シラバス情報

科目名
地誌
開講年度学期
2024年度後期
配当学年
3年
ナンバリング
単位
2.00単位
時間
月曜日Ⅳ校時(14:40〜16:10)
教室
533教室
教科書
使用しません。授業では、配布する授業プリント(B4版両面、穴埋め式)と補足プリント(B5版とB4版)を使用します。

1.担当教員
担当教員
酒井 宣昭
研究室
非常勤講師室
オフィスアワー
月曜日14:10〜16:40(授業前後30分)

2.授業の目的
(1)授業の目的
本授業は、世界の動向を含む日本の地域性について自然現象や人文(社会)現象の様々な視点から理解を深めることがテーマです。本授業の目的は、授業を通してグローバル社会における複雑な構造やシステムを理解するために必要な専門的知識を身につけること、幅広く豊かな教養を備えること、地域性の理解のために必要な客観的な判断力や思考力や行動力が持てるようになることを期待します。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
①地誌学とはどんな学問なのかを授業プリントに従って説明できるようになる。(学部(1)、学部(2)、GS(1))
②自然現象にみる日本の地域性および自然現象と人文(社会)現象の双方にみる日本の地域性を授業プリントに従って説明できるようになる。(学部(1)、学部(2)、GS(1))
③人文(社会)現象にみる日本の地域性を授業プリントに従って説明できるようになる。(学部(1)、学部(2)、GS(1))
④レポート課題では、上記①〜③で学習した知識や考え方に従って作成することができるようになる。(学部(3)、GS(4))
⑤レポート課題では、自分の身近な地域や興味関心の高い地域を事例として作成するため、意欲的に取り組む姿勢を身につけることができるようになる。(学部(3)、GS(4))
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1vMVlJoCFFsO-n6_ljtpbwYmSL2IAU5Q3/view?usp=drive_link】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1H_tCOiCeKmdQnNmr-Lh4INKo7mlB-jmt/view?usp=drive_link】

3.授業の概要
地理学の一分野である地誌学は、対象地域の地域性を自然現象や人文(社会)現象の様々な事象の分析を通して総合的に把握する学問である。本授業では私たちの生活舞台である日本を対象地域としてとりあげ、その地域性を地形、気候、農業、林業、水産業、工業、商業、観光、人口、文化などの視点からみていきます。なお、これらの現象は日本のみで成立しているわけではないため、ここでは関連の深い世界の動向も含めながら日本の地域性を明らかにしていきます。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
授業プリントと補足プリントは、その授業の1週前までに配布します。予習は各回の授業プリントを熟読し、どんなことをやるのかを頭に入れておいてください。
(2)授業の受け方
①授業には授業プリントと補足プリントを持参してください。授業では終了した回の授業プリントと補足プリントを見ながら進めることもありますので、全部持参してください。
②重要語句や誤字脱字の多い字については、アンダーラインや注意する必要があることを伝えますので、よく聞いてチェックしてください。
③上記①、②を踏まえて、授業には30枚程度の授業プリントと補足プリントをとじるクリアファイルやバインダーなど、色ペン(寒色系と暖色系を含めて3色以上)を持参してください。また、地図帳がある人は持参してください。地図帳は中学校や高校の時に使用したものでも構いませんが、出版社や価格などの詳細は第1回の授業で紹介します。
④欠席した場合は次回の授業の初めに授業プリントと補足プリントを配布します。また、授業プリントと補足プリントを忘れた場合は授業の初めに申し出てください。
(3)復習の仕方
復習は各回の授業プリントと補足プリントを熟読し、内容を十分に理解するまで学修してください。授業プリントや補足プリントには誤字脱字がないかもよく確認してください。また、授業で出てくる地名や専門用語は地図帳や参考書、インターネットなどで調べてください。こうした作業は授業内容の理解の一助になります。

