シラバス情報

科目名
障害者・障害児心理学
開講年度学期
2024年度前期
配当学年
3年
ナンバリング
単位
2.00単位
時間
金曜日Ⅱ時限
教室
教科書
指定しない。

1.担当教員
担当教員
八木 孝憲
研究室
3号館3階 t-yagi@sendai-shirayuri.ac.jp
オフィスアワー
月曜日10:40:12:10

2.授業の目的
(1)授業の目的
心理、福祉、医療等の将来の臨床現場または保育園、幼稚園、小学校等の将来の教育現場で出会う障害児・者の心理や身体機能に関する基礎的知識を習得し、障害児・者の体験を理解するとともに、家族を含めた周囲の環境にも配慮した関わり方や支援の視点を学ぶことを目的とする。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
①「障害の概念」や「障害児・者の心理」を理解する視点を身につける。(学科DP2)
②それぞれの障害の原因や種類、特徴等の要点を整理し、覚える。(学科DP2)
③障害特性によって異なる心理的特性や心理的問題について事例を通して理解する。(学科DP2)
④心理的特性や心理的問題の違いに応じた援助のあり方についての自分なりの意見をもつ。(学科DP4)


学部DP4〈態度・志向性〉の多様な人々と対話し、協働し、社会に貢献するために自分自身で考え、積極的に行動することができるに基づき、子どもの発達とその障害、および支援についての知識の獲得を目指す科目である。
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1vMVlJoCFFsO-n6_ljtpbwYmSL2IAU5Q3/view?usp=drive_link】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1H_tCOiCeKmdQnNmr-Lh4INKo7mlB-jmt/view?usp=drive_link】

3.授業の概要
「障害とは何か」、「障害児・者の心理特性や障害特性から生じる問題」について学習し、いくつかの事例を通してそれぞれの障害によって生じる心理的問題の違いとそれらの問題に応じた援助のあり方を検討する。また、アクティブ・ラーニングを取り入れ、障害児・者について主体的に考えたり、グループで互いに学びあえるようにする。
*「アクティブ・ラーニング」について
様々な事例を通したディスカッションやグループワークを実施し、自他の考えを共有し理解を深めます。
*「実務経験のある教員」について
授業担当教員は児童福祉施設で主として発達障害児・者及びその家族、被虐待児等への心理的・福祉的支援に従事した実務経験を有する。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
各回のテーマに関連するキーワードを2〜3個選択し調べること。
(2)授業の受け方
自ら問題意識をもち、それに対してどのような取り組みができるのかを、検討・考察する習慣づけの場として位置づけること。
(3)復習の仕方
各回の講義資料や内容に関して、当日中に15分程度振り返りの時間を確保すること。

5.受講にあたってのルール
(1)能動的に学ぶ姿勢を常に意識し、積極的な発言・議論を求める。
(2)他者の考えや意見を尊重すること。
(3)自身を客観視し自己理解を深めること。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
障害の基礎的理解(1)
障害の種類
予習:障害の種類について調べる。
第2回
障害の基礎的理解(2)
障害の定義とレベル
配布プリントを読み、授業内容の予習復習を行う。
第3回
障害の基礎的理解(3)
障害児・者の心理的特性と心理的問題
予習:合理的配慮について調べる。
第4回
障害の基礎的理解(4)
障害児・者の心理的問題に関わる要因
配布プリントを読み、授業内容の予習復習を行う。
第5回
障害の基礎的理解(5)
障害受容の過程
予習:障害児・者の家族の課題について調べる。
第6回
障害児・者の心理的特性と援助(1)
聴覚障害児・者の心理的特性と援助
配布プリントを読み、授業内容の予習復習を行う。
第7回
障害児・者の心理的特性と援助(2)
聴覚障害児・者のコミュニケーション手段1
1.ミニレポート課題
第8回
障害児・者の心理的特性と援助(3)
聴覚障害児・者のコミュニケーション手段2
配布プリントを読み、授業内容の予習復習を行う。
第9回
障害児・者の心理的特性と援助(4)
視覚障害児・者の心理的特性と援助
配布プリントを読み、授業内容の予習復習を行う。
第10回
障害児・者の心理的特性と援助(5)
内部障害児・者の心理的特性と援助
配布プリントを読み、授業内容の予習復習を行う。
第11回
障害児・者の心理的特性と援助(6)
内部障害児・者の心理的特性と援助
配布プリントを読み、授業内容の予習復習を行う。
第12回
障害児・者の心理的特性と援助(7)
肢体不自由児・者の心理的特性と援助
2.ミニレポート課題
第13回
障害児・者の心理的特性と援助(8)
知的障害児・者の心理的特性と援助
予習:発達支援センターについて調べる。
第14回
障害児・者の心理的特性と援助(9)
コミュニケーション障害者の心理的特性と援助
配布プリントを読み、授業内容の予習復習を行う。
第15回
障害児・者の心理的特性と援助(10)
コミュニケーション障害児の心理的特性と援
予習:発達支援事業所について調べる。
第16回
まとめと定期試験
予習・復習
予習:授業前に所定箇所について調べ、疑問点をまとめておくこと。
復習:配布したレジュメを整理し、疑問点を調べて加筆しておくこと。
目安時間は、授業1コマにつき、240分程度。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
期末試験             40%  小論文 到達目標④
各回の感想            30% コメントペーパー記入 到達目標①②④
ミニレポート課題(2回)     30% テーマは授業内で提示 ①②③

8.参考図書・文献

9.履修上の注意
受講に際して心配や不安がある場合は、担当者に気軽に相談してください。事情を勘案し、レポート等などの代替課題を課すなど、特別な配慮を行う場合があります。
 【一時的な遠隔授業の対応について】
  ・遠隔授業には対応していません(欠席となります)。
 【(自然)災害時の授業対応について】
  ・遠隔授業を実施しますので、対面授業が中止になった当日は、必ず教務課で確認してください。