シラバス情報

科目名
特別活動の指導法
開講年度学期
2024年度後期
配当学年
2年
ナンバリング
単位
2.00単位
時間
水曜日Ⅳ時限(14:40〜16:10)
教室
524号室
教科書

1.担当教員
担当教員
佐藤 淳一
研究室
非常勤講師室
オフィスアワー

2.授業の目的
(1)授業の目的
特別活動の意義、目標や内容、指導法を理解し、特別活動の特質を踏まえた指導に必要な知識を身に付ける。
模擬授業の実践によって指導力の向上を図る。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
①学校教育の今日的課題とのかかわりから特別活動の教育的意義・役割を考え、目標と内容及び指導上の留意点について説明することができる。
②教育課程における特別活動の役割や各教科等との関連のあり方について述べることができる。
③「学級活動」の学習指導案を作成することができる。模擬授業を通して、学習指導上の在り方について考えを述べることができる。

本科目は、人間学部のディプロマポリシー「3. 人間学部として提供する人間の理解や援助に関する専門的知識と、社会の変化に積極的に対応ができるような判断力・思考力・実践力を持っていることを学位授与の条件とする。」に基づき、教員普通免許取得のための必修科目である。
 また、GS学科のディプロマポリシー「3.グローバル社会で生じる歪みや社会的不正義の問題について批判力を持ち、その解決へ向けて動き出すための創造力や主体的な行動力を有する。」に基づき、特に、学校における教育活動である「特別活動」の指導実践力の形成を目指す科目である 。
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1vMVlJoCFFsO-n6_ljtpbwYmSL2IAU5Q3/view?usp=drive_link】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1H_tCOiCeKmdQnNmr-Lh4INKo7mlB-jmt/view?usp=drive_link】

3.授業の概要
・学習指導要領等を手かがかりとして特別活動の意義、目標や内容、指導法を理解し、学級経営における指導の現状・課題等について、具体例の分析とそ 
 れに基づくグループ討議、全体討議等のアクティブ・ラーニングを通して理解する。
・発達段階における児童との関わり方、配慮すべき点をグループワークで具体的にあげ、全体的に集約しながら理解を深めていく。
・3領域の一つである「学級活動」については、受講生の経験も素材にしながら教育実践レベルでの具体的な事例の分析とそれに基づくグループ討議、  
 全体討議等を通して体験的に学ぶ。また、実践例をもとに指導案作成の方法を理解し、グループ・ワークによる指導案作成
 や模擬授業、授業についての全体討議等を通して授業の進め方についての理解を図る。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
「6.授業計画と予習・復習の内容及び必要な時間」にそって授業を展開するので、配付資料や、学習指導要領や指導要領解説特別活動編における「授業内容に対応する箇所」をあらかじめ読んでくること。
(2)授業の受け方
配付資料をもとに、パワーポイントを使っての説明を聴く。また、グループ・ワークやグループ討議により考えを深める。授業内容のポイントや疑問点等についてメモしておくこと。
 授業の後半にまとめるリフレクションシートについては、課題や授業で学んだこと等について、自分が教師であったらどうするかという視点で考察を加えながら自分の言葉で振り返行う行う。
(3)復習の仕方
授業中の記録を早いうちにまとめる、整理しておくこと。その際、不明な点や疑問点については、調べてノートに加筆し、授業時に質問すること。
 

5.受講にあたってのルール
(1) 受講時の基本姿勢(マナー)
 受講時は、私語を慎み、内職等は行わないこと。
 携帯電話を机上に出すことは、授業で活用する時以外は禁止とすること。
(2) 遅刻・欠席・早退の扱い
 30分を超える遅刻は欠席扱いとし、遅刻2回で1回の欠席とみなす。早退は欠席とみなす。欠席の予定がある場合は、事前に「欠席届」を提出すること。
(3) 期末試験の受験資格等
 講義15回のうち、出席が3分の2に満たない者、課題レポート未提出者は、試験(論文テスト)を受けることができないこと(すなわち再履修となる)。
 また、提出期限を過ぎた課題レポートは、受理しないこと。
(4) 期末試験時の不正行為の扱い
 カンニング等の不正行為を行った場合は試験点を 0 点とする(すなわち再履修となる) 。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
本授業のねらいと概要説明
配布資料
第2回
教育の原点を考える
東日本大震災と学校教育
配付資料
第3回
特別活動の構成 学級活動・生徒会活動・学校行事について
学習指導要領解説
第4回
生徒理解や生徒指導
学級経営の在り方
配付資料
第5回
学級活動について 目的 内容 取組
配付資料
第6回
生徒会活動・学校行事について 目的 内容 取組
配付資料
第7回
授業を創るとは①
配付資料
第8回
授業を創るとは②
指導案のつくり方
配付資料
第9回
授業づくり① 指導案の作成
配付資料
予:指導案の構想
第10回
授業づくり② 指導案の作成
予:指導案の構想
予:模擬授業の準備
第11回
授業づくり③ 指導案の作成 
模擬授業の準備
予:模擬授業の準備
第12回
模擬授業①
予:模擬授業の準備
第13回
模擬授業②
予:模擬授業の準備
第14回
模擬授業の振り返り
第15回
特別活動についてのまとめ
配付資料
第16回
定期試験
予習・復習

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
・授業への参加態度:グループ協議・演習・発表におけるパフォーマンス等(30%)(到達目標①②③)
・授業における演習及び振り返りカード(40%)(到達目標①②③)
・定期試験における論文テスト(30%)(到達目標①②③)

8.参考図書・文献

9.履修上の注意
 不安なこと、心配なことがある場合には、必要に応じて配慮をするので、2回目の講義までに申し出ること。
【一時的な遠隔授業の対応について】
・コロナ感染症などへの対応として一時的に遠隔授業の形式をとる場合があります。
【(自然)災害時の授業対応について】
・対面授業が不可能の場合は休構にします。 
・被災状況によっては(長期化等)遠隔授業の形式をとる場合があります。