シラバス情報

科目名
精神保健福祉援助演習(基礎)
開講年度学期
2024年度前期
配当学年
3年
ナンバリング
単位
1単位
時間
木曜日2限目(10:40〜12:10)
教室
525教室
教科書
「ソーシャルーク演習(共通)」中央法規出版

1.担当教員
担当教員
志水 田鶴子、郡山 昌明
研究室
5号館4階
オフィスアワー
志水:火曜日3限目 (13:00〜14:30)

2.授業の目的
(1)授業の目的
本科目の目的は、精神保健福祉援助技術の諸理論(理論モデル)に基づいた支援をしていくためのスキルを身につけることです
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
①ソーシャルワークの知識と技術に係る他の科目との関連性を踏まえ、社会福祉士及び精神保健福祉士として求められる基礎的な能力を涵養する。
<学部DP(3)心福DP(4)>
②ソーシャルワークの価値規範と倫理を実践的に理解する。
<学部DP(3)心福DP(4)>
③ソーシャルワークの実践に必要なコミュニケーション能力を養う。
<学部DP(3)心福DP(4)>
④ソーシャルワークの展開過程において用いられる、知識と技術を実践的に理解する。
<学部DP(3)心福DP(4)>
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1vMVlJoCFFsO-n6_ljtpbwYmSL2IAU5Q3/view?usp=drive_link】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1H_tCOiCeKmdQnNmr-Lh4INKo7mlB-jmt/view?usp=drive_link】

3.授業の概要
 精神保健福祉援助の知識と技術に係る他の科目との関連性も視野に入れつつ、精神保健福祉士に求められる相談援助に係る基礎的な知識と技術について、次に掲げる方法を用いて、実践的に習得するとともに、専門的援助技術として概念化し理論化し体系立てていくことができる能力を涵養する。具体的には以下に示す。
 ① 相談援助に係る基礎的な知識と技術に関する具体的な実技を用いる。
 ② 個別指導並びに集団指導を通して、地域福祉の基盤整備と開発に係る具体的な相談事例を体系的にとりあげる。
 ③グループワークやプレゼンテーションなどアクティブ・ラーニングの形態により実践力を身につける。
 ④UNIPA等を使用して課題の提出などを求め双方向型授業を行う。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
①指定したテキストを使用して、授業を行います。
②「6.授業計画と予習・復習の内容および必要な時間」に沿って授業を展開していきますので、表に記された教科書の対応する箇所を予め読んで来ることが必要です。わからない語句や専門用語があれば、事前に調べて授業に臨んでください。授業内で課題(レポート)を課すことがあります。その際は〆切厳守で提出を求めます。
(2)授業の受け方
重要と思われる事項や疑問点が授業内に解決した場合、新たな疑問についてはノートに記載しておくことが必要です。授業は、テキストを基本に展開しますが、演習ですのでロールプレイや学生同士でのディスカッションをも含みます。授業の受け方については、「6.授業計画と予習・復習の内容および必要な時間」に沿って進めますが、その単元に関連した教員の実践経験なども話しますので、それらの内容についてもノートなどに記しておくこととよいでしょう。授業内で質問等があれば、積極的にしてください。他の学生にとっても、知識に深みが増し有意義になります。
(3)復習の仕方
①復習では、その日のうちにノートをまとめ、不明な点や疑問点を調べて加筆しておくとよいでしょう。理解が曖昧だと、誤解して覚えたりまた相談支援に活かすことができませんので、しっかりと復習して知識として獲得しましょう。
②精神保健福祉士の資格に関係するかもであるので、テキストのみの学習ではなく、参考資料(大学図書館にある蔵書や厚生労働省等のホームページ)も活用しながら知識の整理を行うとよいでしょう。

