シラバス情報

科目名
国際プロトコール
開講年度学期
2024年度後期
配当学年
2年
ナンバリング
単位
2.00単位
時間
後期 金曜日 2時限目(10:40〜12:10)
教室
421教室
教科書
マナー&プロトコールの基礎知識(NPO法人日本マナー・プロトコール協会)

1.担当教員
担当教員
加藤 雅子
研究室
非常勤講師室
オフィスアワー
後期 金曜日 10:15〜10:30

2.授業の目的
(1)授業の目的
国際社会における「マナー」・「プロトコール」の意味や重要性を理解し、実際の場面で活用出来ることを目的とします。また、日本社会におけるマナーやビジネスマナーに関する知識・スキルを習得し、今後、就活や社会生活に活かせるようにします。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
①グローバル時代に活躍するために必要な日本語表現リテラシー及びコミュニケーション・スキルを身に付け、活用できるようになる。
 (GSDP2①)
②グローバル視点に立ち、多様性、異文化を理解する力やグローバル社会に関する基礎的な知識を持てるようになる。
    (GSDP2②)
③グローバル社会・文化に関する知識や国際マナーの知識・スキルを身に付け、総合的に活用できるようになる。
 (GSDP4①)
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1vMVlJoCFFsO-n6_ljtpbwYmSL2IAU5Q3/view?usp=drive_link】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1H_tCOiCeKmdQnNmr-Lh4INKo7mlB-jmt/view?usp=drive_link】

3.授業の概要
グローバル社会における共通認識である「国際儀礼」の基礎概念を理解し、国際交流やビジネスの場面で求められるマナー・プロトコールやコミュニケーションに関する知識、スキルをグループワークやロールプレイング等のアクティブラーニングを通して習得します。また、社会で通用するビジネスマナーの基本について、演習や実践を通して学び、活用できるようにします。
この科目は、元JAL国際線CA、邦人・外国人CAの教官(海外駐在有)の実務経験のある教員による授業です。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
下記、【6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間】に沿って授業を進めていきますので、その授業に相応する箇所を確認し、予習してきてください。使用テキスト、及び配布資料をよく読み、内容を一通り把握し、分からないことは事前にピックアップし、授業中に確認するようにしてください。予習の詳細については、都度授業中に案内します。
(2)授業の受け方
「よく聴く・よく話す・よく考える!」 授業には受け身の姿勢ではなく、主体性を持って取り組んでください。グループワーク、ペアワーク、ロールプレイング等のアクティブラーニングを多く取り入れて進めていきますので、自分でよく考え、コミュニケーションを取りながら積極的に参加し、多くの気付き、新しい学びを得、今後に活かせるようにしてください。共に学ぶ学生の存在、考え、意見を尊重し、受け入れ、お互いにとって有意義な時間になるようにしてください。分からないことは、そのままにしないで、授業内で明確な状態にしてください。
(3)復習の仕方
授業で学んだことを纏め、よく理解し、活用できる状態にしてください。実践練習やロールプレイング等で学んだことは、普段の生活の中に意識して取り入れ、体得するようにしてください。 テキストの各章ごとに、振返りの小テストを実施する予定ですので、勉強しておいてください。

5.受講にあたってのルール
本講義の性質上、遅刻、早退、忘れ物、不適切な授業態度、発言等には厳しく対処します。マナー・ルールを守り、皆が気持ち良く授業を受けられるよう、自己を律して受講して下さい。また、クラスの仲間を尊重し合い、温かい心で受け入れる姿勢を持って参加してください。当たり前のことは、当たり前にできるようにしてください(挨拶、返事、反応、後片付け等)。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
導入:授業の目的と展開
   「マナー」・「プロトコール」とは何か
   ※グループワーク
予習:テキスト序章「マナーとは何か」P1〜3を読んで理解しておく。P1の空欄2か所を埋めてくる。分からないことは、メモに取り、授業内で質問して、明確にする。
   
