シラバス情報

科目名
精神保健福祉援助実習指導Ⅰ
開講年度学期
2024年度後期
配当学年
3年
ナンバリング
単位
1単位
時間
月曜日1限目(9:00〜10:30)
教室
522/523教室
教科書
「ソーシャルワーク実習指導・ソーシャルワーク実習(精神専門)」中央法規出版

1.担当教員
担当教員
志水 田鶴子、郡山 昌明
研究室
5号館4階
オフィスアワー
火曜日3限目 (13:00〜14:30)

2.授業の目的
(1)授業の目的
①本科目は、4年次に行われる精神保健ソーシャルワーク臨床実習とは一対をなすものである。
②4年次に行われる精神保健ソーシャルワーク臨床実習の目的を踏まえ、事前学習、実習、事後学習において、精神障害者や精神障害者をめぐる支援環境を間近なものとし、精神保健福祉士や精神保健福祉サービス機関の役割や機能、精神保健福祉について理解を深める。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
①ソーシャルワーク(精神保健福祉士)実習の意義について理解する。
<学部DP5①③、心福DP(1)(2)(5)>
②精神疾患や精神障害のある人のおかれている現状を理解し、その生活の実態や生活上の困難について理解する。
<学部DP5①③、心福DP(1)(2)(5)>
③ソーシャルワーク(精神保健福祉士)実習に係る個別指導及び集団指導を通して、精神保健福祉士が行うソーシャルワークに係る知識と技術について具体的かつ実際的に理解し実践的な技術等を体得する。
<学部DP5①③、心福DP(1)(2)(5)>
④精神保健福祉士として求められる資質、技能、倫理、自己に求められる課題把握等、総合的に対応できる能力を習得する。
<学部DP5①③、心福DP(1)(2)(5)>
⑤具体的な実習体験を、専門的知識及び技術として概念化し理論化し体系立てていくことができる能力を涵養する。
<学部DP5①③、心福DP(1)(2)(5)>
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1vMVlJoCFFsO-n6_ljtpbwYmSL2IAU5Q3/view?usp=drive_link】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1H_tCOiCeKmdQnNmr-Lh4INKo7mlB-jmt/view?usp=drive_link】

3.授業の概要
実習指導では、精神障害者とその置かれている現状、生活実態、実習施設の役割・機能について理解し、精神保健福祉士として求められている知識及び技術、関連知識の理解を深める。精神保健福祉の現状と課題について整理する。また、職業倫理を身につけ、専門職として、実習施設の職員に準じた自覚に基づいた行動ができるようにする。またソーシャルワーカーとして実践力を高めるために、専門知識や専門技術を獲得するプロセスでは、アクティブラーニングを多用する。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
指定したテキストを使用して、授業を行います。「6.授業計画と予習・復習の内容および必要な時間」に沿って授業を展開していきますので、表に記された教科書の対応する箇所を予め読んで来ることが必要です。わからない語句や専門用語があれば、事前に調べて授業に臨んでください。授業内で課題(計画書やレポート等)を課します。〆切時間厳守で提出を求めます。
(2)授業の受け方
重要と思われる事項や疑問点が授業内に解決した場合、新たな疑問についてはノートに記載しておくことが必要です。授業の受け方については、「6.授業計画と予習・復習の内容および必要な時間」に沿ってテキストで提示して進めますが、その単元に関連した教員の実践経験なども話しますので、それらの内容についてもノートなどに記しておくこととよいでしょう。授業内で質問等があれば、積極的にしてください。他の学生にとっても、知識に深みが増し有意義になります。
(3)復習の仕方
復習では、その日のうちに手元資料をもとにノートをまとめ、不明な点や疑問点を調べて加筆しておくとよいでしょう。理解が曖昧だと、誤解して覚えたりまた相談支援に活かすことができませんので、しっかりと復習して知識として獲得しましょう。精神保健福祉士の資格に関係するかもであるので、テキストのみの学習ではなく、参考資料(大学図書館にある蔵書や厚生労働省等のホームページ)も活用しながら知識の整理を行うとよいでしょう。