5.受講にあたってのルール
①上記4(1)予習の仕方と(3)復習の仕方は、授業を受ける上での基本的な姿勢になります。これに加えて、各回の授業では調べてほしい点、観察してほしい点、考えてほしい点などの調査学習や、読んでほしい新聞記事、見てほしいテレビ番組などの課題を1〜3つ出します。詳細は授業時に学習方法も含めて指示します。この課題の提出は求めませんが、見てほしい場合や添削してほしい場合は授業時またはメールで提出してください。
②日頃から新聞やテレビなどに目を向け、日本や世界の様々な動向を把握するように努めてください。
③レポート課題の作成要項は第7回の授業で配布します。その際にはテーマ、注意点、評価基準、提出〆切、提出場所などについても説明します。レポート課題は毎回の授業で得た知識や考え方を活かせるようにじっくりと時間をかけて計画的に進めることが重要です。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
授業の進め方の説明(授業の目的、授業の概要、授業の受け方・勉強の仕方、受講にあたってのルール、授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間、評価方法、参考図書・文献、履修上の注意など)、地誌学とは何か(No.1表裏)
【予習】履修希望者は本授業のシラバスを熟読し、必ず出席する。
【復習】授業に必要な準備物を揃える。授業プリントNo.1表裏と補足プリントを熟読する。受講にあたってのルール①、②参照。
第2回
日本の位置と地域区分(No.2表裏)
【予習】授業プリントNo.2表裏を熟読する。受講にあたってのルール①、②参照。
【復習】授業プリントNo.2表裏と補足プリントを熟読する。受講にあたってのルール①、②参照。
第3回
地形にみる日本の地域性−地殻−(No.3表裏〜No.4表)
【予習】授業プリントNo.3表裏〜No.4表を熟読する。受講にあたってのルール①、②参照。
【復習】授業プリントNo.3表裏〜No.4表と補足プリントを熟読する。受講にあたってのルール①、②参照。
第4回
地形にみる日本の地域性−地表−(No.4裏)
【予習】授業プリントNo.4裏を熟読する。受講にあたってのルール①、②参照。
【復習】授業プリントNo.4裏と補足プリントを熟読する。受講にあたってのルール①、②参照。
第5回
気候にみる日本の地域性(No.5表)
【予習】授業プリントNo.5表を熟読する。受講にあたってのルール①、②参照。
【復習】授業プリントNo.5表と補足プリントを熟読する。受講にあたってのルール①、②参照。
第6回
人間活動と自然とのかかわりにみる日本の地域性(No.5裏)
【予習】授業プリントNo.5裏を熟読する。受講にあたってのルール①、②参照。
【復習】授業プリントNo.5裏と補足プリントを熟読する。受講にあたってのルール①、②参照。
第7回
農業にみる日本の地域性(No.6表裏)
【予習】授業プリントNo.6表裏を熟読する。受講にあたってのルール①、②参照。
【復習】授業プリントNo.6表裏と補足プリントを熟読する。受講にあたってのルール①、②、③参照。
レポート課題の作成要項の配布と説明
第8回
林業と水産業にみる日本の地域性(No.7表)
【予習】授業プリントNo.7表を熟読する。受講にあたってのルール①、②参照。
【復習】授業プリントNo.7表と補足プリントを熟読する。受講にあたってのルール①、②、③参照。
第9回
鉱産資源とエネルギー資源にみる日本の地域性(No.7裏)
【予習】授業プリントNo.7裏を熟読する。受講にあたってのルール①、②参照。
【復習】授業プリントNo.7裏と補足プリントを熟読する。受講にあたってのルール①、②、③参照。
第10回
工業にみる日本の地域性(No.8表裏)
【予習】授業プリントNo.8表裏を熟読する。受講にあたってのルール①、②参照。
【復習】授業プリントNo.8表裏と補足プリントを熟読する。受講にあたってのルール①、②、③参照。
第11回
商業にみる日本の地域性(No.9表裏)
【予習】授業プリントNo.9表裏を熟読する。受講にあたってのルール①、②参照。
【復習】授業プリントNo.9表裏と補足プリントを熟読する。受講にあたってのルール①、②、③参照。
第12回
観光にみる日本の地域性(No.10表)
【予習】授業プリントNo.10表を熟読する。受講にあたってのルール①、②参照。
【復習】授業プリントNo.10表と補足プリントを熟読する。受講にあたってのルール①、②、③参照。
第13回
人口にみる日本の地域性(No.10裏)
【予習】授業プリントNo.10裏を熟読する。受講にあたってのルール①、②参照。
【復習】授業プリントNo.10裏と補足プリントを熟読する。受講にあたってのルール①、②、③参照。
第14回
文化にみる日本の地域性(No.11表)
【予習】授業プリントNo.11表を熟読する。受講にあたってのルール①、②参照。
【復習】授業プリントNo.11表と補足プリントを熟読する。受講にあたってのルール①、②、③参照。
第15回
授業プリントNo.1表裏〜No.11表(第1回〜第14回)と補足プリントに関する追加事項の説明(各地の新しい動向、新知見など)。テストの実施方法についての説明。
【予習】授業プリントNo.1表裏〜No.11表(第1回〜第14回)と補足プリントを熟読する。
【復習】授業プリントNo.1表裏〜No.11表(第1回〜第14回)と補足プリントで再学習し、テストに備える。
レポート課題の提出〆切
第16回
授業プリントNo.1表裏〜No.11表(第1回〜第14回)と補足プリントから出題するテスト(60分)
【予習】授業プリントNo.1表裏〜No.11表(第1回〜第14回)と補足プリントで再学習し、テストに備える。
【復習】テストで出来なかった所は授業プリントNo.1表裏〜No.11表(第1回〜第14回)と補足プリントで確認する。
予習・復習
①予習は各回の授業プリントを熟読してください。復習は各回の授業プリントと補足プリントを熟読してください。詳細は授業計画欄、上記4の(1)予習の仕方と(3)復習の仕方、上記5の受講にあたってのルール①、②、③を参照してください。
②学習時間は、予習、復習、調査学習などの課題(自主学習)、レポート課題、テスト対策を含めて平均して毎回4時間程度がおおよその目安となります。