第2回
マナーの歴史と意味
予習:テキスト第1章「マナーの歴史と意味」P4〜P8を読んで理解しておく。
第3回
国際人としてのプロトコール①(プロトコールの原則、席次、社交の場でのコミュニケーション)
予習:テキスト第2章1節「プロトコールの原則」〜3節「社交の場でのコミュニケーション」を読んで理解しておく。
第4回
国際人としてのプロトコール②(挨拶と紹介、外国人への贈り物、国旗の扱い)
※自己紹介ワーク
予習:テキスト第2章4〜6節「挨拶と紹介」〜「国旗の扱い」を読んで理解しておく。1分半程度の自己紹介の練習をしておく。
第5回
国際人としてのプロトコール③(礼拝の場でのマナー、異文化コミュニケーション)
※グループディスカッション
予習:テキスト第2章7節「礼拝の場でのマナー」〜8節「異文化コミュニケーション」を読んでおく。また、自分の異文化コミュニケーション、異文化体験で気付いたこと、驚いたこと等を書き出しておく。
第6回
社会人に必要なマナー①(第一印の重要性、印象交換、立ち居振る舞い実践)
※印象交換:グループワーク
※立居振舞実践トレーニング
予習:テキスト第3章1節「好印象を与えるコミュニケーションとは」P23〜29を読んでおく。テキストP24の「丁寧なお辞儀」、P25 の「魅力ある表情」の練習をしておく。
立居振る舞いの実践トレーニングをします。身嗜みをある程度、整えてきてください。(髪は、出来るだけ挨拶をする際に顔に掛からない髪型)
第7回
社会人に必要なマナー②(丁寧な言葉遣い・聴き方/話し方の基本)
※話し方:グループワーク/プレゼンテーション
予習:テキストP30〜34の「丁寧な言葉遣い」、「聴き方の基本」、「話し方の基本」を読んでおく。敬語のワーク、聴き方、話し方のワーク
ワークについては、授業内で案内
第8回
社会人に必要なマナー③(礼装の基準、贈答、手紙)
予習:テキストP35〜P48 第3章2節「礼装の基準」〜4節「手紙のマナー」を読んでおく。
第9回
ビジネスシーンのマナー①(ビジネスマナーの必要性、社会人としての心構え、ビジネス文書)
予習:テキストP45〜P53 、第4章1節「ビジネスマナーの必要性」〜2節「社会人としての心構え」、P65 〜68 7節「ビジネス文書」を読んでおく。
第10回
ビジネスシーンのマナー②(名刺の扱い方、電話応対)
※名刺交換:ペアワーク
※電話応対:ロールプレイング実践(グループワーク)
予習:テキストP54〜59 第4章3節「名刺交換」〜4節「電話応対」を読み、実践ができるようイメージしておく。P57、58の電話応対は、声に出して練習しておく。
第11回の授業で、ロールプレイングを実施します。第一印象、立ち居振る舞い、名刺交換、電話応対はよく復習しておくこと。
第11回
ビジネスシーンのマナー③(来客応対)
※来客応対ロールプレイング
予習:テキストP60〜65 第4章6節「来客応対」をよく読んでおく。来客応対は、基本の案内が出来るようにイメージして練習しておく。
第12回
食事のマナー
※箸遣い、食器の取り扱い実践練習
予習:テキストP73〜95 第5章「食事のマナー」を読んでおく。P76の箸遣いを練習しておく。
箸を一膳持参すること(割り箸でも可)
第13回
お酒のマナー
予習:テキストP97〜106 第6章「お酒のマナー」を読んでおく。
第14回
「冠」・「婚」のしきたり
※グループワーク
予習:テキストP107〜120 第7章「冠のしきたり」〜8章「婚のしきたり」を読んでおく。自分の住んでいる地域のしきたりをリストアップしておく。
第15回
「葬」・「祭」のしきたり
グループワーク
予習:テキストP121〜137 第9章「葬のしきたり」〜10章「祭のしきたり」を読んでおく。自分の住んでいる地域の祭りやイベントをリストアップしておく。
復習:テキスト全体を確認し、総復習しておくこと。
第16回
全体の総復習、筆記試験実施
筆記試験対策をしっかりと行うこと。
分からないことは、試験実施前に確認してください。
予習・復習
上記の「予習・復習」欄の記載内容を確認し、授業内容の全体が把握出来ている状態で授業に臨めるようにしてください。授業では、実践を多く取り入れて進めていきますので、授業時間を有効活用出来るよう、しっかりと予習をし、言葉や行動で表現出来るようにしておいてください。予習・復習の時間の目安:1コマにつき、2時間程度。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
(1)テスト(80%):テキストの既習内容から万遍なく出題(筆記試験)。詳細は、授業内で案内する。
   <到達目標①、到達目標②、到達目標③>
(2)授業への参加(20%):授業の取り組み姿勢。授業内での発言及び活動。
              授業での発言や活動に対しては、適宜フィードバックする。
   <到達目標①、到達目標③>

8.参考図書・文献

9.履修上の注意
・受講に際して、疑問や不安な点がある場合は、なるべく早く担当講師に相談してください。
・授業への参加について、特別な事情がある場合は、状況に応じて特別な対応をする場合があり得ます。
 ※授業では、グループワークや実践トレーニングを多く取り入れて進めますので、可能な限り対面での参加をお願いいたします。
・配布資料等は、各自責任を持って整理保管をしてください。
・体調不良による一時期的な遠隔授業は、対応いたしません。(欠席です)
・自然災害による対面授業中止の際は、遠隔授業を実施します。対面授業が中止になった当日は、必ずUNIPAを確認してください。