シラバス情報

科目名
学校栄養教育法
開講年度学期
2024年度後期
配当学年
3年
ナンバリング
単位
2単位
時間
金曜日 Ⅴ
教室
教科書
『食に関する指導の手引 第二次改訂版』(文部科学省、健学社)
『小学校学習指導要領解説特別活動編』(文部科学省、東洋館出版社)
『小学校学習指導要領解説総則編』(文部科学省、東洋館出版社)
『小学校学習指導要領解説家庭編』(文部科学省、東洋館出版社)

*前期「学校栄養教育論」で購入したものを使用

1.担当教員
担当教員
岡﨑 博子、小野寺 勝徳、神田 あづさ
研究室
神田 あづさ(182研究室)
オフィスアワー
月曜日 5校時

2.授業の目的
(1)授業の目的
 栄養教諭として児童・生徒への食に関する指導を行うための理論を理解し、技術を身につけることを目的とする。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
 ① 様々な指導形態を理解し、実際の指導が行える。(健栄DP1、健栄DP2)
 ② 1単位時間の「食に関する指導」の指導内容を考え、指導案が作成できる。(健栄DP2、健栄DP3)
 ③ 1単位時間の模擬授業を行うことができる。(健栄DP3、健栄DP4)
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1vMVlJoCFFsO-n6_ljtpbwYmSL2IAU5Q3/view?usp=drive_link】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1H_tCOiCeKmdQnNmr-Lh4INKo7mlB-jmt/view?usp=drive_link】

3.授業の概要
 栄養教諭は、学校で他の教職員と連携を図りながら「食に関する指導」を中心となって実践する職務を担っている。そのために必要な指導計画を理解し、様々な指導の機会や指導形態での効果的な指導が行えるよう学習する。また、演習では指導案の作成とそれに基づく模擬授業や相互評価を行い、実践的指導力を身につけるよう学習を進めるアクティブラーニング方式の授業である。
 担当する教員は、栄養教諭の実務経験を有しており、さらに非常勤講師は現役の栄養教諭、小学校担任教諭、元養護教諭で教育委員会の担当課に勤務するものである。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
・現代の児童生徒の健康、食事や食生活について問題意識をもって授業に臨むようにする。
・栄養教諭として、どんな授業を展開したいか、プランを考えつつ授業に臨むようにする。
・テレビなどのキャスターやアナウンサーの話の仕方やプレゼンティーションの仕方を観察し、人に伝える話し方について学ぶようにする。
(2)授業の受け方
・授業は講義および演習形式で行う。主にプリント等の資料を中心に授業を進め、自発的な発言を求める場面も多く設けるので、進んで意見を述べるように心がける。
・配布プリント等は、ノートに整理して毎回忘れずに持参して授業に臨む。
(3)復習の仕方
・授業ごとに次回まで感想の記入を求めるので、栄養教諭を目指す者の視点で感想をまとめる。
・関係する内容について調べたり、教科書で確認したりしてノートをまとめる。

