シラバス情報

科目名
観光ホスピタリティ
開講年度学期
2024年度前期
配当学年
2年
ナンバリング
単位
2単位
時間
水曜日 14:40〜16:10
教室
教科書

1.担当教員
担当教員
髙橋 久美子
研究室
非常勤講師室
オフィスアワー
水曜日 12:30〜13:00、16:10〜16:40

2.授業の目的
(1)授業の目的
アフターコロナの現在、訪日外国人旅行客の数は順調に回復し、その消費額は過去最高を記録しています。
訪日外国人旅行客の受け入れ=「インバウンド・ビジネス」は、商品をお客様のところまで輸送するコストが必要ない、効率的な「輸出ビジネス」です。
現在、自治体も含めた「産・官・学」をあげて、外国人誘客に向けた取り組みが検討され、その中でも日本特有のホスピタリティ“Japanese OMOTENASHI”の強化は、必要不可欠です。
この授業では、
⑴ホスピタリティの基本を学び、
⑵“Japanese OMOTENASHI”を知り、
⑶地方都市の課題に気付き、
⑷新たなホスピタリティ・アイディアを生み出し、行動化に繋げ、
地域経済貢献に繋がる人材を育てることを目的としています。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
①ホスピタリティの基本を理解する。
〈GS DP1①、GS DP2③〉
②外国人旅行客の求める“Japanese OMOTENASHI”を知る。
〈GS DP1①、GS DP3②〉
③外国人誘客に関して、地方都心の抱える課題への解決策に気付く。
〈GS DP1①、GS DP2③〉
④外国人旅行客の訪日満足度を向上させる、新たなホスピタリティ・アイディアを生み出す。
〈GS DP1①、GS DP2③、GS DP3②〉
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1vMVlJoCFFsO-n6_ljtpbwYmSL2IAU5Q3/view?usp=drive_link】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1H_tCOiCeKmdQnNmr-Lh4INKo7mlB-jmt/view?usp=drive_link】

3.授業の概要
この授業では、ホスピタリティを「知る→気付く→行動する」の3STEPにて学ぶ構成です。

国内大手航空会社で12年間、国際線の客室乗務員、並びに、インストラクター経験のある教員の、豊富な外国人対応の経験談を随所に交えて、「机上の空論」にならない、本当に必要とされるホスピタリティとは?に向き合って頂きます。
最終的には、地方都市における外国人旅行客誘客に直結する、皆さんならではの「ホスピタリティ・アイディア」を考え、行動できるようになることを目的としています。

この科目は一般企業で実務経験のある教員による授業です。
企業等の実際のデーターを用いた現状分析、課題の出題、プレゼンテーションの実施があります。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
『6.授業計画と「予習・復習」の内容および必要な時間』に沿って授業を進めていきますので、次回授業に必要な準備を実施してください。
(2)授業の受け方
担当教員作成の資料、並びに、経験談を盛り込んで内容を進めていきますので、積極的にメモを取ってください。
資料はPDF資料にて共有しますので、モバイルディバイスを使用してQRコードを読み込んで下さい。
※上記対応が難しい方は、必ず初回授業時に申し出て下さい。お申し出人数分のみ、書類での提供対応を実施します。

また、授業で最も重要視することは、「主体性」です。
疑問点はその都度解決するための質問をし、討議・討論に励んでください。
(3)復習の仕方
「ホスピタリティ」は知識を提示することよりも、自身で自然に行動発揮できるようになる事が最も重要です。
その為には、授業内容の復習、特にアウトプットが必要ですので、これらを留意の上、次回の授業に望んでください。

