シラバス情報

科目名
スペイン語ⅠB
開講年度学期
2024年度後期
配当学年
1年
ナンバリング
単位
1.00単位
時間
水曜日 4限(14:40〜16:10)
教室
MMI教室
教科書
イメージ・スペイン語 Español en imágenes  (エウヘニオ・デル・プラド 他 朝日出版社)
《参考辞書》ポケットプログレッシブ 西和・和西辞典 (高垣敏博 他、編 小学館)

1.担当教員
担当教員
西井 園枝
研究室
非常勤講師室
オフィスアワー
水曜日 14:20〜14:40

2.授業の目的
(1)授業の目的
スペイン語の質問の内容を理解し、適切に返答できるようにする。形容詞の位置や、女性形、男性形による語尾変化、動詞の活用など、英語とは違う部分に慣れながら語彙力強化に力を入れる。
スペイン語での発信力を身に着けてほしい。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
① 今季勉強するのは殆どが使用頻度の高い不規則動詞なので、それぞれの活用並びに意味を確実に暗記すること。 また規則活用を確実に覚え、ボキャブラリーを増やし作文力を上げること。
 〈学部DP3①〉
② 疑問詞、及びen, deなど、頻出する前置詞の意味を覚え、使えるようになること。
 〈学部DP3①〉
③ SER/TENER/ESTARなどの重要な頻出動詞の使い分けかたを理解する。
 〈学部DP3①〉
④コミュニケーションのもととなる、相手のバックグラウンドに興味を持ち想像力をはせることを意識し、外国語を学ぶことを通してその背景にある文化、考え方の違いなどの知識の獲得を目指す。
 〈学部DP2④〉
*大体スペイン語検定6級(英検4級程度に相当)合格程度の文法の知識の習得を目標とする。
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1vMVlJoCFFsO-n6_ljtpbwYmSL2IAU5Q3/view?usp=drive_link】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1H_tCOiCeKmdQnNmr-Lh4INKo7mlB-jmt/view?usp=drive_link】

3.授業の概要
通訳の実務経験があり、現在映像翻訳者としての実務を行う教員による授業。テキストプリントと練習問題のプリントを使用して授業を行う。小テストも随時行い、宿題も適宜出す。課題に取り組み、試験範囲として指定した内容を自習することが復習となり力になる。授業時には覚えた表現を使ってのスペイン語での会話もできる限り行い、学生同士のペアワーク、グループワークなどのアクティブ・ラーニングも取り入れる。
授業時にはいろいろな映像も活用して、ネイティブスピードで話されるスペイン語を聞いたり、風景を見たり、希望があれば映画鑑賞も行いたい。食文化などにも触れ、語学学習と並行してスペイン語が話されている国々の文化(音楽、ダンス、行事、日常生活etc)に対する興味も一層深めていきたい。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
テキストに付属の音声サイトには、自主的にアクセスしてネイティブの発音のリスニング、シャドーイングを行うこと。
文法事項などあらかじめ目を通しておいてほしい部分は、補助説明プリントを配布し予習を指示する。
(2)授業の受け方
西和・和西機能を備えた辞書(紙および電子)は必ず準備すること。授業は教科書の他にプリントの配布も多くあるのでファイルを用意して管理すること。プリントデータはすべてオンライン上で配布する予定なので、自宅学習で活用して欲しい。授業中に文法事項を学び、宿題として練習問題を解くことが復習&理解度の確認となり、さらに小テストの範囲を勉強(主に暗記)することで学習内容を定着させていってもらう。
宿題:テキスト内の練習問題は、ほぼ毎回宿題になる。それ以外にもプリント等で練習問題や作文などの宿題を出す予定である。オンラインで提出してもらう課題もあるので、wordでのスペイン語特殊文字の打ち方等は授業時に指導するが、同ソフトの基本的な作業には慣れておくこと。また、ファイル名など指定された書式は厳守すること。何か不安な点がある場合はなるべく早く相談に来てほしい。
小テスト:6〜8回程の試験を行う。各回15〜30分程度で解く試験となる。
試験範囲を詳細に説明したプリントをなるべく早い内に授業時、もしくはオンラインで配布する。抜き打ちの試験は一切ない。授業時に試験のスケジュールも連絡するが、もし実習、その他の理由で、前もってその回の授業に出席できないことがわかっている場合は名乗り出ること。その場合授業進行に支障が出ないようであれば、試験予定を変更する場合もある。また試験当日に自己都合、体調不良等で欠席した場合、追試もしくは試験プリントを課題として提出を希望する学生は必ず即時申し出ること。
(3)復習の仕方
ほぼ毎回宿題が出るか試験勉強が入ると考えて欲しい。復習/予習の所要時間は、1〜2時間程度で終わる分量と考えているが、個人差もあると思う。また試験準備に関しては、暗記の部分も大きいのでこちらも個人差があると思うが、前述の通り毎回暗記する内容などを指示するプリントを配布するのでそれを活用して準備すること。最低でも2時間以上をかけて準備し、知識の定着に努めてほしい。

