シラバス情報

科目名
ソーシャルワークの理論と方法(専門)A
開講年度学期
2024年度前期
配当学年
3年
ナンバリング
単位
2単位
時間
木曜日1コマ(9:00-10:30)
教室
5号館2階524教室
教科書
ソーシャルワークの理論と方法 [精神専門] (最新精神保健福祉士養成講座)

1.担当教員
担当教員
志水 田鶴子
研究室
5号館4階
オフィスアワー
火曜日3コマ(13:00-14:30)

2.授業の目的
(1)授業の目的
ソーシャルワークの理論と方法(専門)ABでは
①精神障害及び精神保健福祉の課題を持つ人に対するソーシャルワークの過程を理解する。
②精神障害及び精神保健福祉の課題を持つ人と家族の関係を理解し、家族への支援方法を理解する。
③精神医療、精神障害者福祉における多職種連携・多機関連携の方法と精神保健福祉士の役割について理解する。
④精神保健福祉士と所属機関の関係を踏まえ、組織運営管理、組織介入・組織活動の展開に関する概念と方法について理解する。
⑤個別支援からソーシャルアクションへの実践展開をミクロ・メゾ・マクロの連続性・重層性を踏まえて理解する。
⑥精神保健福祉分野以外における精神保健福祉士の実践展開を理解する。
 上記のうち主にAでは①と②について学ぶ。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
①精神障害について理解する
<学部DP(3)、心福DP(3)(4)>
②精神保健福祉の課題を理解する人を理解する
<学部DP(3)、心福DP(3)(4)>
③精神保健福祉の課題を理解する人へのソーシャルワークの過程を理解する
<学部DP(3)、心福DP(3)(4)>
④精神保健福祉の課題を理解する人と家族の関係を理解する
<学部DP(3)、心福DP(3)(4)>
⑤精神保健福祉の課題を理解する人の家族への支援方法を理解する
<学部DP(3)、心福DP(3)(4)>
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1vMVlJoCFFsO-n6_ljtpbwYmSL2IAU5Q3/view?usp=drive_link】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1H_tCOiCeKmdQnNmr-Lh4INKo7mlB-jmt/view?usp=drive_link】

3.授業の概要
①精神保健福祉分野におけるソーシャルワークの概要を理解する
②精神保健福祉分野におけるソーシャルワークの展開技法を理解する
③精神保健福祉分野における家族支援の実際を理解する
④コミュニティワークを理解する
⑤ソーシャルアクションへの展開を理解する

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
「6.授業計画と予習・復習の内容及び必要な時間」にそって、授業を進めていくのであらかじめ該当する教科書に目を通すことが予習となります。事前に教科書に目を通すと、すでに学んだことで忘れてしまっていることに気づいたり、初めて知る言葉や制度もあるだろうと思うので、その際には調べ学習を行ってください。
 
(2)授業の受け方
①授業は教科書の大切な部分をパワーポイントにまとめ、示しながら進めていきます。
②授業のパワーポイントは、Googleクラスルームで閲覧できるようにしておきますので、予習復習に活用してください。
③事前にわからない専門用語や制度については調べ、かつ他の科目で学んだものについては、科目間の関係性を意識し復習しておいてください。
(3)復習の仕方
授業中にPowerPointで紹介した部分については、授業を受けた後に再度確認し、理解があいまいだったり、疑問に思うことは調べて理解を深めてください。

5.受講にあたってのルール
①授業の妨げになる行為は認めません。著しい場合には退室を求めることがあります。
②遅刻や早退の場合には事前に申し出てください。事前に申し出ることが難しい場合には後日でもいいので連絡をお願いします。
③授業の出席回数が3分の2に満たない場合には前期試験を受けることができません。
④試験に際して不正行為があった場合には、大学の規程に沿ってその学期の全ての単位を失うことがあります。疑念を持たれる行為についても、厳に慎むようにお願いします。
⑤合理的配慮願いを提出している学生については、学びやすい環境を工夫したいと思いますので、相談しながら進めましょう。
⑥Googleフォームを活用した双方向性のある授業となるためノートパソコンやスマホを忘れないこと。



