シラバス情報

科目名
食品機能論
開講年度学期
2024年度前期
配当学年
4年
ナンバリング
単位
2単位
時間
木曜Ⅰ校時(9:00〜10:30)
教室
124教室
教科書
わかりやすい食品機能学(第2版) 森田英利、田辺創一/編 三共出版

1.担当教員
担当教員
大久保 剛
研究室
181室(1号館6階)
オフィスアワー
火曜日Ⅳ校時

2.授業の目的
(1)授業の目的
 食品の三次機能である、生体調節機構について基礎知識を習得します。また、社会に流通している特定保健用食品や機能性表示などの制度について理解を深めます。更に食品の機能にはそれを示すエビデンスとなる科学的データ(論文)が存在する。この時、目の前のデータをきちんと把握できる論理的思考を身に付けます。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
①食品に含まれている成分の生理機能について理解を深め、食事の重要性を認識すること。
⓶機能性の科学的な根拠となる学術データを読み解けるようにすること。
 健康栄養学科のディプロマポリシー「2.人間の食行動と食環境を把握し、エビデンスに基づく基準に照らして、健康・栄養課題への支援や対策の実践的方法の基礎を身につけている。」に基づき、食品の機能性を理解すると共に実社会においてどのように食品の機能性を活用するか考えます。更に、国の食品表示制度を理解するための科目です。
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1vMVlJoCFFsO-n6_ljtpbwYmSL2IAU5Q3/view?usp=drive_link】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1H_tCOiCeKmdQnNmr-Lh4INKo7mlB-jmt/view?usp=drive_link】

3.授業の概要
 食品に含まれている成分と生理機能を説明し、食と健康の関係を理解していきます。また、脂質、特にn−3 系脂肪酸の健康への有益性を理解し、魚食の重要性を認識していきます。更に、2015年に施行された新しい食品表示制度や「トクホ」などの制度も概説して行きます。
 また、クリッカーを使用し、学生からの見解を求めることを行うことがある。そして、講義の中の関連テーマについて、教室内でディスカッションを行うことがある。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
 「6.授業計画と予習・復習の内容及び必要な時間」に従って講義を行う予定である。予習として、教科書の当該週の範囲である部分を読むこと。そして、理解できない事柄や内容については、チェックをしておくこと。
(2)授業の受け方
 講義時には、パワーポイント使用して教科書の内容を概説していく。その際、分からないことや重要と思われることを教科書の余白にメモしておくこと。または、ノートを作成してメモをしておくこと。

 
(3)復習の仕方
 復習として、講義中のポイントを中心として、教科書やノートにメモしたことをまとめる。まとめた資料から、疑問点は食品機能論の教科書や食品機能に関する書籍を調べてその週のうちに問題点を解決すること。それでも分からない場合は、教員に必ず質問をして理解できないことを積み残さないこと。

5.受講にあたってのルール
アカデミック・オネスティ(学問的誠実性)を重視しています。
講義の内容を、教員(場合によっては学生)の明確な許可なしに、録音、ダウン撮影、コピー、あるいは記録することを禁じる。
情報倫理行為に反するため、授業で配布された資料等を、担当教員の許可なく他人と共有すること、担当教員や出席者に対し、SNS などで誹謗中傷したりすることを禁じる。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
オリエンテーション(授業の進め方)
本講座は、授業の展開によって、講義内容の変更の可能性があります。変更の場合には随時、UNIPAにより告知する。
第2回
食品機能学の展開
予習:当該部分の教科書を読む
復習:教科書に記載したメモやノートの整理
第3回
消化器系・内分泌系への作用(1)
予習:当該部分の教科書を読む
復習:教科書に記載したメモやノートの整理
第4回
消化器系・内分泌系への作用(2)
予習:当該部分の教科書を読む
復習:教科書に記載したメモやノートの整理
第5回
消化器系・内分泌系への作用(3)
予習:当該部分の教科書を読む
復習:教科書に記載したメモやノートの整理
第6回
消化器系・内分泌系への作用(4)
予習:当該部分の教科書を読む
復習:教科書に記載したメモやノートの整理
第7回
循環系・神経系への作用(1)
予習:当該部分の教科書を読む
復習:教科書に記載したメモやノートの整理
第8回
循環系・神経系への作用(2)
予習:当該部分の教科書を読む
復習:教科書に記載したメモやノートの整理
第9回
生体制御系への作用(1)
予習:当該部分の教科書を読む
復習:教科書に記載したメモやノートの整理
第10回
生体制御系への作用(2)
予習:当該部分の教科書を読む
復習:教科書に記載したメモやノートの整理
第11回
食品機能研究の新展開
〜機能性食品の制度〜
予習:当該部分の教科書を読む
復習:教科書に記載したメモやノートの整理
第12回
食品機能研究の新展開
〜テーラーメイド食設計〜
予習:当該部分の教科書を読む
復習:教科書に記載したメモやノートの整理
第13回
これからの食品機能①
食事と睡眠の関係
予習:当該部分の教科書を読む
復習:教科書に記載したメモやノートの整理
第14回
これからの食品機能②
サーカディアンリズムと時間栄養学
予習:当該部分の教科書を読む
復習:教科書に記載したメモやノートの整理
第15回
これからの食品機能③
DOHaDやエピジェネティクス
予習:当該部分の教科書を読む
復習:教科書に記載したメモやノートの整理
第16回
期末テスト
予習・復習
当該週の講義で学んだことは、当該週に理解するように努める。翌週以降に疑問点を残さないように予習・復習を実施する。
予習・復習の時間設定はしておりませんが、目安の時間として、予習45分、復習30分が必要。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
(1)試験(70%)講義を通じて取得して欲しい知識を問う記述式で出題する。追試は実施しない。
    後日、模範解答を示し、概説する。
   〈到達目標①、到達目標②〉
(2)受講態度(30%)…出席回数および実験に取り組む姿勢を中心に評価します。
 注)15回のうち5 回以上の欠席で再履修確定。遅刻は、やむを得ない場合を除いて2回で1回の欠席扱いとする。
   授業開始30分を過ぎたら欠席とする。
  〈到達目標①、到達目標②〉

8.参考図書・文献

9.履修上の注意
 本科目は、選択科目であるが、食品衛生管理者及び食品衛生監視員任用資格、フードスペシャリスト資格の取得において履修要件科目となっている。
 配慮が必要な学生に関しては、初回のオリエンテーション時に申し出るようにすること。当該科目るについて台風、豪雨、暴風雪、地震等によって学生の通学が不可能となった場合、Zoomによる遠隔(オンライン)授業に切り替えて実施する場合がある。また、対面授業が中止の場合は、休構にする。補講は追って知らせる。