近年、気候変動、海洋汚染、資源枯渇、大規模自然災害の発生など地球規模課題の解決に注目が集まっているが、持続可能な社会形成に関する先進国と開発途上国の問題意識と考え方は大きく異なる。持続可能な開発目標(SDGs)は、2015年9月の国連サミットで採択されたものであり、「誰一人取り残さない」持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現のため、2030年を年限とする17の国際目標である。 本授業では、この概念と国際協力・援助の関係について基礎的な理論を説明し、具体例を挙げながら講義する。また、複数のテーマを取りあげて国際協力・援助のあり方についてグループで議論した上で、開発途上国の社会・環境・経済問題の解決策を発表する。
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