5.受講にあたってのルール
(1) 端末、PC機器について
携帯電話の授業中の使用は禁ずる。PCでの作業が必要な場合は、事前にPC持参の連絡をする。
(2)オンラインでの連絡/メールのチェックなど
毎回の宿題、試験予定、また試験内容等はすべてオンライン上にUPするので、授業を欠席した場合は特にチェックを怠らないようにすること。前回欠席したので宿題をやっていないということは認めない。また、宿題の提出がオンラインの場合、決められたファイル形式、ファイル名、締め切りを守ること。提出物の内容によっては再提出を指示する場合もあるので、届いたメールには必ず目を通すこと。
(3) 遅刻・欠席・早退の扱い
40分以上遅刻の場合は、欠席扱いとなる。早退も、授業終了時刻の40分以上前に退出の場合は欠席とみなす。
ただ、事情によっては成績に反映するに当たり考慮する場合があるので(忌引きや公的活動など)、どういう理由での遅刻/早退/欠席なのか、説明に来ること(メールでも可)。
その他欠席については、後述の7.評価方法をよく読むこと。
(4) 期末試験の受験資格
試験は期末に一度ではなく何回かに分けて行う予定である。講義15回のうち、欠席回数が3分の1以上の者は今期の単位取得はない。
(5) 期末試験時の不正行為の扱い
カンニング等の不正行為を行った場合は今期の単位取得はない。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
オリエンテーション—IAの復習 
復習:IAの授業で学んだ規則/不規則動詞の活用、冠詞、性/数の変化等をしっかりと思いだす 
予習:ESTAR動詞の活用 指示形容詞   2時間〜
第2回
IA学習内容の復習 続き 
指示形容詞 動詞ESTAR 
復習:ESTAR動詞活用形&用法の暗記。指示形容詞の暗記。
予習:動詞HAY  ESTARとの違いを意識して。  2〜2.5時間
第3回
ESTAR動詞とHAYの使い分けを学ぶ
色々な場所の表現
復習:いろいろな場所の表現(前置詞/前置詞句)を暗記する。
予習:SER動詞とESTAR動詞の違いについて 
第4回
ESTARとHAYを使って場所の表現
SER動詞とESTAR動詞の違いについて
復習:TENER動詞の活用 SER動詞/ESTAR動詞で意味合いの変わる形容詞
予習:TENER+名詞の表現  性質や状態を表す形容詞など語彙の充実  1.5〜2時間 
第5回
ESTAR動詞やTENER動詞を使って一時的な状態の表現
復習:自分の住んでいるエリアについて説明してみる
予習:不規則動詞 活用と意味を覚える  2時間〜
第6回
不規則動詞活用 Ir +名詞の表現などを使って文章を作る
IR A+動詞の原形/TENER QUE+動詞の原形を使って、未来の表現や義務の表現
復習:不規則動詞の活用を暗記 未来の表現/義務の表現
予習:時刻の読み方 数字を思い出す 2時間〜2.5時間
第7回
時刻の読み方
日常の予定やルーティンを時刻を交えて話す
復習:時刻の読み方をしっかり
予習:頻度の表現  日常の活動のボキャブラリー 疑問詞   2〜2.5時間
第8回
日常の活動について話す~どんな頻度で〜する?
¿Qué?/¿Cuál?の使い分け
復習:自分の日常の活動や習慣について話す 
予習:いろいろな疑問文に答える 2時間〜
第9回
色々な疑問文を使って会話を続ける
語幹母音変化の不規則動詞 e -> ie型 動詞querer/pensar
復習:e -> ie 型動詞の活用&ボキャブラリー暗記 quererを使った作文
予習:o -> ue / e -> i 型動詞の活用形
第10回
o -> ue / e -> i 型動詞の活用形 
QUERER/PODERをつかって会話
誘う表現/許可を求める表現
復習:時刻の読み方を復習しておく いろいろな不規則活用を使っての会話表現
予習:天候表現   2時間〜
第11回
天候の表現