6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
オリエンテーション
第1章 精神保健福祉分野におけるソーシャルワークの概要
第1節 ソーシャルワークの構成要素
P.2-11に目を通し、わからない言葉や制度については調べ学習を行いましょう。
第2回
第1章 精神保健福祉分野におけるソーシャルワークの概要
第2節 ソーシャルワークの展開過程
p.12-20に目を通し、わからない言葉や制度については調べ学習を行いましょう。
第3回
第1章 精神保健福祉分野におけるソーシャルワークの概要
第3節 精神保健分野のソーシャルワークの基本視点
第4節 ミクロ・メゾ・マクロレベルにおけるソーシャルワークの展開
P.21-35に目を通し、わからない言葉や制度については調べ学習を行いましょう。
第4回
第2章 精神保健福祉分野におけるソーシャルワークの展開技法
第1節 援助関係の形成技法
第2節 インテーク
P.38-52に目を通し、わからない言葉や制度については調べ学習を行いましょう。
第5回
第2章 精神保健福祉分野におけるソーシャルワークの展開技法
第3節 アセスメント
P.53-61に目を通し、わからない言葉や制度については調べ学習を行いましょう。
第6回
第2章 精神保健福祉分野におけるソーシャルワークの展開技法
第4節 面接技術とその応用
P.62-71に目を通し、わからない言葉や制度については調べ学習を行いましょう。
第7回
第2章 精神保健福祉分野におけるソーシャルワークの展開技法
第5節 グループワーク(集団援助技術)
P.72-80に目を通し、わからない言葉や制度については調べ学習を行いましょう。
ミニテスト①を実施します(授業の進捗によっては日程を変更する可能性があります)
第8回
第2章 精神保健福祉分野におけるソーシャルワークの展開技法
第6節 アウトリーチ
P.81-90に目を通し、わからない言葉や制度については調べ学習を行いましょう。
第9回
第2章 精神保健福祉分野におけるソーシャルワークの展開技法
第7節 支援の展開(人・環境へのアプローチ)事例分析
P.91-100に目を通し、わからない言葉や制度については調べ学習を行いましょう。
第10回
第2章 精神保健福祉分野におけるソーシャルワークの展開技法
第8節 支援の展開(ケアマネジメント)事例分析
P.101-108に目を通し、わからない言葉や制度については調べ学習を行いましょう。
第11回
第3章 精神保健福祉分野における家族支援の実際
第1節 精神障害者の家族の課題
P.110-120に目を通し、わからない言葉や制度については調べ学習を行いましょう。
第12回
第3章 精神保健福祉分野における家族支援の実際
第2節 家族理解の変遷
P.121-131に目を通し、わからない言葉や制度については調べ学習を行いましょう。
第13回
第3章 精神保健福祉分野における家族支援の実際
第3節 家族支援の方法
P.132-141に目を通し、わからない言葉や制度については調べ学習を行いましょう。
第14回
第4章 コミュニティワーク
第1節 精神保健分野におけるコミュニティワークの意義
P.144-152に目を通し、わからない言葉や制度については調べ学習を行いましょう。
第15回
第4章 コミュニティワーク
第2節 地域における精神保健福祉の向上
P.153-161に目を通し、わからない言葉や制度については調べ学習を行いましょう。
ミニテスト②を実施します
第16回
予習・復習
①上記の「予習・復習」をよく読み、わからない言葉や制度等については調べ学習をしておいてください。精神障害者を取り巻く状況について、ニュースや新聞記事などにも関心を持ち、単に知識として学ぶのではなく精神保健福祉士として知識を支援に生かすことをイメージして授業に参加してください、そうすることで疑問やわかりにくい点などが見えてくると思います。
②予習復習に要する時間は、各回4時間程度が目安です。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
(1)ミニテスト①+ミニテスト②を行う(90%)
<達成目標①②③④⑤>
(2)授業への参加(10%)
<達成目標①②③④⑤>

8.参考図書・文献

9.履修上の注意
①精神保健福祉士国家試験受験資格の取得を目指す者は必ず履修してください。
②受講に際し合理的な配慮が必要な学生は申し出てください。