シラバス情報

科目名
学校栄養教育論
開講年度学期
2024年度前期
配当学年
3年
ナンバリング
単位
2単位
時間
火曜日 Ⅴ
教室
143室
教科書
『食に関する指導の手引 第二次改訂版』(文部科学省、健学社)
『小学校学習指導要領解説特別活動編』(文部科学省、東洋館出版社)
『小学校学習指導要領解説総則編』(文部科学省、東洋館出版社)
『小学校学習指導要領解説家庭編』(文部科学省、東洋館出版社)

1.担当教員
担当教員
岡﨑 博子、小野寺 勝徳、神田 あづさ
研究室
神田 あづさ(182研究室)
オフィスアワー
月曜日 3校時

2.授業の目的
(1)授業の目的
学校教育全体の中での食に関する指導の実際と栄養教諭としての使命や職務内容を理解することを目的とする。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
 ①学校給食の教育的意義について理解する。(健栄DP1)
 ②食に関する指導の概要を理解する。(健栄DP1、健栄DP2)
 ③栄養教諭の使命や職務内容について理解する。(健栄DP2)
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1vMVlJoCFFsO-n6_ljtpbwYmSL2IAU5Q3/view?usp=drive_link】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1H_tCOiCeKmdQnNmr-Lh4INKo7mlB-jmt/view?usp=drive_link】

3.授業の概要
学校において食教育を効果的に行うためには、食に関する専門的知識・能力に加え、児童生徒の心理や発達段階に応じた個別または集団での指導や、学校・家庭・地域社会の連携による総合的な取り組みと学校給食を中心とした管理が必要である。本講義では、食に関する専門性と教育に関する資質の向上をめざし、食教育を行うための学校内外関係者との連携や調整のあり方を学び、栄養教諭として必要な食に関する指導および管理について、総合的に学習する。
 なお、臨地実習後に学ぶ「栄養教諭の職務内容」については事前に調査をし、グループワークを行うなど、多くの場面でアクティブ・ラーニング方式を取り入れた授業となる。
 担当教員は栄養教諭の実務経験を有しており、さらに非常勤講師は現役の栄養教諭と小学校の担任教諭である。
 

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
・授業計画にそった内容の教科書関係部分に目を通し、課題がある時には取り組んで授業に臨む。
・現代の児童生徒の健康、食事や食生活について問題意識をもって授業に臨むようにする。
・課題等はUNIPAを活用することもあるので、確認して予習をし、授業に臨む。
(2)授業の受け方
・授業で重要だと思ったことや疑問に思ったことなどはメモをし、わからない点は質問をする。
・栄養教諭になったら、どんなふうに食育を進めたいか、自分なりの思いをイメージしながら授業に臨み、自分の考えを積極的に発表するとよい。
(3)復習の仕方
・毎回、授業での気付きや学習したことについてまとめ、次回の授業時等、指定された日までに提出することを原則とする。
・授業で行ったことは、ノートにまとめる。その際、不明な点や疑問点については、改めて調べてノートに加筆するとよい。

