シラバス情報

科目名
国際福祉論Ⅱ
開講年度学期
2024年度後期
配当学年
2年
ナンバリング
単位
2単位
時間
教室
教科書
南野奈津子編.2022.『いっしょに考える外国人支援ー関わり・つながり・協働する』明石書店。

1.担当教員
担当教員
高田 洋平
研究室
高田 洋平: 3号館1階
オフィスアワー
木曜日2限

2.授業の目的
(1)授業の目的
本科目は、今後のソーシャルワークに求められている文化的能力(Cultural Comptency)、すなわち異文化を理解する力を身につけることを目的とする。特に国際福祉論Ⅰにおける知識を基礎とし、多文化ソーシャルワークや日本国内の在住外国人の生活と支援に焦点をあて日本国内におけるソーシャルワーク実践に資する知識の習得と在住外国人への理解の深化を目指す。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
①日本国内における在住外国人の生活や置かれた状況に関心をもてるようになる
〈心福DP1〉
②在住外国人の生活からみえる日本社会の課題について理解を深めること
〈心福DP1,DP3〉
③在住外国人を支援するために必要な基礎知識と文化的能力の概要を理解すること
〈心福DP7〉
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1vMVlJoCFFsO-n6_ljtpbwYmSL2IAU5Q3/view?usp=drive_link】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1H_tCOiCeKmdQnNmr-Lh4INKo7mlB-jmt/view?usp=drive_link】

3.授業の概要
この授業では知識の醸成と創造的思考力の獲得を目指すAL(アクティブラーニング)中心型の授業として、指定したテキストの内容理解と報告、その後の議論を中心に行う。個々の授業は原則として、最初の40分は報告(レジュメと資料を用いたプレゼンテーションが基本型)で、後半の40分はその内容に関する議論を行う。議論においては担当者以外が提出した論点に基づき議論を行い、外国人支援に関する基礎的知識の定着と議論する力を養う。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
指定されたテキスト該当箇所に事前に目を通すこと。該当箇所のうち、中心的な事項(「論点」)は何かを見出し、授業内で提示できるよう準備すること。
(2)授業の受け方
議論に積極的に参加すること
(3)復習の仕方

5.受講にあたってのルール
出席回数、欠席回数による加点・減点は行わないが、出席が授業回数の3分の2に満たない場合は単位不合格となるので注意すること。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
オリエンテーション 多文化共生と現代社会
第2回
日本社会と外国人
テキストpp.11〜28を読む
第3回
移住外国人と法律
テキストpp.35〜56を読む
第4回
外国人と医療
テキストpp.57〜72を読む
第5回
外国人と教育
テキストpp.73-94を読む
第6回
移住労働者と生存権
テキストpp.95-118を読む
第7回
外国人と福祉
テキストpp.119-142を読む
第8回
外国人DV被害者女性と子ども
テキストpp.143-158を読む
第9回
日本と難民支援
テキストpp.159-184を読む
第10回
国際社会における外国人支援と権利保障
テキストpp.185-198を読む
第11回
ソーシャルワークにおけるソーシャルアクションと外国人
テキストpp.199-218を読む
第12回
外国人支援と私たち
テキストpp.219-228を読む
第13回
外国人支援の実際①
第14回
外国人支援の実際②
第15回
まとめ
第16回
予習・復習

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
報告(50%):プレゼンテーション、報告の内容や当日の議論の進行を評価します。
平常点(50%):授業内での発言内容と回数、提示された論点の内容など、授業での議論への参加度を評価の対象とします。

8.参考図書・文献

9.履修上の注意
・在留資格等、国際福祉論Ⅰで取り扱った内容をベースとする。このため国際福祉論Ⅰを履修していない学生は、適宜、外国人支援に関する基礎知識を各自で補完する必要があるので注意すること。
・報告担当者以外は、資料を事前に読みなつつ「論点」を見出し、当日共有すること