シラバス情報

科目名
政治学
開講年度学期
2024年度前期
配当学年
1年
ナンバリング
単位
2.00単位
時間
集中講義
教室
教科書

1.担当教員
担当教員
セバスティアン・マスロー
研究室
オフィスアワー

2.授業の目的
(1)授業の目的
本授業では、まず政治とは何かを考え、政治学の基礎的な概念に関する知識を深める。それを受けて、民主主義の起源や発展、そして現在の様々な民主政における政治システムと政策過程を学びながら、グローバル化、格差問題、福祉、ジェンダーの平等、ポピュリズム、地球温暖化など、現代日本における政治の現場の諸問題を考える。私たちが政治のアクターとして参画するために、今後の民主主義の発展と政治をより身近なものとして考える力を養うことが、この講義のねらいである。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
① 現代の国民国家が抱える諸問題の歴史的・政治的背景や誘因、そして対策を考えながら、現代政治の基礎的な概念や理論についての知識を深める。
② 私達の日常生活の中でも政治的な問題は数多く存在する。日々経験する様々な問題について、政治学の概念や理論を活かしながら分析したり解決したりすることができる。

本科目は、グローバル・スタディーズ学科のディプロマ・ポリシー「グローバル化の進む国際社会における多様な社会的文化的な状況や構造・システムを幅広い専 門的知識の探求を通して多角的に理解している」の教育方針に則して、アクティブ・ラーニングを用いながら、政治学の基礎知識を身につけることを目的とする。
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1vMVlJoCFFsO-n6_ljtpbwYmSL2IAU5Q3/view?usp=drive_link】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1H_tCOiCeKmdQnNmr-Lh4INKo7mlB-jmt/view?usp=drive_link】

3.授業の概要
グローバル化の中の日本の政治と社会に付随する諸問題を考察することを通して、日本の政治と政策の課題を考えるのが本授業の目的である。たとえば、民主制と福祉国家はどのように誕生し、変化したのか。政治を主導するのは誰か。地球温暖化、感染病、災害を背景に、日本社会において政治に何を求めることが出来るのか。少子高齢化における福祉政策はどのように改革すべきなのか。そして、世界や東アジアにおける日本の外交政策をどう考えればよいのか、といった様々な政治の現場の問題について学びながら、政治の在り方を考える。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
次回の授業で扱う項目について、参考文献等の該当する項目箇所を読みながら、自分なりの問題関心を持って授業に参加し、自分なりの問題関心を持って授業に参加し、UNIPAにてオンラインディスカッション用の話題を提供できること。予習に必要な目安の時間は90分程度とする。
(2)授業の受け方
授業中は授業内容に集中しながら、疑問点やコメントについて積極的に発言し、議論する。その際、復習のためにノートをとること。ディスカッションに参加すること。
(3)復習の仕方
授業で学んだ内容をより理解するために必ず復習すること。必ずUNIPAにて当該授業のテーマに関連する設問に回答し、授業で学んだ内容をより理解するために復習すること。また、新聞やテレビニュースなどメディアが発信する時事ニュースや情報に日常的に触れること。予習・復習に要する時間として、それぞれ90分程度を必要とする。

5.受講にあたってのルール
この授業は授業参加を重要視するので、授業には毎回出席し、ノートをとり、積極的に参加して欲しい。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
政治をどう学ぶのか−導入・講義のガイダンス
第2回
政治とは何か
第3回
民主政治の起源
第4回
民主政治のさまざまな仕組み
第5回
選挙
第6回
議会と政党
第7回
政策過程、官僚、利益団体
第8回
地方政治
第9回
世論とマスメディア
第10回
民主政治の現在
第11回
福祉と政治
第12回
ジェンダーと政治
第13回
グローバル・ガヴァナンスとグローバリゼーション
第14回
世界の中の日本
第15回
まとめ
第16回
予備日
予習・復習
予習は、次回の授業で扱う項目について、教科書及び参考文献等の該当箇所を読み、自分なりの問題関心を持って授業に参加し、ディスカッション用の話題を提供できること。授業後は、必ずUNIPAて当該授業のテーマに関連する設問に回答し、授業で学んだ内容をより理解するために復習すること。また、新聞やテレビニュースなどメディアが発信する時事ニュースや情報に日常的に触れること。予習・復習に必要な目安の時間は、それぞれ90分程度とする。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
出席とミニレポート(毎回の授業で出される学習課題について提出する)50%、期末試験50%で評価する。
6回以上欠席した場合、期末試験を受ける資格を与えない。

8.参考図書・文献
政治学 第2版
川出良枝・谷口将紀 編
東京大学出版会
9784130322355
日本政治の第一歩
上神貴佳・三浦まり 編
有斐閣
9784641150546

9.履修上の注意
受講に際して、質問があれば、必ず2回目の授業までに担当者に相談して下さい。事情によっては合理的な配慮を行う場合があります。その他、毎回の授業の予習・復習に関して、疑問や問題がある場合は、必ず担当教員に相談すること(授業の前後やオフィス・アワーを利用する)。