シラバス情報

科目名
日本語学Ⅳ
開講年度学期
2024年度後期
配当学年
2年
ナンバリング
単位
2単位
時間
金曜日Ⅱ時限(10:40〜12:10)
教室
524教室
教科書
プリント配布およびパワーポイント

1.担当教員
担当教員
大本 泉
研究室
3号館2階
オフィスアワー
木曜日 14:40〜16:10

2.授業の目的
(1)授業の目的
言語の構造としての一般言語学、対象言語学領域への理解を深めるとともに、日本語の構造を把握し、実際に日本語を教える上で注意すべき日本語の特徴を習得することを目的とします。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
①  日本語の構造を客観的に把握できるようになる。
<学部DP3、GS2、GS3 >
②  世界の言語・日本語を系統的・類型的に捉える一般言語学、日本語を相対的視点で把握する対象言語学の概要を理解することができる。
<学部DP3、GSDP2,GSDP3>
③  日本語の特徴を客観的に分析する力を養って、教育実践に活用することができる。
<学部DP3、GSDP1、GSDP2、GSDP3>
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1vMVlJoCFFsO-n6_ljtpbwYmSL2IAU5Q3/view?usp=drive_link】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1H_tCOiCeKmdQnNmr-Lh4INKo7mlB-jmt/view?usp=drive_link】

3.授業の概要
言語学の基礎を理解し、世界の言語における日本語の客観的な特徴を明らかにしていきます。その分析する力を養って、後半は、アクティブ・ラーニングをとおして、日本語学習者からよく出る文法や生活習慣等に関する質問をとりあげ、どのように教えると効果的なのかについて検証していきます。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
「6.授業計画と予習・復習の内容及び必要な時間」に即して授業を展開していきますので、次週とりあつかうテーマについて配布されたプリント等をよく読んで理解します。わからないところはメモをとり、調べてもわからない場合は授業で質問してください。オリエンテーションで説明しますが、なるべく早くプレゼンテーションのための学習者からの質問実用例を集めておくとよいでしょう。

(2)授業の受け方
授業はプリントを配布し、PowerPointのスライドで進めていきます。授業中、重要だと思ったところに関して、プリントにアンダーラインをひく、あるいはPPTからメモをとる等の工夫をして理解してください。授業中に発言を求められたら、積極的に対応しましょう。アクティブラーニングとして、プレゼンテーションの機会もありますので、練習し、他の受講者の発言と相対化し、考察を深めてください。
(3)復習の仕方
授業中にメモしたところを確認し、わからないところがあったら調べて、それでもわからない場合は、次回の授業で質問します。

5.受講にあたってのルール
(1)受講時の基本姿勢(マナー)
受講時は、私語を慎み、居眠り・内職等は行わないこと。
(2)遅刻・欠席・早退の扱い
欠席した場合は「欠席届」を提出してください。やむをえず遅刻や教室から退出せざるをえない事情がある場合は、他の受講者の迷惑にならないよう静かに入室、あるいは退室してください。
(3)演習発表の当日は、原則として休むことはできませんので、体調管理も学びましょう。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
オリエンテーション 授業のすすめかた
(予習)配布したプリントを読み、問題を解く。
(復習)重要事項を理解して覚える。
第2回
言語とはなにか 言語学の目的と特徴
(予習)配布したプリントを読み、問題を解く。
(復習)重要事項を理解して覚える。
第3回
言語の性質 言語学の諸分野
(予習)配布したプリントを読み、問題を解く。
(復習)重要事項を理解して覚える。
第4回
形態論
(予習)配布したプリントを読み、問題を解く。
(復習)重要事項を理解して覚える。
第5回
統語論
文字と表記
(予習)配布したプリントを読み、問題を解く。
(復習)重要事項を理解して覚える。
第6回
意味論の目的
(予習)配布したプリントを読み、問題を解く。
(復習)重要事項を理解して覚える。
第7回
文の意味
(予習)配布したプリントを読み、問題を解く。
(復習)重要事項を理解して覚える。
第8回
語用論の目的
(予習)配布したプリントを読み、問題を解く。
(復習)重要事項を理解して覚える。
第9回
言語の類型と世界の諸言語
(予習)配布したプリントを読み、問題を解く。
(復習)重要事項を理解して覚える。
第10回
学習者からの質問に対してどのように応えたかの実践研究(演習発表)
(予習)演習発表の準備を完成させる。資料・PPT作成。
(復習)授業中メモしておいたことをまとめておく。
第11回
日本語能力の評価と試験
(予習)配布したプリントを読み、問題を解く。
(復習)重要事項を理解して覚える。
第12回
〜は〜です 〜の〜 動詞文 
(予習)配布したプリントを読み、問題を解く。
(復習)重要事項を理解して覚える。
第13回
格助詞 存在文 い形容詞・な形容詞
(予習)配布したプリントを読み、問題を解く。
(復習)重要事項を理解して覚える。
第14回
授業内試験
(予習)今まで配布したプリントを読み、問題を解く。
(復習)重要事項を確認して覚える。
第15回
試験返却
まとめ
第16回
予習・復習
プリントを用いた予習が必要です。授業前に必ずプリントに目をとおして、練習問題に取り組んできてください。復習では、その日のうちにノートをまとめ、疑問点を調べて加筆してください。目安の時間として、授業1コマにつき、予習・復習それぞれ60分が必要です。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
(1)試験(50%)
<到達目標①、到達目標②>
(2)演習発表(30%)
<到達目標②、到達目標➂>
(3)質問・討議・小試験(20%)
<到達目標①、到達目標②、到達目標➂>

8.参考図書・文献

9.履修上の注意
1 履修条件については、本学教務規定に従い、原則として毎回出席することが基本になります。
2 受講に際して、心配や不安なことがある場合は、必ず2回目の授業までに担当者に相談してください。事情によっては、レポートなどの代替課題を課すなどの、特別な配慮を行う場合があります。
3 日本語教員養成課程の選択科目です。活用してください。
4 体調不良による一時的な遠隔授業については、原則として対応していません。大学が自然災害を含む災害時での対面授業の取りやめを決定した場合は、原則として遠隔授業を実施しますので、必ず当日のUNIPA を確認してください。