シラバス情報

科目名
解剖生理学実験Ⅱ (水曜Ⅳ・Ⅴ校時)
開講年度学期
2024年度前期
配当学年
2年
ナンバリング
単位
1単位
時間
A:水曜日14:40ー17:05
教室
124に集合、講義後に実験室2に移動
教科書
『人体の構造と機能』(エレイン・N・マリーブ著、医学書院)
解剖生理学ノート 人体の構造と機能 第3版(羊土社)

1.担当教員
担当教員
谷内 一彦
研究室
1号館6F    メール:k-yanai@sendai-shirayuri.ac.jp
オフィスアワー
月曜日〜木曜日:9-17時(事前にメールにてアポイントメントが必要)

2.授業の目的
(1)授業の目的
病院等に勤務する医療従事者である管理栄養士として必要な人体の構造と機能を実験を通して解剖学的、生理学的に理解できることを目的とする。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
到達目標:
1.バイタルサインなどについて生理機能を説明出来ることを目標とする。
2.各自の身体や標本の観察により人間の身体の構造を理解し説明できることを目標とする。
3.顕微鏡標本観察を通し、人体臓器の細胞組織学的構造を理解し説明できることを目標とする。
ディプロマポリシーとの関連:
健康栄養学科のディプロマポリシー1.「人の健康と栄養および疾病の成り立ちに関する専門基礎知識を身につけている」、2.「人間の食行動と食環境を把握しエビデンスに基づく基準に照らして、健康・栄養課題への支援や対策の実践的方法の基礎を身につけている」を実現するため、専門基礎分野の知識の獲得と実践力の修得を目指す。
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1vMVlJoCFFsO-n6_ljtpbwYmSL2IAU5Q3/view?usp=drive_link】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1H_tCOiCeKmdQnNmr-Lh4INKo7mlB-jmt/view?usp=drive_link】

3.授業の概要
解剖生理学実験Ⅰ・Ⅱは1年後期と2年前期に分かれて実験時間が組まれているが、内容的には発展的に一本化された科目である。上級学年で学ぶ予定の「病気と栄養Ⅰ・Ⅱ」および臨床栄養学関係の科目の基礎となるので、本実習を通して解剖生理学や臨床医学の内容と要点をマスターすること。なお感染状況で遠隔授業の場合はZoomを用いての双方向型授業となり、授業の中で簡易的な実験の実施,関連動画の視聴などを行うことがある。実験はアクティブ・ラーニングであり、履修状況の確認には毎回、レポート提出を求めている。顕微鏡を用いた細胞・組織の観察では観察した像のスケッチの提出を求めることがある。この科目は医療機関(病院、検診センター等)で実務経験のある医師・産業医による授業です。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
実験内容に合わせて教科書の項目に目を通しておくこと。特に図・表を中心に行うと理解しやすい。
(2)授業の受け方
感染状況は落ち着いているので基本的に遠隔授業とはしない。遠隔授業となった場合、当初予定した実験は不可能となる。授業内容は遠隔でもできる項目に変更される。実験では学生自身や教員が被験者となる場合がある。
(3)復習の仕方
教科書の関連事項の再読。特に実験時に使用した資料は再読のこと。実験終了後1週間以内にレポートを教員室(1号館5階)あるいは次回の実験時に提出する必要がある。