5.受講にあたってのルール
(1)授業を妨げる行為は一切認めません。著しい場合は退室をしてもらいます。(居眠りも含む)
(2)携帯電話は「マナーモード」など、受信音がならない設定に切り替えてください。
(3)遅刻・早退の場合は、事前に担当教員に許可を取っておき、静かに入退室してください。事前に許可を取れなかった場合は、入退室時に事情説明をしてください。
(4)出席率は成績評価の対象です。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
オリエンテーション〜授業の目的・授業の進め方・授業中のスタンスなど〜
ホスピタリティとは?①
自作資料はPDF形態にて共有しますので、モバイルディバイスを使用してQRコードを読み込んで下さい。
※書類形態を希望する学生は、必ず初回授業にてお申し出下さい。
第2回
ホスピタリティとは?②
自作資料はPDF形態にて共有しますので、モバイルディバイスを使用してQRコードを読み込んで下さい。
第3回
ホスピタリティとは?③〜ディズニー・リッツカールトン・星のや・JAL&ANAのホスピタリティを知る(前半)〜
自作資料はPDF形態にて共有しますので、モバイルディバイスを使用してQRコードを読み込んで下さい。
第4回
ホスピタリティとは?④〜ディズニー・リッツカールトン・星のや・JAL&ANAのホスピタリティを知る(後半)〜
あなたがこれまで受けた「サービスを超えたホスピタリティ」とは?
【予習準備】
あなたがこれまで受けた「サービスを超えたホスピタリティ」とは?を考え、簡単に発表できるようにして下さい。授業中に内容を伺います。
※「受けた」ではなく、「した」でも可能。
自作資料はPDF形態にて共有しますので、モバイルディバイスを使用してQRコードを読み込んで下さい。
第5回
“Japanese OMOTENASHI”とは?①〜概要解説〜
自作資料はPDF形態にて共有しますので、モバイルディバイスを使用してQRコードを読み込んで下さい。
第6回
“Japanese OMOTENASHI”とは?②〜課題抽出〜
【予習準備】
日本のサービス・飲食・観光・宿泊業の抱える、外国人旅行者に対する“Japanese OMOTENASHI”の課題を調べ、簡単に発表できるように準備して下さい。
自作資料はPDF形態にて共有しますので、モバイルディバイスを使用してQRコードを読み込んで下さい。
第7回
訪日外国人旅行客の目的・動向調査①〜国別・世代別〜
自作資料はPDF形態にて共有しますので、モバイルディバイスを使用してQRコードを読み込んで下さい。
第8回
訪日外国人旅行客の目的・動向調査②〜訪日回数別・都市別〜
自作資料はPDF形態にて共有しますので、モバイルディバイスを使用してQRコードを読み込んで下さい。
第9回
地方都市が抱える、訪日外国人旅行客受け入れへの課題①〜地方都市の現状・宮城県の現状を知る〜
【復習】
次回は討論会を実施します。建設的な会になるよう、本講義内容を復習し、加えて自主的にその見地を深めてきて下さい。
自作資料はPDF形態にて共有しますので、モバイルディバイスを使用してQRコードを読み込んで下さい。
第10回
地方都市が抱える、訪日外国人旅行客受け入れへの課題②〜解決策を考える〜(討論会)
【予習準備】
宮城県の現状を踏まえ、課題への解決策を討論して頂きますので、前回の内容に加えて自主的に現状を分析し、討論中に建設的な意見を出せるように準備してきて下さい。
自作資料はPDF形態にて共有しますので、モバイルディバイスを使用してQRコードを読み込んで下さい。
第11回
観光業が盛んな各国の実状と対策を知る①〜アジア編〜
自作資料はPDF形態にて共有しますので、モバイルディバイスを使用してQRコードを読み込んで下さい。
第12回
観光業が盛んな各国の実状と対策を知る②〜欧米・中東編〜
自作資料はPDF形態にて共有しますので、モバイルディバイスを使用してQRコードを読み込んで下さい。
第13回
訪日外国人旅行客の満足度を向上させる為の、新たなホスピタリティ・アイディア〜サービス業・観光業・宿泊業〜(課題取り組み)
【予習準備】
課題取り組みに必要な資料の準備を済ませた上で参加して下さい。
第14回
訪日外国人旅行客の満足度を向上させる為の、新たなホスピタリティ・アイディア〜サービス業・観光業・宿泊業〜(課題取り組み)
【予習準備】
課題取り組みに必要な資料の準備を済ませた上で参加して下さい。
第15・16回目は最終プレゼンテーションを予定しています。
必ず、次回の授業は課題作成を終了した状態で参加して下さい。
第15回
新たなホスピタリティ・アイディア〜プレゼンテーション(前半)〜
第16回
新たなホスピタリティ・アイディア〜プレゼンテーション(後半)〜
予習・復習

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
(1)授業への参画姿勢(30%)・・・授業への参画姿勢を総合的に判断し、評価します。
〈到達目標①、到達目標②、到達目標③、到達目標④〉
(2)課題(50%)・・・授業内で大小関わらず課題を出す予定です。課題への取り組む姿勢(主体性)と内容を総合的に判断し、評価します。
〈到達目標③、到達目標④〉
(3)授業への参加(20%)・・・15回の出席率を20%、評価に加算します。


8.参考図書・文献
【新装版】ホスピタリティの教科書
林田正光
あさ出版
978-4-86667-207-6

9.履修上の注意
(1) 授業参加に関し、特別な事情がある場合や心配な点がある場合は、第2回目の授業までに必ず担当教員まで相談してください。出席、試験、課題対応など状況に応じて特別な配慮をする場合があります。履修の途中で特別な事情が生じた場合も、早急に担当教員まで連絡してください。
(2)自然災害(台風、大雪等による交通機関に影響がでた場合)による対面授業の中止の場合は、遠隔授業を実施します。対面授業が中止になった当日は、必ず UNIPA を確認してください。授業内容によっては休講とし、補講を行う場合もあります。