テストを見直す
第6回
預言者伝③(メディナ時代)
チェック・テストを見直す
第7回
イスラームの歴史①(アラブ帝国時代)
チェック・テストを見直す
第8回
イスラームの歴史②(イスラーム帝国時代)
チェック・テストを見直す
第9回
イスラームの歴史③(アラビア半島〜中央アジア)
チェック・テストを見直す
第10回
イスラームの歴史④(北アフリカ〜スペイン)
チェック・テストを見直す
第11回
イスラームの歴史⑤(小アジア)
チェック・テストを見直す
第12回
第一次世界大戦以降の中東情勢
チェック・テストを見直す
第13回
イスラム圏の食
チェック・テストを見直す
第14回
イスラム圏のモスク建築
チェック・テストを見直す
第15回
テスト
第16回
フィードバック(テストの返却と解説)、レポートの回収
予習・復習
本授業では教科書を用いないため、予習として、各授業テーマについて辞書や辞典を引いたり、インターネットで検索したりして予備知識を得ておくことをすすめる。また復習では、授業で完成させたマインドマップを参照しながらチェック・テストを見直すこと。予習・復習で平均して概ね1時間を目安とする。
7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
(1)レポート(30%)…体験型のレポートを課す。16回目に返却する。
(到達目標①、到達目標②)
(2)テスト(20%)…記述テストを15回目に実施し、16回目に返却・解説をする。
(到達目標①、到達目標②)
(3)チェック・テスト(50%)…授業の最後に実施し、次回授業の冒頭で答え合わせをおこなう。
(到達目標①、到達目標②)
8.参考図書・文献
イスラムの時代
前嶋信次
講談社学術文庫
4-06-159536-9
9.履修上の注意
不安なこと、心配なことがある場合には、必要に応じて配慮をするので、2回目の講義までに申し出ること。
【一時的な遠隔授業の対応について】
・コロナ感染症への対応として一時的に遠隔授業の形式をとる場合があります。
【(自然)災害時の授業対応について】
・対面授業が中止の場合は休構にします。