シラバス情報

科目名
日本語学Ⅰ
開講年度学期
2024年度前期
配当学年
1年
ナンバリング
単位
2.00単位
時間
木曜日 3校時(13:00〜14:30)
教室
431
教科書
なし(プリントを配布します)

1.担当教員
担当教員
三島 敦子
研究室
非常勤講師室
オフィスアワー
木曜日9:30〜16:10

2.授業の目的
(1)授業の目的
日本語教育の視点から、最低限必要な日本語文法に関する知識を身につける。
日本語を外国語という視点で捉え、文法について考えたり分析したりする能力をつける。
国内および海外での日本語教師としての経験をもとに、日本語教育の実践を意識した授業を行う(実務経験有)
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
① 日本語の品詞を理解し、識別できるようになる。
〈GS DP2①〉
② 日本語教育に必要な日本語文法について、最低限の知識を身につける。
〈GS DP2①、GS DP2③〉
③ 日本語を文法的に分析する考え方を身につける。
〈GS DP4①〉
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1vMVlJoCFFsO-n6_ljtpbwYmSL2IAU5Q3/view?usp=drive_link】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1H_tCOiCeKmdQnNmr-Lh4INKo7mlB-jmt/view?usp=drive_link】

3.授業の概要
日本語を母語とする者にとって、日本語はいちいちルールを考えなくても自然に出てくるものであるが、日本語を学ぶ人にとってはそうではない。この授業では、日本語を外国語としての視点からとらえなおし、日本語の文法について考えていく。そのために必要な日本語文法に関する知識を身につける。
国内および海外での日本語教師としての経験をもとに、日本語教育の実践を意識した授業を行う(実務経験有)。
アクティブラーニングの実践のため、授業では、受け身ではなく、積極的に自分の頭を使って考える態度が求められる。受講している学生は、発言を求められ、自分の考えを述べることが重要視される。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
特に予習は必要ないが、授業内で指示があった場合はその課題に取り組むこと。
(2)授業の受け方
授業はプリントに沿って進められる。教師による説明の後、練習問題に取り組み、解説を聞くというプロセスを通して、日本語文法について考察し、理解を深める。授業では、受け身ではなく、積極的に自分の頭を使って考える態度が求められる。受講している学生は、発言を求められ、自分の考えを述べることが重要視される。
(3)復習の仕方
授業中に指示があった場合は、その課題に取り組むこと。 小テストがあるので、そのための復習をすること。

5.受講にあたってのルール
(1) 受講時のマナー違反(私語、内職、携帯電話の操作、居眠り、飲食、化粧など)はその都度注意するが、平常点のマイナス要因になるので注意すること。
(2) 欠席6回以上は、理由を問わず、期末試験を受けられない。出席を取り終わった時点で教室にいない場合、遅刻とみなす。遅刻・早退は3回で欠席1回とみなす。欠席した授業については配布プリントを受け取り、他の受講者から授業内容を聞くなどして自分で学習すること。
(3) 課題提出にあたって、締め切り、形式などの指示が守られなかった場合、減点の対象となる。
(4) テストにおける不正行為(カンニング等)は試験監督に確認された時点で、受験停止とする。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
ガイダンス・外国語としての日本語とは・日本語の品詞復習
この機会に、中学校の国語で学習した文法の復習をしておくと今後役に立ちます。
第2回
日本語の品詞(1) 名詞・動詞・形容詞
小テストに備えて復習
第3回
日本語の品詞(2) その他の品詞
小テストに備えて復習
第4回
日本語文の構造ー格助詞
小テストに備えて復習
第5回
動詞の分類(1) グループ分けと活用
小テストに備えて復習
第6回
動詞の活用
小テストに備えて復習
第7回
文体・活用と文型
小テストに備えて復習
第8回
動詞と時間(テンス)
小テストに備えて復習
第9回
修飾(1) 連体修飾
小テストに備えて復習
第10回
修飾(2) 連用修飾
小テストに備えて復習
第11回
動詞の分類(2) 自動詞・他動詞
小テストに備えて復習
第12回
動詞の分類(3) アスペクト
小テストに備えて復習
第13回
ヴォイス(1) 受身
小テストに備えて復習
第14回
ヴォイス(2) 使役・使役受身
小テストに備えて復習
第15回
まとめと復習
期末試験に備えて復習
第16回
期末試験
予習・復習
毎回、あるいはまとまった内容を学習した時点で、復習小テストを行うので、そのための復習をすること。目安の時間として授業1コマにつき、復習30分が必要。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
(1) 試験(60%)…授業中に取り組んだ演習問題と同じような形式の試験を行う
      *授業で取り上げた項目を理解し,試験のための準備をしっかり行わないと,いい成績は期待できない。
      *試験を75分で行い、残りの15分で解説を行う。
  〈到達目標①、到達目標②〉
(2) 受講態度(15%)…出席回数・授業中の態度により、評価する
  〈到達目標①、到達目標②、到達目標③〉
(3) 小テスト(25%)…授業中に行われる復習小テストの点数によって評価する
            *小テストを実施した次の授業で返却し、解説をする。
            *欠席した場合、その日の小テストは0点となるので、なるべく休まないこと。
  〈到達目標①、到達目標②〉

8.参考図書・文献

9.履修上の注意
(1)「日本語教員養成課程」の選択科目の1つになっている。
(2)授業を欠席した場合、その授業の内容については自分で学習すること。(方法については相談を受け付けます。)

「特別な配慮を必要とする学生への対応」
大学・本人と協議し、合理的配慮を講じます。心配なことなどの相談はいつでも受け付けます。

「自然災害を含む災害時での対面授業の取りやめの対応について」
・遠隔授業を実施する可能性があるので、対面授業が中止になった当日は、必ずUNIPAを確認してください。