シラバス情報

科目名
日本語教育実習
開講年度学期
2024年度後期
配当学年
4年
ナンバリング
単位
2単位
時間
火曜日 5校時(16:20〜17:50)
教室
321教室
教科書
主にプリント

1.担当教員
担当教員
大本 泉
研究室
3号館2階
オフィスアワー
月曜日14:30〜16:00

2.授業の目的
(1)授業の目的
今まで学んできた日本語教育を行うのに必要な基礎的知識を活用して、実際に教えるという実践を積み重ねた学びを得ることを目的とします。実習によってその重要性や自分の言語教育観・学習観を客観的に把握し、広い意味でのコミュニケーションの大切さを理解することを目指します。












(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
①現時点での自分の日本語教育者としての実力を把握する。
<学部DP(2)GSDP(2)>
②教科書を研究し、授業観察、授業観察記録、教案、実習報告を書くことができる。
<学部DP(2)(3)、GSDP(2)(3)>
➂学習者と自分の文化を相対化する視点をもち、理解することができる。
<学部DP(2)(3)、GSDP (2)(3)>
④積極性・主体性をもって学習者とコミュニケーションがとれる。
<学部DP(2)(3)、GSDP (3)>
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1vMVlJoCFFsO-n6_ljtpbwYmSL2IAU5Q3/view?usp=drive_link】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1H_tCOiCeKmdQnNmr-Lh4INKo7mlB-jmt/view?usp=drive_link】

3.授業の概要
今まで学んできた日本語教育を行うのに必要な基礎的知識を活用して、日本語教育にはどのような教科書があるのか分析し、教室活動の流れの理解、教材・教具の確認、授業観察の重要性、自他への評価を学び、未来の日本語教師のあるべきすがたを討議します。さらに教案を作成して、模擬授業をします。このような準備を経て、実際の教室での学びを経験します。その後、ふりかえりを行って、日本語教育の向上を目指します。教えることが自己の学びにつながることに気づくでしょう。実習先は原則として韓国です。アクティブラーニングの実践のため、主体的に学び、積極的に活動する態度が求められます。具体的には理論としての座学90分×8回、実習90分×15回が必要です。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
「6.授業計画と予習・復習の内容及び必要な時間」に沿って、授業を展開していきますので、シラバスを確認しながらプリントがあれば目をとおしてきます。海外の大学での実習の概要および活動内容がわかりしだい、その教案を作成し、頭の中で実践シュミレーションをたて、模擬授業も試みます。
(2)授業の受け方
 講義では、プリントやパワーポイントスライド等を利用して進めていきますので、内容理解に専心します。さらに予習で作成してきた教案を検証し、実際に模擬授業をしてみます。それに対しての討議を行い、よりよい授業を目指し、実際の実習活動に活かすようにします。
(3)復習の仕方
 授業中に書いたメモに目をとおし、実践に役に立つようなノートに完成します。

5.受講にあたってのルール
(1)座学以外の授業はチームワークを重要視しますので、原則として欠席を認めません。何らかの事情で休む場合は、前もって授業担当者とチームメートに知らせて了解を得てください。また欠席した場合の教育実習の評価は原則としてできないことを了承してください。
(2)ガイダンスでの説明に注意し、わからないことがあれば早めに授業担当者の研究室に来て質問してください。
(3)原則として日本語検定3級に合格して授業に臨んでください。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
オリエンテーション 実習の最終確認
登録日本語教員に基づく新法律についてや授業での注意事項等が説明される回なので、休まないこと。
重要事項をノートに記録する。
復習では、板書・パワーポイント・プリント・UNIPAに貼付された資料を熟読・確認し、重要なところはメモをとって認識すること。以下、同じ。
第2回
実習の重要性および教室等の活動について
第3回
教科書を含む教材・教具等の確認
第4回
実習授業(観察)および評価・アクションリサーチについて

第5回
模擬授業と討議①
予習として教案を作成し、担当教員に前もって目をとおしてもらうこと。
改稿した教案をもとに模擬授業の実践をする。
学んだ評価方法で、自らと仲間との模擬授業の評価を試みてみよう。
以下、同じ。
第6回
模擬授業と討議②
第7回
模擬授業と討議③
第8回
教育実習①〜②
実習先の担当教員の指導を仰ぎ、実際に教壇実習をしてみよう。
当日の授業観察・実践演習・教壇実習等をかえりみて、予習として次の日に活かす工夫を重ねること。
第9回
教育実習③〜④
第10回
教育実習⑤〜⑥
第11回
教育実習⑦〜⑧
第12回
教育実習⑨〜⑩
第13回
教育実習⑪〜⑫
第14回
教育実習⑬〜⑭
第15回
教育実習⑮
第16回
ふり返りの授業
後輩に自分たちの活動報告をするために、予習として資料を準備する。
ふり返りの授業後、期日までに教育実習の総括を提出する。
予習・復習
授業に先立ち、上の予習爛に留意して、渡された資料でわからなかったことを確認しておいてください。次回の授業でのポイントとなります。また復習は、とくに実習に役立てるものとして確認してください。普段は約2時間、実習を準備する場合は、約5時間以上費やされることになります。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
(1)実習記録等のレポート(40%)
<到達目標①、到達目標②、到達目標➂>
(2)実習(40%)
<到達目標①、到達目標②、到達目標➂、到達目標④>
(3)主体性・討議・質問(20%)
<到達目標①、到達目標④>



8.参考図書・文献

9.履修上の注意
1 履修条件については、本学教務規定に従い、座学でも原則として毎回出席することが基本となります。実習そのものについては、欠席は認められません。
2 今年度の実習先は韓国のみとなります。就職活動の計画に留意してください。
3 体調不良による一時的な遠隔授業については、原則として対応していません。大学が自然災害を含む災害時での対面授業(座学)の取りやめを決定した場合は、原則として遠隔授業を実施しますが、実習先での都合で急遽予定が変更される連絡等
 もあります。必ず授業当日の UNIPA も確認してください。