日常の活動についてのボキャブラリーを使用して、いろいろな表現を盛り込んだ会話を作る
復習:文をつなぐ表現や季節の表現などを暗記。義務/予定/希望/可能などの要素を盛り込んで、休暇にしたいことについての作文を書く  2〜3時間
第12回
動詞の活用形(+que, a )+動詞の原形の表現を使って色々なことを表現する
様々な疑問詞を使って疑問文を作る
復習:頻出不規則動詞の活用形を見直す  疑問詞、前置詞を整理して覚え直す
予習:食べ物/飲み物について話す  2時間~
第13回
不規則動詞 saber/conocer   saber/poderの使い分け
復習:不規則動詞の意味と活用形の暗記
予習:洋服、身につけるもののアイテム名や色についての語彙を暗記
第14回
「~できる」「~を知っている」という意味合いの動詞の使い分け
身につけるものの語彙を使って会話
復習:saber/conocer/poderを使い分けて作文 「~を身につけている」の表現  1.5〜2時間
第15回
後期の学習内容のまとめ
復習:簡単な未来の表現、直前過去の表現なども含め、様々な表現がすぐに言えるようになっておく
   語彙の定着に努め、相手の質問に的確に返答できるようになる 2時間〜
第16回
後期の授業まとめ
後期末の提出課題に取り組む
予習・復習
授業計画は、あくまでも計画であり、受講生の理解に沿うように実際の授業内では柔軟に対応する。また、上記授業計画には書かれていないが、タイミングを見て複数回試験を行う。その準備時間等は復習/予習時間には含まれていないので、あくまでも目安と考えてほしい。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
((1) 試験(30%)…学期中6〜8回、15〜30分ほどを使う小テスト形式で試験を行う。毎回前もって試験の内容に沿った準備プリントを配布し、指定した語彙を暗記してテストに臨んでもらう。100点満点で毎回点数を出し、平均点が前期の試験の点数となる。試験時に欠席の場合はその回の試験を0点として計算することになるので、追試受験希望者はその都度即座に申し出ること。追試の場合の成績は、取得した点数から15点を引いた点数で計算する。しかしその回の試験答案を他の受講生に返却後は追試実施は不可能となるので極力早めに申し出ること。追試を受けず、試験問題を課題として提出する場合は、試験の点数としては0点のままだが、その提出課題としての点数が(4)の項目に加味され、考慮される。
  〈到達目標①、到達目標③〉
(2) 出席点(30%)…最終テスト前までの15回の授業全出席で100点となり、1回休むごとに-20点となる。5回欠席で出席点は0点となる。
  〈到達目標④〉
(3) 課題レポート(30%)…学期終了時に提出の課題。300点満点で点数を出す。
  〈到達目標②、到達目標③〉
(4) 受講態度(10%)…授業に積極的に臨んでいるか、スペイン語での会話に積極的に取り組んでいるか、ペアワークなどの準備をきちんとしてきているか、授業内で出される宿題を毎回期限までに提出しているかなどを見る。
  〈到達目標①〜④〉
*最終的な成績を出す時は、(1)試験の平均点+(2)出席点+(3)課題の点数÷3(300点満点のため)をさらに3で割った点数に受講態度の点数が+もしくは-αの形で加えられる。

※※※提出物の内容に自動翻訳機能の使用や、他人の解答を写している痕跡が認められた場合は減点対象とする。

8.参考図書・文献

9.履修上の注意
【一時的な遠隔授業の対応について】
授業中リアルタイムの遠隔授業には対応していないが、事情に合わせて個別対応を考えるので、健康上の不安等で対面授業に出席が困難な場合は必ず相談すること。
【(自然)災害時の授業対応について】
天候等でWi-Fi環境に多大な影響が出る場合を除き、できる限り遠隔授業を実施するので授業日午前中にUNIPAを必ず確認すること。