シラバス情報

科目名
会計学演習
開講年度学期
2024年度前期
配当学年
2年
ナンバリング
単位
2単位
時間
月曜2校時(10:40〜12:10)
教室
537室
教科書
渡部裕亘・片山覚・北村敬子編著(2024)『検定簿記講義/3級商業簿記〔2024年度版〕』中央経済社(9784502490514)

1.担当教員
担当教員
棚橋 則子
研究室
非常勤講師室
オフィスアワー
月曜日12:10〜12:40

2.授業の目的
(1)授業の目的
小規模企業で必要となる商業簿記について理解できることを目的とする
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
①商業簿記に関する初級レベルの用語を、文脈に応じて適切に利用することができる。<学部DP4①>
②日商簿記検定3級レベルの個別論点に関する会計処理を行うことができる。<学部DP2②、学部DP③、学部DP4①>
③日商簿記検定3級レベルの総合問題(精算表、勘定式の貸借対照表と損益計算書の作成など)を解くことができる。<学部DP2②、学部DP③、学部DP4①>
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1vMVlJoCFFsO-n6_ljtpbwYmSL2IAU5Q3/view?usp=drive_link】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1H_tCOiCeKmdQnNmr-Lh4INKo7mlB-jmt/view?usp=drive_link】

3.授業の概要
会計と聞くと何だか難しく専門的なイメージがするため、あまり身近なものではないと感じるかもしれません。しかし、家計簿やおこづかい帳も広い意味で会計ですので、実は私たちの日常生活の様々な場面で会計が用いられています。さらに、ビジネスの世界では、会計は必須の知識となっており、会計の知識がないことが自身のキャリアに大きな影響を与えかねないという状況になってきています。この講義では、会計書類の作成技術である複式簿記について学んでいきます。具体的には、小規模企業で行われる商業簿記(日商簿記検定3級レベル)の知識・技術の修得を目指します。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
各回で取り上げるテキストの該当ページに目を通しておく。余裕があればテキストの例題を解き、解答と解説を確認する。その際、わからないことなどがあればノートにメモをしておき、次回授業にて教員に質問する。
(2)授業の受け方
毎回の授業は、各回で学ぶトピックスの説明、問題演習(テキストの例題を解く)とその解説、という流れで行います。授業を聞いていてわからないことがあった際には、問題演習中もしくは授業後に教員に質問してください(わからないことをわからないままにしないこと)。
(3)復習の仕方
授業内の問題演習で取り上げた問題をもう一度解き、きちんと理解できているかどうか確認する。その後、事後課題(授業の最後で教員が指定したテキストの練習問題を解き、期限までにその解答を提出する)に取り組み、理解度を確認する。