5.受講にあたってのルール
(1)受講時の基本姿勢(マナー)
 ・教科書、資料等は毎回準備して授業に臨む。
・受講時は、私語を慎み、居眠り・内職等は行わないこと。また、授業を妨げる行為があった場合は退室してもらうこともある。
・授業に集中できるように学習環境を整え、机の上には、授業に関係のないものは置かない。(空いている机も同様に扱う)
(2)遅刻・欠席・早退の扱い
・20分を超える遅刻は欠席扱いとする。また、遅刻2回で1回の欠席とみなす。早退は欠席とみなす。
・欠席した場合は、後日必ず「欠席届」を提出すること。事前に欠席する予定の場合、メールでの欠席等の連絡は受け付けるが、その場合でも「欠席届」は提出のこと。
(3)期末試験の受験資格
 講義15回のうち、欠席回数が3分の1以上の者は試験を受験できない(すなわち再履修となる)。
(4) 期末試験時の不正行為の扱い
 カンニング等の不正行為を行った場合は試験点を 0 点とする(すなわち再履修となる)。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
オリエンテーション…授業の進め方(神田)
学校給食の歴史
(予習)栄養教諭になったらやりたい指導について考えをまとめる
(復習)資料をまとめ、授業を振り返り、考察する
神田
第2回
栄養教諭の指導内容と食に関する指導の目標(岡崎)
(予習)『食に関する指導の手引き 第二次改訂版』を読む
(復習)資料をまとめ、授業を振り返り、考察する
岡崎
第3回
学校給食の意義と役割・栄養教諭の制度と役割(岡崎)
(予習)学習指導要領を読み、学習指導要領の中の食育に関する部分をピックアップする
岡崎
第4回
特別活動、学習指導要領の中にみる食育(小野寺)
(予習)『食に関する指導の手引き 第二次改訂版』を読む
(復習)資料をまとめ、授業を振り返り、考察する
小野寺
第5回
「食に関する指導」の全体計画(岡崎)
(予習)『食に関する指導の手引き 第二次改訂版』を読む
(復習)資料をまとめ、授業を振り返り、考察する
岡崎
第6回
個別栄養相談指導(岡崎)
(予習)『食に関する指導の手引き 第二次改訂版』を読む
(復習)資料をまとめ、授業を振り返り、考察する
岡崎
第7回
家庭・地域との連携(小野寺)
(予習)臨地実習Ⅰの事前指導や給食経営管理などから職務についてまとめておく
(復習)資料をまとめ、授業を振り返り、考察する
小野寺
第8回
「食に関する指導」の展開(岡崎)
(予習)『食に関する指導の手引き 第二次改訂版』を読む
(復習)資料をまとめ、授業を振り返り、考察する
岡崎
第9回
小学校「家庭科」、中学校「技術・家庭科」における食に関する指導(岡崎)
(予習)学習指導要領家庭編を読み、食育に関する部分をピックアップする
(復習)資料をまとめ、授業を振り返り、考察する
岡崎
第10回
給食時間における食に関する指導(小野寺)
(予習)『食に関する指導の手引き 第二次改訂版』を読む
(復習)資料をまとめ、授業を振り返り、考察する
小野寺
第11回
「生活科」における食に関する指導(小野寺)
(予習)『食に関する指導の手引き 第二次改訂版』を読む
(復習)資料をまとめ、授業を振り返り、考察する
小野寺
第12回
7/11「体育科・保険体育科」「道徳・特別活動」における食に関する指導
(予習)『食に関する指導の手引き 第二次改訂版』を読む
(復習)資料をまとめ、授業を振り返り、考察する
小野寺
第13回
諸外国の学校給食(小野寺)
(予習)他国の学校給食について調べる
(復習)資料をまとめ、授業を振り返り、考察する
小野寺
第14回
栄養教諭の職務内容(岡崎)
(復習)資料をまとめ、授業を振り返り、考察する
岡崎
第15回
「総合的な学習の時間」における食に関する指導(小野寺)
(予習)『食に関する指導の手引き 第二次改訂版』を読む
(復習)資料をまとめ、授業を振り返り、考察する
小野寺
第16回
臨地実習Ⅰ(小学校)で休講になった場合、補講として16回目を実施することがある
予習・復習
 予習は各回のとおり行って授業に臨む。復習では、毎回課題とする授業の感想用紙を記入し、ノートやプリントをまとめる。目安の時間として、授業1コマにつき、予習課題は30〜60分、復習60分が必要である。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
(1)  課題(80%)…毎回、それぞれにコメントを添えて返却する。(到達目標①②③)
(2) 参加意欲(20%)…発表・発言・授業内の活動への参加及び授業態度など(到達目標①②③)
 ※・3名の担当者で上記の観点で評価したものを総合点とする。

8.参考図書・文献

9.履修上の注意
・栄養教諭免許取得の必修科目である。
・意見を述べる、あるいは発表する場面の多い科目なので、受講に際して心配や不安なことがある場合は、必ず2回目の授業までに担当者に相談のこと。
・授業は対面授業を原則とするが、自然災害を含む災害時には対面授業を取りやめて遠隔授業に切り替える場合がある。休講及び遠隔授業への変更の連絡はUNIPAにて行うので、必ず確認のこと。
・体調不良のための欠席は個別に対応はしないので、欠席となる。