シラバス情報

科目名
初等教科教育法(国語)
開講年度学期
2024年度前期
配当学年
2年
ナンバリング
単位
2.00単位
時間
月曜日Ⅱ校時(10:40〜12:10)
教室
教科書
『小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 国語編』(文部科学省、東洋館出版社)

1.担当教員
担当教員
鈴木 昌弘
研究室
5号館4階
オフィスアワー

2.授業の目的
(1)授業の目的
小学校国語科の目標及び内容を踏まえて、実践的な国語科授業をデザインし授業実践ができることを目的とする。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
① 学習指導要領の目的および内容を理解する。〈子教DP1,子教DP2①〉
② ①を踏まえた国語科の授業内容を組み立てる。〈子教DP1,子教DP2①〉
③ ②の内容を踏まえて、児童の発達段階に応じた主体的・対話的な学習を可能とする授業を構想する。〈子教DP1,子教DP2①〉
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1vMVlJoCFFsO-n6_ljtpbwYmSL2IAU5Q3/view?usp=drive_link】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1H_tCOiCeKmdQnNmr-Lh4INKo7mlB-jmt/view?usp=drive_link】

3.授業の概要
本科目は、中学校・高等学校で国語の指導、小学校・中学校において校長等の実務経験のある教員による授業である。学習指導要領の趣旨及び要点を確認しながら、小学校国語科の目標及び内容について理解するとともに、小学校国語科の教材を用いて、読解に不可欠な知識を習得しながら、具体的に授業をデザインし、個人及びグループによって学習指導案を作成し、模擬授業を行うなどして実践的な授業力を育成する。授業においては、プレゼンテーション及び協働によるディスカッション等のアクティブラーニングを行い、理解を深めるものとする。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
事前に授業で用いられるテキスト(「学習指導要領」等の資料、具体的な教材、配布プリント等)を予め読んでおく。特に具体的な教材については熟読をすること。
(2)授業の受け方
受け身にならず、授業者の視点と授業を受ける児童の視点から質疑応答を行う等、主体的に授業に参加する。
(3)復習の仕方
授業で用いられたテキストを用いて授業内容が想起できるように学びを整理しておく。提出は求めないが、課題レポートの作成や実際に教壇に立ったときに役立つ。

5.受講にあたってのルール
(1)単位認定のためには3/4以上の出席が必要。
(2)特別な配慮を要する場合は、必要な対応を申し出ること。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
授業全体のオリエンテーション
予習:学習指導要領の熟読。
復習:授業内容の概要を説明できるようにする。
第2回
学習指導要領の概要 「主体的・対話的で深い学び」、コンピテンシーベースの教育等)及び国語科の目標
小学校国語科の概要 目標と内容 各学年の目標及び内容の系統〔知識及び技能〕〔思考力、判断力、表現力等〕
予習:学習指導要領の熟読。
復習:授業内容の概要を説明できるようにする。
第3回
国語科授業のデザイン1 作品分析と教材研究(教材観・児童観・指導観)
予習:学習指導要領の熟読。
復習:授業内容の概要を説明できるようにする。
第4回
国語科授業のデザイン2 学びの形と発問・説明・指示(学習活動と指導上の留意点)
予習:小学校国語科の目標と内容の熟読。
復習:授業内容の概要を説明できるようにする。
第5回
国語科授業のデザイン3 教具の機能と活用(板書、ICT機器等)
予習:小学校国語科の目標と内容の熟読。
復習:授業内容の概要を説明できるようにする。
第6回
学習指導案の作成1 説明的文章1
予習:小学校国語科の目標と内容の熟読。
復習:授業内容の概要を説明できるようにする。
第7回
学習指導案の作成2 説明的文章2
予習:教材文及び小学校国語科の目標と内容の熟読。
復習:授業内容の概要を説明できるようにする。
第8回
学習指導案の作成3 文学的文章1
予習:教材文及び小学校国語科の目標と内容の熟読。
復習:授業内容の概要を説明できるようにする。
第9回
学習指導案の作成4 文学的文章2
予習:教材文及び小学校国語科の目標と内容の熟読。
復習:授業内容の概要を説明できるようにする。
第10回
模擬授業実践1
予習:教材文及び小学校国語科の目標と内容の熟読。
復習:授業内容の概要を説明できるようにする。
第11回
模擬授業実践2
予習:教材文及び小学校国語科の目標と内容の熟読。
復習:授業内容の概要を説明できるようにする。
第12回
模擬授業実践3
予習:教材文及び小学校国語科の目標と内容の熟読。
復習:授業内容の概要を説明できるようにする。
第13回
模擬授業実践3
予習:教材文及び小学校国語科の目標と内容の熟読。
復習:授業内容の概要を説明できるようにする。
第14回
模擬授業実践4
予習:教材文及び小学校国語科の目標と内容の熟読。
復習:授業内容の概要を説明できるようにする。
第15回
学びのリフレクション 授業実践の総括、課題レポートの作成
予習:これまでの学びを概括して、課題レポートの作成準備をする。
復習:課題レポートによる学びを総括する。
第16回
予習・復習
予習・復習予習・復習︓新学習指導要領の改訂の趣旨及び要点について熟読するとともに、⼩学校国語科に関する資料の収集と分析及びプレゼンテーションに関する振り返りを⾏う。目安として、授業1コマにつき、予習60分、復習60分が必要。
※授業の展開によっては、変更の可能性がある。変更の場合には担当者より随時連絡する。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
(1)課題レポート(課題レポートとは別に毎回の「授業についての振り返り」を書く)(40%)
〈到達目標①、到達目標②〉
(2)プレゼンテーション及び演習発表(30%)
〈到達目標②、到達目標③〉
(3)授業への積極的な参画(30%)
〈到達目標①〉

8.参考図書・文献
『メロスはなぜ少女に赤面するのか〜「テクスト分析」でつくる文学の授業』
鈴木昌弘
三省堂

9.履修上の注意
受講に関して心配や不安なことがある場合は、必ず第2回目の授業までに担当者に相談すること。
【一時的な遠隔授業の対応について】
・遠隔授業には対応しない(欠席)。
【(自然)災害時の授業対応について】
・遠隔授業を実施しますので、対面授業が中止になった当日は、必ずUNIPAを確認すること。