5.受講にあたってのルール
実験は4・5校時(14:40−17:05)の135分間で行うので、遅刻・欠席は事前に連絡が必要であり、体調不良の場合は、早めに申し出ること。135分の間に10分間の休憩を入れる予定。時間が長いので、トイレタイムを取らない場合は各自自由にトイレタイムを取ること。体調不良の場合には、早めに申し出ること。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
オリエンテーション、人体の外形・方向、骨学、総エネルギー必要量の推定
教科書・配信資料で予習と復習を行う。事前に実験資料(PDF)はWEB配信の予定。
総エネルギー必要量の推定のために体重と身長を測定する。4月10日予定
第2回
頭部顔面と歯牙の観察、味覚・嗅覚試験
教科書・配信資料で予習と復習を行う。事前に実験資料(PDF)はWEB配信の予定。
味覚・嗅覚試験を行う。4月17日予定
第3回
頚部の観察、咀嚼・嚥下機能、経管栄養・経鼻経管栄養
教科書・配信資料で予習と復習を行う。事前に実験資料(PDF)はWEB配信の予定。
キシリトールガム試験、嚥下試験、人体模型を用いた経腸栄養、経腸栄養剤(成分栄養と半消化態)。4月24日予定
第4回
バイタルサイン、脈拍のとれる部位の確認、体温、脈拍数、血圧、呼吸数の測定
教科書・配信資料で予習と復習を行う。事前に実験資料(PDF)はWEB配信の予定。
各自の体温、脈拍数、血圧、呼吸数の計測を行う。5月1日予定
第5回
内臓学(心臓)、心電図計測法
教科書・配信資料で予習と復習を行う。事前に実験資料(PDF)はWEB配信の予定。
各自の心電図計測と心音聴取を行う。5月8日予定
第6回
内臓学(腎臓)、尿検査法
教科書・配信資料で予習と復習を行う。事前に実験資料(PDF)はWEB配信の予定。
各自の尿採取による尿検査を行う。5月15日予定
第7回
内臓学(肝臓・膵臓・胆嚢)、細胞・組織の観察①(肝臓・膵臓)
教科書・配信資料で予習と復習を行う。事前に実験資料(PDF)はWEB配信の予定。
組織プレパラートによる顕微鏡観察。5月22日予定
第8回
内臓学(消化管)、細胞・組織の観察②(食道・胃・小腸・大腸)
教科書・配信資料で予習と復習を行う。事前に実験資料(PDF)はWEB配信の予定。
組織プレパラートによる顕微鏡観察。5月29日予定
第9回
生殖器系、細胞・組織の観察③(卵巣・精巣・子宮)
教科書・配信資料で予習と復習を行う。事前に実験資料(PDF)はWEB配信の予定。
組織プレパラートによる顕微鏡観察。6月5日予定
第10回
呼吸器系、細胞・組織の観察④(呼吸器)、呼吸機能検査
教科書・配信資料で予習と復習を行う。事前に実験資料(PDF)はWEB配信の予定。
組織プレパラートによる顕微鏡観察と代表者による呼吸機能測定を行う。6月12日予定
第11回
免疫・皮膚・その他、細胞・組織の観察⑤(舌・皮膚・小腸パイエル板・腎臓・尿管)
教科書・配信資料で予習と復習を行う。事前に実験資料(PDF)はWEB配信の予定。
組織プレパラートによる顕微鏡観察。6月19日予定
第12回
内分泌系、経口ブドウ糖負荷試験
教科書・配信資料で予習と復習を行う。事前に実験資料(PDF)はWEB配信の予定。
血糖測定と経口ブドウ糖負荷試験を行う。6月26日予定
第13回
神経系と筋系:筋電図、運動神経伝導速度
教科書・配信資料で予習と復習を行う。事前に実験資料(PDF)はWEB配信の予定。
デモによる筋電図、運動神経伝導速度の測定を行う。7月3日予定
第14回
自律神経系、ストレス反応
教科書・配信資料で予習と復習を行う。事前に実験資料(PDF)はWEB配信の予定。
アンケート形式のストレスチェックを行う。7月10日予定
第15回
解剖生理学実験のまとめ、治療薬と薬理学入門
教科書・配信資料で予習と復習を行う。事前に実験資料(PDF)はWEB配信の予定。
エゴグラムによる性格診断を行う。7月17日予定
第16回
補講
予習・復習
予習・復習は毎回行うことが望ましい。予習は教科書の図・表を中心に行うと理解しやすい。復習はプリントの内容と実習中にメモした教員の説明をプリントを再読することで行うとよい。※ 授業の展開によっては、変更の可能性があります。変更の場合には随時お知らせします。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
出席40点、レポート内容評価結果60点の計100点で評価する。60点以上で単位取得とする。

8.参考図書・文献

9.履修上の注意
身体の不調、悩みおよび精神的な問題が生じた学生は、速やかに申し出ること。アドバイザーと連携して、具体的な対応策を一緒に考えます。
「一時的・個別的な遠隔授業の対応について」
・文科省の要請により対面授業での実施です。対面授業中は遠隔授業には対応できません(欠席扱いとなります)。ただし、単位取得にかかわってくるような場合は、可能な範囲で配慮いたしますので、前日までに連絡をしてください。
「(自然)災害時の授業対応について」
・対面授業中は休講となります。