シラバス情報

科目名
心理学基礎演習Ⅰ(論文講読)
開講年度学期
2024年度前期
配当学年
2年
ナンバリング
単位
1単位
時間
水曜日1校時(9:00〜10:30)
教室
532/533/534
教科書
文献は、以下のものを使用予定である。詳細は、第1回目のオリエンテーションで指示する。
 山﨑:① 山崎洋史 著『青年期食行動異常と認知行動的セルフモニタリング』学文社
 茂木:② 村山綾 著『「心のクセ」に気づくには —社会心理学から考える—(ちくまフリマ—新書)』筑摩書房
 結城:③ 上瀬由美子 著『ステレオタイプの社会心理学ー偏見の解消に向けて(セレクション社会心理学)』サイエンス社

また、論文を読む上での参考図書として以下のものをあげる。
 中嶋:① 浦上昌則・脇田貴文(2008) 心理学・社会科学研究のための 調査系論文の読み方 東京図書



1.担当教員
担当教員
中嶋 みどり、結城 裕也、山﨑 洋史、茂木 千明
研究室
5号館4階
オフィスアワー
山﨑:木曜日3時限目(13:00〜14:30)
中嶋:木曜日2時限(10:40〜12:10)
茂木:水曜日2時限(10:40〜12:10)
結城:月曜日2時限(10:40〜12:10)

2.授業の目的
(1)授業の目的
 心理学研究を行う上で、専門的な文献や研究論文を読みこなすことが重要となる。授業では、心理学に関する文献や研究論文を読み、自分が理解したことや考えたことを発表することを通して、研究の基礎を身につける。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
① 心理学に関する文献を読み、要約し、発表できる。
〈心福DP4①、心福DP4②、心福DP5②、心福DP5④〉
② 心理学に関する文献から読み取ったことついて自分の考えをまとめ、討論することができる。
〈心福DP4②、心福DP5④〉
③ 心理学の研究論文を読み、その内容や研究方法が理解できるようになる。
〈心福DP4①、心福DP5②〉


 



※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1vMVlJoCFFsO-n6_ljtpbwYmSL2IAU5Q3/view?usp=drive_link】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1H_tCOiCeKmdQnNmr-Lh4INKo7mlB-jmt/view?usp=drive_link】

3.授業の概要
 心理学に関する文献および研究論文の講読を中心に進める。文献を「読む」→「まとめる」→「発表する」→「討論する」というアクティブラーニングを取り入れた一連のプロセスを通して、読解力、表現力、論理力、批判的思考力を養う。研究論文を読み、研究の進め方、まとめ方、専門用語などについて調べ学ぶ。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
授業を受ける際には、必ず文献の指定された箇所または論文を読んで授業に臨むこと。
(2)授業の受け方
 授業は3つの班に分かれて、演習形式で進める。担当者は分担箇所についてパワーポイントまたはレジュメを作成し発表する。その内容について、全員で討論する。そのため、受講者は事前に文献または論文を読んで授業に参加し、積極的に発言することが求められる。
 前半7回と後半7回で教員が入れ換わって演習を行う。そのため、資料配付,授業関連の連絡,出欠確認,質問対応,小テスト実施,課題レポート提出などは、各担当教員の指示に従うこと。
(3)復習の仕方
 授業で取り上げた文献や論文の内容で、理解できなかったところ(例えば、専門用語など)は復習し、調べたり質問したりすること。レポートや課題は、授業の理解度も見ることから、復習の内容を含んでいる。

5.受講にあたってのルール
(1) 授業中の私語や内職、飲食は厳禁とする。守られない場合には退室を求めることもある。
(2) 授業開始から20分以上遅れて入室した場合には遅刻扱いとし、減点する。
(3) レポートや課題などの提出は期限を厳守する。
(4) やむを得ず欠席する(した)場合は、必ず事前または事後に担当教員に連絡し指示を受ける。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
オリエンテーション(授業の進め方)
班分け(A・B・C班)
第2回
前半①:文献検索の方法・論文の読み方
             レジュメの作り方・発表の仕方等
※発表順番を決める
第3回
前半②:担当者による発表・討論
文献の指定された箇所または論文を読む
第4回
前半③:担当者による発表・討論
文献の指定された箇所または論文を読む
第5回
前半④:担当者による発表・討論
文献の指定された箇所または論文を読む
第6回
前半⑤:担当者による発表・討論
文献の指定された箇所または論文を読む
第7回
前半⑥:担当者による発表・討論
文献の指定された箇所または論文を読む
第8回
前半⑦:担当者による発表・討論
文献の指定された箇所または論文を読む
前半レポート課題
第9回
後半①:文献検索の方法・論文の読み方
             レジュメの作り方・発表の仕方等
※発表順番を決める
第10回
後半②:担当者による発表・討論
文献の指定された箇所または論文を読む
第11回
後半③:担当者による発表・討論
文献の指定された箇所または論文を読む
第12回
後半④:担当者による発表・討論
文献の指定された箇所または論文を読む
第13回
後半⑤:担当者による発表・討論
文献の指定された箇所または論文を読む
第14回
後半⑥:担当者による発表・討論
文献の指定された箇所または論文を読む
第15回
後半⑦:担当者による発表・討論
文献の指定された箇所または論文を読む
後半レポート課題
第16回
予習・復習
予習として、文献は事前に読んで授業に臨むこと。分からない専門用語は、調べておくこと。
授業の中で分からなかったことは、きちんと調べて理解すること。
演習科目なので予習・復習60分程度が目安であるが、発表担当者はきちんと時間をかけて発表の準備をすること。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
(1) レポート(40%)…前半と後半でレポート課題を1つずつ課すので、それについて評価する。
(2) 受講態度(30%)…授業中の発言や出席・受講態度について評価する。
    ⇒到達目標②③
(3) 授業内発表(30%)…担当者になったときの発表内容や作成したレジュメについて評価する。
    ⇒到達目標①

8.参考図書・文献

9.履修上の注意
(1) 心理福祉学科心理コースの必修科目である。
(2) 特別な配慮を要する学生については、事前に担当教員の研究室まで相談に来ること。
(3)自然災害(台風、大雪等による交通機関に影響がでた場合)による対面授業の中止の場合は、その回の授業内容によって遠隔授業可能の場合と休講(別日に補講)の場合があるため、必ずUNIPAを確認すること。