シラバス情報

科目名
ソーシャルワーク演習(専門)Ⅲ
開講年度学期
2024年度前期
配当学年
4年
ナンバリング
単位
1単位
時間
水曜日3限目(13:00〜14:30)
教室
535教室
教科書

1.担当教員
担当教員
白川 充
研究室
5号館4階
オフィスアワー
金曜日2限目(10:40〜12:10)

2.授業の目的
(1)授業の目的
 指定科目である「ソーシャルワーク演習」(専門)のねらいは全部で7項目あり、その⑥⑦は以下のように書かれている。
⑥実習を通じて体験した事例について、事例検討や事例研究を実際に行い、その意義や方法を具体的に理解する。
⑦実践の質の向上を図るため、スーパービジョンについて体験的に理解する。
 このことと関連して「教育に含むべき事項」として、以下のことが挙げられている。
<ソーシャルワーク実習後に行うこと>
ソーシャルワークに係る知識と技術について個別的な体験を一般化し、実践的かつ学術的な知識及び技術として習得できるよう、
集団指導並びに個別指導による実技指導を行うこと。
①事例研究、事例検討
②スーパービジョン
本演習はこれに行うことが目的である。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
①厚生労働省が指定する「ソーシャルワーク演習」の内容と水準に到達すること。
(心福DP(1)、心福DP(4)、心福DP(5))
②自らが実習において取り組んだ「事例研究」を通して、その成果と今後の課題を明らかにすること。
(心福DP(4)、心福DP(5))
③実習における達成目標と到達目標の評価として、自分自身のコンピテンシーを分析することによって自らの実践力の水準と課題を明らかにすること。
(心福DP(4)、心福DP(5))
④②③に関する発表を通じて、メンバー間の達成度と共通課題について把握すること。
(心福DP(1)、心福DP(4)、心福DP(5))
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1vMVlJoCFFsO-n6_ljtpbwYmSL2IAU5Q3/view?usp=drive_link】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1H_tCOiCeKmdQnNmr-Lh4INKo7mlB-jmt/view?usp=drive_link】

3.授業の概要
 この演習は、3年次の実習で取り組んだ「事例研究」と「実習評価としての達成目標と行動目標」を材料に展開する。各自の「事例研究」を通して、個別的な体験の一般化を試みる。同じように各自の「実習評価としての達成目標と行動目標」の分析を通して、個人的な体験の一般化を試みる。
 特に事例研究においては、実習で行った事例研究のどの部分が課題であったかを再確認し、そのうえで、今ならどのような対応を行うか(事例研究)を構想してもらう。また実習評価における達成目標と行動目標の評価をとして、コンピテンシーの内容と水準を確認し、併せて、社会福祉士国家試験受験資格取得「指定科目」であったソーシャルワーク実習の成果を共有する。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
 報告者は、授業前に報告内容に関する資料・文献に目を通し、レジュメと添付資料をまとめてくること(当日配布)。他のメンバーも関連するテーマについて予習が必要である。
(2)授業の受け方
 報告者の発表を聞いて質疑応答を行う。
(3)復習の仕方
復習では、その日のうちにノートをまとめ、疑問点を調べて加筆しておく。 

5.受講にあたってのルール
報告者は入念な準備をすること。それ以外のメンバーは質疑応答において積極的に発言すること。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
演習Ⅲのオリエンテーション
第2回
事例研究の方法と学習課題抽出の視点
第3回
事例研究の成果と学習課題①
第4回
事例研究の成果と学習課題②
第5回
事例研究の成果と学習課題③
第6回
事例研究の成果と学習課題④
第7回
事例研究の成果と学習課題⑤
第8回
事例研究に関する総括
第9回
「実習評価としての達成目標と行動目標」とコンピテンシーの検討①
第10回
「実習評価としての達成目標と行動目標」とコンピテンシーの検討②
第11回
「実習評価としての達成目標と行動目標」とコンピテンシーの検討③
第12回
「実習評価としての達成目標と行動目標」とコンピテンシーの検討④
第13回
「実習評価としての達成目標と行動目標」とコンピテンシーの検討⑤
第14回
「実習評価としての達成目標と行動目標」とコンピテンシーの検討(総括)
第15回
ソーシャルワーク演習Ⅲの総括
第16回
予習・復習
報告担当者は、授業前に報告内容に関する資料・文献に目を通し、レジュメと添付資料をまとめてくること(当日配布)。他のメンバーも関連するテーマについて予習が必要である。復習では、その日のうちにノートをまとめ、疑問点を調べて加筆しておく。目安の時間として、授業1コマにつき、予習30分、復習30分が必要。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
 演習形式による発表内容と取り組みを、総合的に評価する。柱となるのは以下の(1)(2)である。
(1)報告内容(プレゼンテーションとそれに必要なレジュメ、資料の水準と精度)
 (到達目標①、②、③、④)
(2)受講態度と参加意欲(討論での発言内容と授業内活動への参加)
 (到達目標①、②、③、④) 


8.参考図書・文献

9.履修上の注意
 この演習は、社会福祉士国家試験受験資格取得「指定科目」である「ソーシャルワーク演習」を、本学がソーシャルワーク演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの履修を持って読み替える最終段階に相当する。ソーシャルワーク演習Ⅰ・Ⅱによって、その5分の4を終えたあとの、残り5分の1として、「ソーシャルワーク演習」の仕上げの段階として、実習終了後に配当されたものである。その点を十分留意すること。