シラバス情報

科目名
キリスト教学Ⅱ (子ども教育)
開講年度学期
2024年度後期
配当学年
2年
ナンバリング
単位
2単位
時間
金曜日III
教室
123教室
教科書
聖書(1年次キリスト教学にて使用したもの)

1.担当教員
担当教員
矢口 洋生
研究室
3号館3F
オフィスアワー
火曜日午前

2.授業の目的
(1)授業の目的
学生の皆さんがキリスト教学Ⅰで学んだキリスト教に関する導入を土台にしながら、世界宗教としての「キリスト教」を様々な視点から学んでいきます。特に、絵画を通して表現される聖書のストーリーに着目しながら、イスラエルの民が神との出会いをどのように体験し、理解し、それによって人として、神の民としていかに生を紡いできたのかを見ていきます。

(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
① 聖書を読むことを通して、キリスト教的人間観、世界観を理解する。(人間学部DP (1))
② イエスの愛の教え、ならびにその教えを育んだ聖書的伝統を理解する。(人間学部DP (2))
③ 聖書的価値観を自らの問題と交差させることによって、課題解決への糸口を模索する。(人間学部DP (3))
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1vMVlJoCFFsO-n6_ljtpbwYmSL2IAU5Q3/view?usp=drive_link】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1H_tCOiCeKmdQnNmr-Lh4INKo7mlB-jmt/view?usp=drive_link】

3.授業の概要
聖書の叙述に直接触れそれを深く味わうことを通して、聖書の物語が内包する力を体感することを目指します。もちろん自らの体験に引き寄せて聖書物語を理解することは可能ですし、それは貴重なものです。しかし、それに加えて、聖書の背景となる古代中近東の歴史的・地理的背景にも言及しながら聖書の世界に浸ってみて、イスラエルの民にとって聖書物語がどのような意味を持ったのかも考えてみたいと思います。同時に、聖書の情景や世界観を表現しようとしてきた芸術家や作家の情熱や想いにも触れます。受講者には、聖書が伝える普遍性に接することを通して、新たな光を見つけてもらいたいと願っています。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
指定された(芸術)作品をよく観察して気づいたことをメモしてください。
聖書の個所が明示されている場合は、事前にその個所に目を通してください。
(2)授業の受け方
・授業ではPPで絵画を観察し、参加者のコメント共有します。
・作品に対応する聖書の箇所を直接読み、その意味合いを考えます。読むにあたっては参加者に音読をお願いします。
・作品や聖書については解説しますが、参加者による意見交換も行えればと考えています。
(3)復習の仕方
授業後に考えたこと、感じたことをリアクションペーパーに書いて考察を深め、まとめをしてください。

5.受講にあたってのルール
(1)受講マナー
当然すぎることですが授業に集中してください。授業の妨げになる場合は退席を命じる場合もあります。
(2)遅刻・欠席の扱い
30分を超える遅刻は欠席とします。また、遅刻3回=1回の欠席と見なします。法定伝染病の罹患や交通障害の場合以外は「欠席届」は求めません。就活によるやむを得ない欠席の場合は事前に相談ください。欠席が授業総数の1/3を超過した場合、原則として不合格となります。


6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
授業ガイダンス
第2回
・天地創造
・楽園
・アダムとイヴ
それぞれの絵画について良く鑑賞して気づいた点をメモに取る。上記4(1)(2)参照、以下の回も同様。
第3回
・楽園追放
・カインによるアベルの殺害
第4回
・大洪水
・ノアの箱舟
第5回
・バベルの塔
・アブラハム、ハガル、サライ
・ハガルとイシュマエル
・イサクの犠牲
第6回
・ヨセフとポティファルの妻
・ナイル川から救われるモーセ
・エジプト第5の災い
・紅海を渡る
第7回
・ダビデとゴリアテ
・ゴリアテの首を持つダビデ
・サムソン
・幼きサムエル

第8回
・バテシバ
・ダニエルの獅子の穴
・落穂ひろい
・ユディトI
第9回
・受胎告知
・羊飼いの礼拝
・ベツレヘムの嬰児殺し
・エジプトへの逃避
第10回
・悪魔の誘惑
・荒野のイエス
第11回
・善きサマリア人
・天の王国のたとえ
・マグダラのマリア
第12回
・神殿の商人を追い払うキリスト
・最後の晩餐
・キリストの捕縛
・十字架上のイエス
第13回
・死せるキリスト
・キリストの磔刑
・キリストの降架
第14回
・復活
・エマオの晩餐
・最後の審判
第15回
予備
第16回
予習・復習

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
・試験(40%)…講義全体をまとめるために実施します。試験直前の講義には必ずご出席ください。
・リアクションペーパーおよび出席点(60%)、リアクションペーパーは、内容と分量の双方を評価します。


8.参考図書・文献

9.履修上の注意
・受講に際して心配、不安があって配慮を求める場合は、2回目までに担当者に相談してください。
・欠席総数が1/3を超過すると合格点はつかなくなります。実習、忌引き、法定伝染病、交通障害等の事情によって遅刻・欠席・早退する場合は、必ずご相談ください。ただし、年末にまとめて相談することがないようにしてください。