5.受講にあたってのルール
(1)受講時の基本姿勢
     受講時は、私語を慎み、居眠り等は行わないようにしましょう。
(2)遅刻・欠席、早退の扱い
     授業は、全体の2/3以上の出席が必要です。授業開始20分を過ぎての入室は欠席とみなします。また、欠席や遅刻・早退することが予めわかっている場合は、事前に連絡を入れるようにしてください。また、この科目は演習科目となっています。欠席や遅刻・
   早退がある場合、授業な成り立たなくなりますので、日頃から体調の管理をしていてください。
(3)出席の確認
    UNIPAを使用することがあります。
(4)課題等の提出物について
    指定された日時までに提出をしてください。未提出の場合は、受理しないことがあります。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
オリエンテーション…授業の進め方
精神保健福祉士養成における演習の意義と位置づけとソーシャルワーク演習を通して学ぶ内容について
第1章を参照のこと(予習)
第2回
人と環境の交互作用について学ぶ
第2章第1節を読んでくること。また、関連科目の教科書を参照し、講義内容の理解を深めて授業に参加すること(予習)
授業内での講義や演習での学びを整理する(復習)
第3回
自己理解と他者理解について学ぶ
第2章第2節を読んでくること。また、関連科目の教科書を参照し、講義内容の理解を深めて授業に参加すること(予習)
授業内での講義や演習での学びを整理する(復習)
第4回
ソーシャルワークの対象、機能と役割・ソーシャルワークの対象について学ぶ
第3章第1節を読んでくること。また、関連科目の教科書を参照し、講義内容の理解を深めて授業に参加すること(予習)
授業内での講義や演習での学びを整理する(復習)
第5回
ソーシャルワークの価値と基準及び倫理、理念について学ぶ
第3章第2節を読んでくること。また、関連科目の教科書を参照し、講義内容の理解を深めて授業に参加すること(予習)
授業内での講義や演習での学びを整理する(復習)
第6回
ソーシャルワークの機能とソーシャルワーカーの役割について学ぶ
第3章第3節を読んでくること。また、関連科目の教科書を参照し、講義内容の理解を深めて授業に参加すること(予習)
授業内での講義や演習での学びを整理する(復習)
第7回
コミュニケーション技術について学ぶ
第4章第1節を読んでくること。また、関連科目の教科書を参照し、講義内容の理解を深めて授業に参加すること(予習)
授業内での講義や演習での学びを整理する(復習)
第8回
面接技術について学ぶ
第4章第2節を読んでくること。また、関連科目の教科書を参照し、講義内容の理解を深めて授業に参加すること(予習)
授業内での講義や演習での学びを整理する(復習)
第9回
ソーシャルワークの展開過程と関連技術・ケースの発見とエンゲージメント(インテーク)について学ぶ
第5章第1節を読んでくること。また、関連科目の教科書を参照し、講義内容の理解を深めて授業に参加すること(予習)
授業内での講義や演習での学びを整理する(復習)
第10回
アセスメントについて学ぶ
第5章第2節を読んでくること。また、関連科目の教科書を参照し、講義内容の理解を深めて授業に参加すること(予習)
授業内での講義や演習での学びを整理する(復習)
第11回
プランニンぐについて学ぶ
第5章第3節を読んでくること。また、関連科目の教科書を参照し、講義内容の理解を深めて授業に参加すること(予習)
授業内での講義や演習での学びを整理する(復習)
第12回
支援の実施とモニタリングについて学ぶ
第5章第4節を読んでくること。また、関連科目の教科書を参照し、講義内容の理解を深めて授業に参加すること(予習)
授業内での講義や演習での学びを整理する(復習)
第13回
支援の終結と結果評価、アフターケアについて学ぶ
第5章第5節を読んでくること。また、関連科目の教科書を参照し、講義内容の理解を深めて授業に参加すること(予習)
授業内での講義や演習での学びを整理する(復習)
第14回
ソーシャルワーク実習後の演習・事例検討・事例研究・スーパービジョンについて学ぶ
第6章第1節,第2節を読んでくること。また、関連科目の教科書を参照し、講義内容の理解を深めて授業に参加すること(予習)
授業内での講義や演習での学びを整理する(復習)
第15回
まとめ
第16回
予習・復習
予習では、教科書や参考文献にて援助技術について事前に学習することが必要。復習では、その日のうちにノートをまとめ、課題や疑問点を加筆しておく。
目安の時間として、授業1コマにつき、60分が必要。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
(1) 出席(30%)…2/3以上の出席が必要である。
<到達目標 ①②③④>
(2) 発表・グループ活動の参加(70%)…発表の内容、質問の態度等を含め評価を行う。
<到達目標 ①②③④>

8.参考図書・文献

9.履修上の注意
①受講に際して、心配や不安なことがある場合は、必ず2回目の授業までに担当者に相談してください。事情によっては、レポートなどの代替課題を課すなど配慮する場合があります。
②特別な配慮を要する学生は大学に申し出認められた場合には、相談しながら授業は進めることとします。
③遠隔授業は、大学のBCPおよび自然災害、特別な配慮を要すると大学から認められた場合に実施します。但し、場合によって証明書の提出を求めることがあります。
④対面授業が中止になった場合、授業の方法や補講については、必ずHPやUNIPAにて確認してください。