シラバス情報

科目名
子ども発達学
開講年度学期
2024年度後期
配当学年
4年
ナンバリング
単位
2単位
時間
火曜日IV時限(14:40〜16:10)
授業回によって変更有.
教室
521教室
教科書
初回および各回教員から指示

1.担当教員
担当教員
宮崎 正美、千 凡晋、呂 光暁、志賀 琢、八木 孝憲、松好 伸一、鈴木 昌弘、津田 綾子、山崎 宣次、遊佐 重樹、四家 昌博、岡 敬一郎、坂場 寛子、三浦 主博
研究室
学科各教員の研究室(1号館、3号館、5号館)
オフィスアワー
学科各教員のオフィスアワー参照

2.授業の目的
(1)授業の目的
人間発達学科(子ども発達専攻)での学びの総まとめとして、全学科教員による各回の問題提起をとおして、改めて、人間の発達と学校・大学の役割、子ども観と子どもを取り巻く状況の変化、教師の役割の変化等について理解を深めることを目的とする。特に、これから社会人となり新たな人生のステージに突入することを踏まえ、これまでおよびこれからの自分のあり方について考察を深めていくことも含めて、人間の発達について考える。具体的には、人間の発達における大学の4年間の学びの意味、教養の役割、グローバル化や情報化社会における教育政策、諸外国の教育・子どもと教育改革の動向等について、今後の変化の激しい社会の中で、教育現場や家庭、社会で必要な知識と知恵と展望を学ぶ。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
① 子どもの発達を保障する学校体系の最終段階にある大学の役割と教養の意味を理解すること。
② それを通して、自分自身の4年間の学びと発達を振り返り、今後の社会人としての生き方を考える。
③グローバル化・情報化・少子化等の社会変化の中での、子どもを取り巻く環境の変化と新たな教育課題について考える。
④子どもの発達を保障する学校制度が、歴史、政治、経済、宗教、地理的条件等の要因とどのように関わっているのかを諸外国の事例を通して理解し、学校教育に対する視野を広める。
〈学科DP①②③④〉
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1vMVlJoCFFsO-n6_ljtpbwYmSL2IAU5Q3/view?usp=drive_link】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1H_tCOiCeKmdQnNmr-Lh4INKo7mlB-jmt/view?usp=drive_link】

3.授業の概要
学科全教員により各1回ずつ15回にわたって講義を行います。実施にあたって、アクティヴ・ラーニング、PBL、反転授業等の実施方法は担当教員により異なります。また、クリッカー等を利用した双方向授業となるかどうかは、各担当教員によります。なおこの科目は、保育・教育現場で実務の経験のある教員による授業を含みます。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
全体としては、授業内容に応じて以下の内容を予習しておくこと。
・教養と人間発達に関してこれまで学んできた中で、重要と思われる内容をチェックしておくこと。
・あらかじめ指定した図書・文献あるいは資料がある場合には、あらかじめ読んでおくことが予習になります。わからない語句や専門用語があれば、あらかじめ調べておくこと。

上記以外で、担当教員により以下の内容を予習しておくこと。
・「教養」の意味について調べておく。【宮崎】
・とくに精神分析を取り上げ、意識・無意識、深層心理についてその理論とメカニズムに触れる。【八木】
・事前に配布された資料を読み、疑問、感想をまとめておく。【鈴木】
・保育ソーシャルワーク,核家族,三世代同居家族について事前に調べておく.【松好】
(2)授業の受け方
この科目の授業では毎回担当者が変わります。実施については毎回確認して授業に臨むこと。
各回の授業の内容について講義で話されたことで重要と考えたこと、自分が考えたことをノートすること。
(3)復習の仕方
全体としては、授業内容に応じて以下の内容を予習しておくこと。
・教養の意味と人間発達におけるその意義について復習しておくこと。
・独自の宗教・政治・歴史的背景の下で、各国が教育のグローバル化や民主化等にどのように対応しているのかについて復習しておくこと。

上記以外で、担当教員により以下の内容を予習しておくこと。
・他者のために生きることで獲得する自分らしさとは自分にとって何であるか考えること。【宮崎】
・とくに精神分析を取り上げ、意識・無意識、深層心理についてその理論とメカニズムに触れる。【八木】
・全体での学びを学修者自身の意味として深化させる。【鈴木】
・授業後は内容を振り返り,用語などについては調べて理解を深めておくこと。【松好】
・情報革新の意味と子ども・教育への影響及び対策について復習しておくこと。【呂】
・子ども時代の消滅の意味とそれがもたらす課題及び対応について復習しておくこと。【三浦】