5.受講にあたってのルール
(1)受講時の基本姿勢
   受講時は、私語を慎み、居眠り等は行わないようにしましょう。また、授業中は、携帯をカバンしまって授業に参加してください。
(2)遅刻・欠席、早退の扱い
   授業は、全体の2/3以上の出席が必要です。授業開始20分を過ぎての入室は欠席とみなします。また、欠席や遅刻・早退することが予めわかっている場合は、事前に連絡を入れるようにしてください。
(3)出席の確認
   UNIPAを使用することがあります。
(4)課題等の提出物について
    指定された日時までに提出をしてください。未提出の場合は、受理しないことがあります。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
オリエンテーション…授業の進め方
講義ー演習ー実習の循環
序章を読んで授業に臨む(予習)
授業内での講義や演習での学びを整理する(復習)
第2回
実習及び実習指導の意義と目的
第一章第1節を読んで授業に臨む(予習)
授業内での講義や演習での学びを整理する(復習)
第3回
実習におけるスーパービジョン
第一章第2節を読んで授業に臨む(予習)
授業内での講義や演習での学びを整理する(復習)
第4回
実習における教育評価
第一章第3節を読んで授業に臨む(予習)
授業内での講義や演習での学びを整理する(復習)
第5回
実習の構造
第一章第4節を読んで授業に臨む(予習)
授業内での講義や演習での学びを整理する(復習)
第6回
実習におけるリスクマネジメント
第一章第5節を読んで授業に臨む(予習)
授業内での講義や演習での学びを整理する(復習)
第7回
実習先決定に向けた準備
情報収集の方法
第二章第1節を読んで授業に臨む(予習)
授業内での講義や演習での学びを整理する(復習)
第8回
実習記録の書き方
第二章第2節を読んで授業に臨む(予習)
授業内での講義や演習での学びを整理する(復習)
第9回
精神保健医療福祉の現状と精神保健福祉士の理解
第二章第3節を読んで授業に臨む(予習)
授業内での講義や演習での学びを整理する(復習)
第10回
実習先決定後の準備
実習先決定後の学習内容と方法
第三章第1節を読んで授業に臨む(予習)
授業内での講義や演習での学びを整理する(復習)
第11回
実習計画書の作成①
第三章第2節を読んで授業に臨む(予習)
授業内での講義や演習での学びを整理する(復習)
第12回
事前訪問/事前打ち合わせ
実習計画書の作成②
第三章第1節を読んで授業に臨む(予習)
授業内での講義や演習での学びを整理する(復習)
第13回
実習計画書の作成③
第三章第3節を読んで授業に臨む(予習)
授業内での講義や演習での学びを整理する(復習)
第14回
実習計画書の作成④
第三章第3節を読んで授業に臨む(予習)
授業内での講義や演習での学びを整理する(復習)
第15回
前期のまとめ
前期のまとめをする(復習)
第16回
予習・復習
教科書を使った予習が必要。授業前に必ず該当する教科書のページに目を通して、疑問点をまとめてくること。復習では、その日のうちにノートをまとめ、疑問点を調べて加筆しておく。
目安の時間として、授業1コマにつき、60分が必要。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
(1)受講態度(30%)…発表の内容、質問の態度等を含め評価を行う。
 <到達目標①②③④⑤>
(2)課題レポート(70%)…各レポートや実習計画書作成の提出状況をもって評価する。
 <到達目標①②③④⑤>

8.参考図書・文献

9.履修上の注意
①受講に際して、心配や不安なことがある場合は、必ず2回目の授業までに担当者に相談してください。事情によっては、レポートなどの代替課題を課すなど配慮する場合があります。
②特別な配慮を要する学生は大学に申し出認められた場合には、相談しながら授業は進めることとします。 
③遠隔授業は、大学のBCPおよび自然災害、特別な配慮を要すると大学から認められた場合に実施する。但し、場合によって証明書の提出を求めることがあります。
④対面授業が中止になった場合、授業の方法や補講については、必ずHPやUNIPAにて確認してください。