この授業は児童相談所での児童福祉司や教育委員会のスクールソーシャルワーカーの実務経験がある教員による社会的養護の授業です。子育ては原則として両親が家庭で養育するものですが、核家族化の進行、地域の養育力の減少、女性の社会進出などの種々の社会的要因で家庭での子育てが両親や親族だけでは難しくなっています。児童虐待の増加や子どもの貧困など子どもをめぐる問題が顕在化するなかで、子どもの権利と国民の義務としての社会的養護のシステムがどのように構築されているかを学びます。また児童養護の歴史的な変遷、先駆者の業績などを学ぶことにより、今後の社会的養護の枠組みを考えます
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