5.受講にあたってのルール
遅刻過多や私語が多いなど受講態度が悪い場合には、他の受講生へ迷惑となるため減点対象とします。さらに、注意しても改善がみられない場合には-100点を付与したうえで退室を命じ、単位の修得資格も失います。その他詳細については、初回の授業で配付するガイダンスプリントに記載していますので、各自確認しておいてください。また、授業は受講生のレベルや理解度に応じて柔軟に進めていきますので、授業計画通りに進まない場合もあります。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
ガイダンス(授業の進め方、成績評価方法など)、第1章「簿記の意義としくみ(pp.1-10)」の講義、問題演習(テキストの例題)とその解説
予習:シラバスを熟読し、授業計画などを理解する(30分)
復習:第1回授業の問題演習で取り上げたテキストの例題を解き直す(30分)
第2回
第1章「簿記の意義としくみ(pp.10-18)」の講義、問題演習(テキストの例題)とその解説
予習:第1章「簿記の意義としくみ」を読み、疑問点はノートにメモしておく(30分)
復習:授業内で行った問題演習で間違えた問題をもう一度解き直し、その後、事後課題に取り組む(30分)
第3回
第2章「仕訳と転記(pp.19-36)」の講義、問題演習(テキストの例題)とその解説
予習:第2章「仕訳と転記」を読み、疑問点はノートにメモしておく(30分)
復習:授業内で行った問題演習で間違えた問題をもう一度解き直し、その後、事後課題に取り組む(30分)
第4回
第3章「仕訳帳と元帳(pp.37-43)」の講義、問題演習(テキストの例題)とその解説
予習:第3章「仕訳帳と元帳」を読み、疑問点はノートにメモしておく(30分)
復習:授業内で行った問題演習で間違えた問題をもう一度解き直し、その後、事後課題に取り組む(30分)
第5回
第4章「決算(pp.44-63)」の講義、問題演習(テキストの例題)とその解説
予習:第4章「決算」を読み、疑問点はノートにメモしておく(30分)
復習:授業内で行った問題演習で間違えた問題をもう一度解き直し、その後、事後課題に取り組む(30分)
第6回
第5章「現金と預金(pp.64-83)」の講義、問題演習(テキストの例題)とその解説
予習:第5章「現金と預金」を読み、疑問点はノートにメモしておく(30分)
復習:授業内で行った問題演習で間違えた問題をもう一度解き直し、その後、事後課題に取り組む(30分)
第7回
第6章「繰越商品・仕入・売上(pp.84-105)」の講義、問題演習(テキストの例題)とその解説
予習:第6章「繰越商品・仕入・売上」を読み、疑問点はノートにメモしておく(30分)
復習:授業内で行った問題演習で間違えた問題をもう一度解き直し、その後、事後課題に取り組む(30分)
第8回
第7章「売掛金と買掛金(pp.106-122)」の講義、問題演習(テキストの例題)とその解説
予習:第7章「売掛金と買掛金」を読み、疑問点はノートにメモしておく(30分)
復習:授業内で行った問題演習で間違えた問題をもう一度解き直し、その後、事後課題に取り組む(30分)
第9回
第8章「その他の債権と債務(pp.123-139)」の講義、問題演習(テキストの例題)とその解説
予習:第8章「その他の債権と債務」を読み、疑問点はノートにメモしておく(30分)
復習:授業内で行った問題演習で間違えた問題をもう一度解き直し、その後、事後課題に取り組む(30分)
第10回
第9章「受取手形と支払手形(pp.140-150)」の講義、問題演習(テキストの例題)とその解説
予習:第9章「受取手形と支払手形」を読み、疑問点はノートにメモしておく(30分)
復習:授業内で行った問題演習で間違えた問題をもう一度解き直し、その後、事後課題に取り組む(30分)
第11回
第10章「有形固定資産(pp.151-166)」の講義、問題演習(テキストの例題)とその解説
予習:第10章「有形固定資産」を読み、疑問点はノートにメモしておく(30分)
復習:授業内で行った問題演習で間違えた問題をもう一度解き直し、その後、事後課題に取り組む(30分)
第12回
第11章「貸倒損失と貸倒引当金(pp.167-172)」と第12章「資本(pp.173-181)」の講義、問題演習(テキストの例題)とその解説
予習:第11章「貸倒損失と貸倒引当金」と第12章「資本」を読み、疑問点はノートにメモしておく(30分)
復習:授業内で行った問題演習で間違えた問題をもう一度解き直し、その後、事後課題に取り組む(30分)
第13回
第13章「収益と費用(pp.182-192)」と第14章「税金(pp.193-201)」の講義、問題演習(テキストの例題)とその解説
予習:第13章「収益と費用」と第14章「税金」を読み、疑問点はノートにメモしておく(30分)
復習:復習:授業内で行った問題演習で間違えた問題をもう一度解き直し、その後、事後課題に取り組む(30分)
第14回
第16章「財務諸表①(pp.220-232)」の講義、問題演習(テキストの例題)とその解説
予習:第16章「財務諸表①(pp.220-232)」を読み、疑問点はノートにメモしておく(30分)
復習:復習:授業内で行った問題演習で間違えた問題をもう一度解き直し、その後、事後課題に取り組む(30分)
第15回
第16章「財務諸表②(pp.233-246)」の講義、問題演習(テキストの例題)とその解説
予習:第16章「財務諸表②(pp.233-246)」を読み、疑問点はノートにメモしておく(30分)
復習:復習:授業内で行った問題演習で間違えた問題をもう一度解き直し、その後、事後課題に取り組む(30分)
第16回
期末テスト(範囲:第1回から第15回)
予習:期末テストに向けて、テキストなどを中心に、これまで学習した内容を復習しておく(30分)
復習:後日公開される確認テストの解答と解説を読み、再度解きなおす(30分)
予習・復習
予習:各回で取り上げるテキストの該当ページを読み、疑問点はノートにメモしておく(30分)
復習:毎回授業内で行う問題演習で取り上げたテキストの例題を解き直し、その後、事後課題に取り組む(30分)

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
(1)事後課題(30%)
原則、毎回の授業後に教員が指示したテキストの練習問題を解き、期限までに提出する。なお、解答と解説については、次回の授業の冒頭で行う。〈到達目標①、到達目標②、到達目標③〉
(2)期末テスト(70%)
第16回に実施する。範囲は第1回から第15回までに学習した内容すべてとする(事後課題として取り組んだ問題や授業内で配付したプリントなども含む)。〈到達目標①、到達目標②、到達目標③〉

8.参考図書・文献
検定簿記ワークブック/3級商業簿記
渡部裕亘・片山覚・北村敬子編著
中央経済社
9784502489518
検定試験合格を目指す方は購入することをおすすめします

9.履修上の注意
①特別な配慮を必要とする場合
申し出があった場合には、その妥当性を検討したうえで必要な場合に特別な配慮をする場合がある。
②自然災害(台風、大雪などによる交通機関に影響が出た場合)など災害時の対面授業取りやめ時の対応について
対面授業が中止の場合は、休講にします。補講は追ってお知らせします。
③その他
その他詳細は、初回の授業で配付するガイダンスプリントに記載していますので各自確認しておいてください。