シラバス情報

科目名
国際関係論
開講年度学期
2024年度後期
配当学年
2年
ナンバリング
単位
2単位
時間
集中講義
教室
教科書
指定なし

1.担当教員
担当教員
セバスティアン・マスロー
研究室
オフィスアワー

2.授業の目的
(1)授業の目的
戦争と平和、ナショナリズム、国境を超えるテロ・感染病、環境汚染・難民問題、地球温暖化、貧困等の問題をとり あげながら、国際政治における国家、国際機構、市民社会、企業、個人を含む脱国家主体の関係と役割、そして国家 間の協力関係を構築するための条件を探りながら、世界の行方について考える。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
① 現代の国際政治における諸問題の歴史的・政治的背景や誘因、そして対策を考えながら、国際関係論の基礎的な 概念や理論についての知識を深める。
② 日常生活の中でも政治的な問題は数多くある。日々経験する様々な問題について、国際関係論の概念や理論を活 かしながら分析したり解決したりすることができる。

グローバル・スタディーズ学科のポリシー「グローバル・社会で生じる歪みや社会的不正義の問題について批判力を 持ち、その解決へ向けて動き出すための創造力や主体的な行動力を有する」の教育方針に則して、本授業はアクティ ブ・ラーニングを実施しながら、国際関係の基礎知識を身につける科目である。
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1vMVlJoCFFsO-n6_ljtpbwYmSL2IAU5Q3/view?usp=drive_link】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1H_tCOiCeKmdQnNmr-Lh4INKo7mlB-jmt/view?usp=drive_link】

3.授業の概要
国際テロや難民問題、そして核拡散や領土問題といった日本を取り巻く安全保障問題など、日々複雑な国際問題が数多 く存在している。これらはどれも一国では対処できない問題であり、国際社会が包括的に取り組む必要がある。その際 、国連といった国際機関や国家のみならず、我々を含む市民社会が重要な主体であることにも留意するべきである。本 授業では、国際関係の諸問題の誘因と分析方法について解説する。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
次回の授業で扱う項目について、参考文献等の該当する項目箇所を読みながら、自分なりの問題関心を持って授業に参加し、自分なりの問題関心を持って授業に参加 し、UNIPAにてオンラインディスカッション用の話題を提供できること。予習に必要な目安の時間は90分程度とする。
(2)授業の受け方
授業中は授業内容に集中しながら、疑問点やコメントについて積極的に発言し、議論する。その際、復習のためにノートをとること。ディスカッションに参加するこ
と。
(3)復習の仕方
授業で学んだ内容をより理解するために必ず復習すること。必ずUNIPAにて当該授業のテーマに関連する設問に回答し、授業で学んだ内容をより理解するために復習す ること。また、新聞やテレビニュースなどメディアが発信する時事ニュースや情報に日常的に触れること。予習・復習に要する時間として、それぞれ90分程度を必要と する。

5.受講にあたってのルール
この授業は授業参加を重要視するので、授業には毎回出席し、ノートをとり、積極的に参加して欲しい。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
ガイダンス、(国際)政治とはなにか
第2回
国際社会を考える—グローバル・イシューとグローバル・ガバナンス
第3回
歴史1:国家とはなにか—主権国家のはじまり(ウェストファリア体制の誕生と定着)
第4回
歴史2:主権の変遷—主権はだれのものか
第5回
歴史3:二つの世界大戦
第6回
歴史4:第二次世界大戦後の世界—冷戦・第三世界の独立・テロ
第7回
理論1:リアリズム—平和と戦争を説明 する
第8回
理論2:リベラリズム—新しい秩序作りを説明する
第9回
理論3:ネオ・リアリズムとネオ・リベラリズム—戦後の国際社会を説明する
第10回
理論4:コンストラクティヴィズム—冷戦後の国際社会を説明する
第11回
理論5:マルクス主義とフェミニズム—批判理論
第12回
国際社会のアクター1:グローバル・ガヴァナンスと国際機構(UN等)/地域機構(EU、ASEAN等)の役割
第13回
国際社会のアクター2:市民社会・非政府組織(NGO)と多国籍企業の役割
第14回
世界の中の日本
第15回
まとめ
第16回
予備日
予習・復習
予習は、次回の授業で扱う項目について、教科書及び参考文献等の該当箇所を読み、自分なりの問題関心を持って授業に参加し、ディスカッション用の 話題を提供できること。授業後は、必ずUNIPAて当該授業のテーマに関連する設問に回答し、授業で学んだ内容をより理解するために復習すること。 また、新聞やテレビニュースなどメディアが発信する時事ニュースや情報に日常的に触れること。予習・復習に必要な目安の時間は、それぞれ90分程 度とする。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
出席とミニレポート(毎回の授業で出される学習課題について提出する)50%、期末レポート50%で評価する。 6回以上欠席した場合、期末試験を受ける資格を与えない。

8.参考図書・文献
国際政治史—主権国家体系のあゆみ
小川浩之・板橋拓己・青野利彦
有斐閣
9784641150522
国際政治学
中西寛・石田淳・田所昌幸
有斐閣
9784641053786

9.履修上の注意
受講に際して、質問があれば、必ず2回目の授業までに担当者に相談して下さい。事情によっては合理的な配慮を行う場合があります。その他、毎回の授業の予習・復
習に関して、疑問や問題がある場合は、必ず担当教員に相談すること(授業の前後を利用する)。