シラバス情報

科目名
社会・集団・家族心理学A(社会心理学)
開講年度学期
2024年度前期
配当学年
2年
ナンバリング
単位
2単位
時間
金曜日1限
教室
523教室
教科書
なし

1.担当教員
担当教員
結城 裕也
研究室
5号館4階
オフィスアワー
月曜日2時限(10:40〜12:10)

2.授業の目的
(1)授業の目的
社会心理学が目指すのは,人間社会の中で起きている,人と人,あるいは集団や団体や社会と個人といった組み合わせの中で,そこにどのような法則性があるのか,どんな形で問題が生じるのかなど,その背景にある心理学的な構造を理解することである。諸君には,社会心理学を単なる学問として理解するのではなく,社会などの実践の場で応用できる力を身につけることができるように積極的に学んでもらいたい。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
① 個人と個人,個人と社会・集団あるいは集団と集団の関係の中で,その背景にどのような心理的な構造が潜んでいるのかを理解する。
(心福DP3)
② 社会心理学を単なる知識としてではなく,社会などの実践の場で応用できる力を身につける。
(心福DP4)
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1vMVlJoCFFsO-n6_ljtpbwYmSL2IAU5Q3/view?usp=drive_link】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1H_tCOiCeKmdQnNmr-Lh4INKo7mlB-jmt/view?usp=drive_link】

3.授業の概要
本講義では,毎回の授業では社会心理学に関する一つないしは複数のテーマを取り上げ,具体例を交えながら解説する。なお,授業は基本的にはPowerPointを使用した講義形式で行う。ただし,授業の中で簡易的な実験の実施,関連動画の視聴などを行うことがある。また,毎回授業の最後にショートレポート(クリッカーを使用)の提出を求める。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
本講義は「6.授業計画と予習・復習の内容及び必要な時間」にそって展開するので,表に記された用語や事柄についてあらかじめ調べておくこと。教科書は特に使用しないので,予習・復習の際は「8. 参考図書・文献」で提示しているものを一読することを推奨する。ただし,提示している参考図書・文献に限定するものではない。
(2)授業の受け方
講義はプリントを配布し(UNIPAにも同様の資料をアップロードする),PowerPointのスライドを使用して進める。スライドの記述だけではなく,自分で重要だと思ったことや疑問に思ったことなどは必ずメモすること。
(3)復習の仕方

5.受講にあたってのルール
(1) 受講時の基本姿勢(マナー)
受講時は,私語を慎み,居眠り・内職等は行わないこと。また,スマートフォンを含む電子機器はこちらの指示がない限り使用は厳禁とする。
(2) 遅刻・欠席・早退の扱い
30分を超える遅刻は欠席扱いとし、遅刻2回で1回の欠席とみなす。早退は欠席とみなす(特別な事情,事前に申告がある場合を除く)。欠席した場合は、「欠席届」を提出すること。
(3) 期末試験の受験資格
講義15回のうち、欠席回数が3分の1以上(6回以上)の者は期末試験を受験できない(すなわち再履修となる)。
(4) 期末試験時の不正行為の扱い
カンニング等の不正行為を行った場合は試験点を 0 点とし単位を認定しない(すなわち再履修となる) 。また,カンニングと疑われる行動も慎むこと。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
ガイダンス,心理学の中の社会心理学
第2回
社会の中の個人①…「態度」
各授業テーマに関する用語を調べておく。
第3回
社会の中の個人②…「社会的アイデンティティ」「自己知覚」「自己効力感」「セルフ・モニタリング」
各授業テーマに関する用語を調べておく。
第4回
対人認知と行動①…「印象形成」「原因帰属」
各授業テーマに関する用語を調べておく。
第5回
対人認知と行動②…「表情の認知」「ステレオタイプ」「社会的比較」
各授業テーマに関する用語を調べておく。
第6回
対人認知と行動③…「対人魅力」「説得的コミュニケーション」
各授業テーマに関する用語を調べておく。
第7回
集団の中の個人①…「集団規範」「同調」
各授業テーマに関する用語を調べておく。
第8回
集団の中の個人②…「少数者の影響力」「内集団ひいき」
各授業テーマに関する用語を調べておく。
第9回
集団の中の個人③…「分配的公正」「社会的促進・社会的抑制」
各授業テーマに関する用語を調べておく。
第10回
集団の中の個人④…「集団的浅慮」
各授業テーマに関する用語を調べておく。
第11回
集団の中の個人⑤…「集団意思決定」「リーダーシップ」
各授業テーマに関する用語を調べておく。
第12回
社会心理学関連動画の視聴
各授業テーマに関する用語を調べておく。
第13回
社会現象・社会問題の心理①…「予言の自己実現」「社会的ジレンマ」「個人主義と集団取置」
各授業テーマに関する用語を調べておく。
第14回
社会現象・社会問題の心理②…「社会的交換」「暴力的な映像の影響」「ソーシャル・サポート」
各授業テーマに関する用語を調べておく。
第15回
まとめと振り返り及び試験
第16回
予習・復習
参考図書を使った予習が必要。授業前に必ず該当する用語や事柄が記載されているページに目を通して,疑問点をまとめてくること。復習では、その日のうちにノートをまとめ、疑問点を調べて加筆しておく。
目安の時間として、授業1コマにつき、予習120分、復習120分が必要。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
・ 試験(90%)…「まとめと振り返り」の回に実施する。
<到達目標①、到達目標②>
・ 受講態度(10%)…受講態度と出席数を加味する。
<到達目標①、到達目標②>

8.参考図書・文献
社会心理学
池田謙一・唐沢 穣・工藤恵理子・村本由紀子
有斐閣

9.履修上の注意
・受講に際して,心配や不安なことがある場合は,必ず2回目の授業までに担当者に相談すること。事情によっては,レポートなどの代替課題を課すなどの,特別な配慮を行う場合がある。
・台風,豪雨,暴風雪,地震等によって通学が不可能となった場合,原則として遠隔(オンライン)で授業を実施する。その際は,UNIPA上で連絡する。
・体調不良,インフルエンザや新型コロナウイルスへの罹患が疑われる場合には欠席すること。症状が軽微であっても原則として遠隔(オンライン)対応はしない。