5.受講にあたってのルール
(1) 授業を妨げる行為は一切認めず、著しい場合は退室をしてもらうこともあります。
(2) 遅刻・早退の場合は、可能なら事前に担当教員に許可を取っておき、静かに速やかに入退室して下さい。事前に許可をとれなかった場合も、できるだけ早めに事情を説明して下さい。
(3) 欠席については、できるだけ事前に連絡を下さい。やむを得ず事前に提出できない場合もできるだけ早いうちに連絡して 下さい。授業を妨げる行為は一切認めません。著しい場合は、退室をしてもらうこともあります。
(4) レポート課題等の提出物について、不正行為があった場合には、大学の取り決め通りその学期の単位をすべて失うことになります。
(3)その他、各回担当教員の指示に従うこと。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
・オリエンテーション…授業の進め方【遊佐】
・各回の内容について簡単に説明【全担当者】
第2回
教育改革の国際比較(1)「いま外国語を学ぶことの意味を考える【坂場】
別途指示.
第3回
教育改革の国際比較(2)「ユニークなアメリカの初等教育」【遊佐】
別途指示.
第4回
社会の変化と子ども・教育(1)「絵本と造形活動」【千】
別途指示
第5回
社会の変化と子ども・教育(2)「情報化への対応」【呂】
別途指示
第6回
社会の変化と子ども・教育(3)「保育者の社会的役割」【松好】
別途指示.
第7回
教養とは何か(1)「教養としての人間学」【宮崎】
別途指示.
第8回
教養とは何か(2)「教養としての芸術・音楽」【四家】
別途指示.
第9回
教養とは何か(3)「教養としての心理学」【八木】
別途指示.
第10回
教養とは何か(4)「教養としての文学」【鈴木】
別途指示
第11回
教養とは何か(5)「教養としての科学」【山崎】
別途指示.
第12回
社会の変化と子ども・教育(4)「子ども理解−子どもを "理解する" とは」【津田】
別途指示.
第13回
社会の変化と子ども・教育(5)「不登校」【志賀】
別途指示
第14回
社会の変化と子ども・教育(6)「教育番組(アニメーション)に見る多様性」【岡】
別途指示.
第15回
社会の変化と子ども・教育(7)「子どもの権利と発達保障」【三浦】
別途指示
第16回
予習・復習
授業に先立って、上の「予習・復習」欄に示した予習をし、また復習として、授業で取ったノートを読み返し、足りないところを調べるなどして補完してください。平均して各回4時間程度がおおよその目安となります。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
(1)ミニットペーパー(45%)……各回担当者の指示による。〈到達目標1、到達目標2、到達目標3、到達目標4〉
(2)平常点(出席含む)(55%)……各回担当者の指示による。〈到達目標1、到達目標2、到達目標3、到達目標4〉

8.参考図書・文献

9.履修上の注意
(1) 人間発達学科の卒業必修科目のため、人間発達学科4年生は、必ず履修して下さい(欠席回数が5回を超えると単位が認定されず卒業ができなくなりますので、注意してください)。なお、やむをえず欠席する必要がある場合は、各回担当教員へ事前にご相談ください。
(2) 授業への参加について、特別な事情がある場合、特別な不安や心配がある場合には、第2回授業までの間に必ず担当教員(宮崎)まで相談して下さい。相談が遅れると対応が不可能になる場合もあります。また、第2回以降、履修の途中で特別な事情が生じた場合も、対応できかねる場合もありますが、その場合でも必ず相談して下さい。
(4) 担当教員によっては、他の担当科目と時間が重なるため、他の曜日・時間での授業実施となります。実施日時について掲示されますので、必ず事前に確認しておいてください。
(5) その他、この科目の授業内容に関連して、お知らせが掲示されることがありますので、必ず事前に確認しておいてください。
(6)その他
【一時的な遠隔授業の対応について】病気等による遠隔授業には対応しません(欠席となります)。
【(自然)災害時の授業対応について】休講となります。