シラバス情報

科目名
国際平和論Ⅱ
開講年度学期
2024年度前期
配当学年
2年
ナンバリング
単位
2.00単位
時間
国際平和論II
教室
教科書

1.担当教員
担当教員
矢口 洋生
研究室
3号館3F右端
オフィスアワー
木III、木IIV

2.授業の目的
(1)授業の目的
国際平和論Iは平和の思想を中心に学びましたが、IIでは平和を歴史的に、地政学的に考えてみます。より具体的には、日本とアジア諸国との関係を検証しながらどのような問題があるのか、また、どのような未来を築いていくべきかを探求します。したがって、① 「日本とアジア」の歴史的関係を概観する、② 問題点を把握する、③ それらについて自分自身の言葉で語れるようになる、ということを目的とします。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
人間学部(学部共通科目)(2)「建学の精神に則り、全面的・調和的に発達した人間性や幅広い教養と豊かな感性を持ち、想像力、判断力、実践力を有するとともに、人間の真の幸福・平和・福祉に貢献できる女性となること」ならびにグローバル・スタディーズ学科DP(3)「グローバル社会で生じる歪みや社会的不正義の問題について批判力を持ち、その解決へ向けて動き出すための創造力や主体的な行動力を有数」と関わる内容を提供する。
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1vMVlJoCFFsO-n6_ljtpbwYmSL2IAU5Q3/view?usp=drive_link】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1H_tCOiCeKmdQnNmr-Lh4INKo7mlB-jmt/view?usp=drive_link】

3.授業の概要
現代日本に生きるわたしたちが平和を考える時、近現代における日本とアジアの関係が不可避な問題として浮上します。日本がアジア諸国、特に中国・朝鮮半島とどのように接してきたのかは、日本人が他民族をどのように扱ってきたかを表すため、多文化共生社会を考えるにあたって根本的問題をわたしたちに提示します。特に、明治以降の日本がどのようにアジアの隣国と接してきたのかを歴史的に概観しながら、「日本と平和」あるいは「日本人と平和」の問題を追求します。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
各回のトピックについて、情報を集めて考えをまとめてください。
(2)授業の受け方
・授業は、対面を基本としながらクリッカーを取り入れて双方向発信型の授業を行います。各自は、提供された授業内容について自分の考えを整理し、質問に返答することが期待されます。条件が整えば、グループワークも取り入れてみたいと思います。
・授業のなかで文献を指定するので、授業内容をよりよく理解するために読んでください。
(3)復習の仕方
授業で生じた疑問や課題について考察してください。LMSを通して指定された内容のリアクションを提出ください。

5.受講にあたってのルール
(1) 受講時のマナー
   大学生として節度あるマナーを保つこと。
(2) 遅刻・欠席・早退の扱い
   ・欠席は学生便覧の記載通りの扱いとなります。欠席/早退が累積すると欠席扱いとなります。
   ・4年次の就活による欠席は、1回分だけカウント外とする。
(3) 試験について
   学生便覧の試験の項を参照ください。


6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
イントロダクション
・授業計画
・担当者紹介
・授業の進め方
・参加者の興味・関心事
・参加者の興味・関心事をLMSを通じて提出。
第2回
ウクライナならびにパレスチナ問題を考える
指定されたテーマについて、LMSに課題を提出する。
第3回
古代日本とアジア
指定されたテーマについて、LMSに課題を提出する。
第4回
日本の70年戦争(1)
指定されたテーマについて、LMSに課題を提出する。
第5回
日本の70年戦争(2)
指定されたテーマについて、LMSに課題を提出する。
第6回
台湾問題を考える(1)
指定されたテーマについて、LMSに課題を提出する。
第7回
台湾問題を考える(2)
指定されたテーマについて、LMSに課題を提出する。
第8回
沖縄問題を考える
指定されたテーマについて、LMSに課題を提出する。
第9回
北海道を考える
指定されたテーマについて、LMSに課題を提出する。
第10回
日朝問題を考える(1)
指定されたテーマについて、LMSに課題を提出する。
第11回
日朝問題を考える(2)
指定されたテーマについて、LMSに課題を提出する。
第12回
日朝問題を考える(3)
指定されたテーマについて、LMSに課題を提出する。
第13回
日中問題を考える(1)
指定されたテーマについて、LMSに課題を提出する。
第14回
日中問題を考える(2)
指定されたテーマについて、LMSに課題を提出する。
第15回
日中問題を考える(3)
指定されたテーマについて、LMSに課題を提出する。
第16回
まとめと試験
予習・復習

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
(1) テスト(40%)…授業内で詳細を説明する
(2) 授業リアクション(60%)


8.参考図書・文献

9.履修上の注意
・学内規定に従って所定の出席回数を満たすことが単位認定の条件になります。欠席するが1/3を超過しないように。実習、忌引き、法定伝染病、交通障害等の事情によって遅刻・欠席・早退する場合は、必ずご相談ください。ただし、年末にまとめて相談することがないようにしてください。
・遅刻は授業開始後15分までとし、それ以降は欠席と見なしますが、授業に参加することはできます。遅刻3回=欠席1回とします。
・授業に関して心配なことがある場合、あるいは特別な配慮が必要な場合は2回目の授業までに相談してください。
・就職活動等によって欠席せざるを得ない場合は事前に相談してください。
・自然災害等が起きた時はオンラインに切り替える可能性があります。UNIPAをチェックください。