5.受講にあたってのルール
(1)受講時の基本姿勢(マナー)
・受講時は、私語を慎み、居眠り・内職等は行わないこと。また、授業を妨げる行為があった場合は退室してもらうこともある。
・机の上には、授業に関係のないものは置かない。(空いている机も同様に扱う)
(2)遅刻・欠席・早退の扱い
・遅刻が20分を超えた場合は欠席扱いとする。また遅刻2回で1回の欠席とみなす。早退は欠席扱いとする。
・欠席した場合は、後日必ず「欠席届」を提出すること。事前に欠席する予定の場合、メールでの欠席等の連絡は受け付けるが、その場合でも「欠席届」は提出のこと。
(3)課題の提出
 提出期限を過ぎた場合には、その程度により減点または評価されない場合もある。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
ガイダンス・伝わる食育授業のための話し方(神田)
(予習)TVニュースの解説の仕方などを観察する
(復習)資料を整理し、授業で学んだことをまとめる
神田
第2回
パソコン活用による指導資料の作成(岡崎)
(予習)食に関する学習指導案の事例を検索して予習する
(復習)資料を整理し、授業で学んだことをまとめる
岡崎
第3回
食に関する指導 授業の実際「生活科」「総合的な学習の時間」(小野寺)
(予習)食に関する学習指導案の事例を検索して予習する
(復習)資料を整理し、授業で学んだことをまとめる
小野寺
第4回
食に関する指導 授業の実際「社会科」(小野寺)
(予習)食に関する学習指導案の事例を検索して予習する
(復習)資料を整理し、授業で学んだことをまとめる
小野寺
第5回
授業づくりの視点(小野寺)
(予習)食に関する学習指導案の事例を検索して予習する
(復習)資料を整理し、授業で学んだことをまとめる
小野寺
第6回
食育計画作成について(岡崎)
ー食育だよりの作成と発表ー
(予習)事前に配布されるテーマに関する課題に取り組む
(復習)資料を整理し、授業で学んだことをまとめる
岡崎
第7回
食に関する指導案の作成と発表(岡崎)
(予習)発表できるようにまとめる
(復習)資料を整理し、授業で学んだことをまとめる
岡崎
第8回
家庭科学習指導案の作成の基本(岡崎)
(予習)家庭科の教科書を読む
(復習)資料を整理し、授業で学んだことをまとめる
岡崎
第9回
家庭科における食に関する指導の実際(岡崎)
(予習)家庭科学習指導案の計画
(復習)資料を整理し、授業で学んだことをまとめる
岡崎
第10回
家庭科における食に関する指導の評価(岡崎)
(予習)家庭科学習指導案の作成
(復習)資料を整理し、授業で学んだことをまとめる
岡崎
第11回
学習指導案の作成の基本(小野寺)
(予習)食に関する学習指導案の事例を検索して予習する
(復習)資料を整理し、授業で学んだことをまとめる
小野寺
第12回
食に関する指導 授業の実際①(岡崎)
(予習)食に関する学習指導案の計画
(復習)資料を整理し、授業で学んだことをまとめる
岡崎
第13回
食に関する指導 授業の実際②(小野寺)
(予習)食に関する学習指導案の計画
(復習)資料を整理し、授業で学んだことをまとめる最終的に提出する学習指導案の概要を考えてくる
小野寺
第14回
食に関する指導 学習指導案の発表①(小野寺)
(予習)発表できるようにまとめる
(復習)資料を整理し、授業で学んだことをまとめる
小野寺
第15回
食に関する指導 学習指導案の発表②(小野寺)
(予習)発表できるようにまとめる
(復習)資料を整理し、授業で学んだことをまとめる
小野寺
第16回
休講になった場合、補講として16回目を実施することがある
予習・復習
 予習は各回のとおり行って授業に臨む。復習では、毎回課題とする授業の感想用紙を記入し、ノートやプリントをまとめる。目安の時間として、授業1コマにつき、予習課題がある時は360分、復習60分が必要。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
(1) 試験は行わない。
(2) 課題:最終的に作成する学習指導案(50%)(到達目標①②③)
      4名の担当者それぞれのミニレポートとその他、演習課題への取り組み(30%)(到達目標①②③)
 ※授業のミニレポート等の課題は、コメントをつけて、その都度返却する。最終課題の学習指導案は、発表時にそれぞれコメントを述べることで、問題点を共有するようにする。
(3) 授業への参加態度:授業内での積極的な発言、意欲的な姿勢(20%)(到達目標①③)

8.参考図書・文献
入門 食育実践集
藤本勇二
全国学校給食協会
9784881320648
子どもの生活とつながる食育 小学校編
家庭科教育研究者連盟編
日本標準
9784820803096
見方 考え方を働かせて学ぶ 社会科授業モデル5年
澤井陽介
明治図書
9784182878169
たべもの・食育図鑑
食生活プランニング
群羊社
9784906182701

9.履修上の注意
(1) 栄養教諭免許取得の必修科目である。
(2) 学校栄養教育論を履修していること。
(3) この科目について不安などがある場合は2回目の授業までに申し出ること。
(4)台風などの自然災害で公共交通機関がストップし対面授業が中止になった時には、原則休講とする。補講日等の連絡をUNIPAで行うので確認する。
(5)体調不良などで欠席する場合、個別に遠隔授業は行わないので、その場合は欠席となる。