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
(1)テスト(85%)…授業プリントNo.1表裏〜No.11表(第1回〜第14回)とその補足プリントの穴埋め語句、アンダーライン、書き込みについて理解できているかどうかを評価します。第16回の後期末試験期間に実施するテストは、文中穴埋め式(語群あり・なしの両方出題)、持込み可で行います。なお、「履修方法及び単位認定等に関する規定」第16条(2)より、出席時数が授業時数の3分の2に満たない場合は原則としてテストを受けることができません。
<到達目標①、到達目標②、到達目標③>
(2)レポート課題(15%)…レポート課題1回。受講にあたってのルール④参照。
<到達目標④、到達目標⑤>
(3)欠席減点…出欠は出席カードで確認しますが、忌引き、公認欠席に相当するもの、就職 試験、伝染病など以外の欠席は1回につき2点減点します(第1回の授業も含む)。正当な理由により欠席した(する)場合は、欠席届を提出してください。
<到達目標①、到達目標②、到達目標③>
(4)課題等へのフィードバック…①出席カードの裏やメールには授業で質問した内容について記述してもらう時がありますが、その内容は成績評価に影響しません。ただし、出席カードの裏に記述してもらった内容は後日プリントにまとめてフィードバックをします。②提出したレポート課題は、希望者のみ授業終了時、UNIPA Web Learningの「授業Q&A回答」、メールでフィードバックをします。
<到達目標②、到達目標③、到達目標④、到達目標⑤>

8.参考図書・文献
データブックオブ・ザ・ワールド2024−世界各国要覧と最新統計−
二宮書店編集部編
二宮書店
978-4-8176-0518-4
大学生協や書店などで803円(税込)で購入することができます。
日本の地誌1 日本総論Ⅰ(自然編)
中村和郎・新井正・岩田修二・米倉伸之編
朝倉書店
978-4-254-16761-0
日本の地誌2 日本総論Ⅱ(人文・社会編)
山本正三・谷内達・菅野峰明・田林明・奥野隆史編
朝倉書店
978-4-254-16762-7

9.履修上の注意
①高校で地理を受講していなくても、その都度説明しますので履修には問題ありません。
②「地誌」は中学校教諭一種(社会)免許取得における必修科目です。
③第1回の授業では、授業の目的、授業の概要、授業の受け方・勉強の仕方、受講にあたってのルール、授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間、評価方法、参考図書・文献、履修上の注意、ルーブリック評価の活用について説明しますので、履修希望者は必ず出席してください。
④授業プリントと補足プリントは多く配布することになりますので、混乱した場合はこのシラバスの授業計画欄を参照して整理してください。
⑤鉱産資源とエネルギー資源、農業、商業、観光などの内容が豊富な回は、1回の授業で終わらない場合があります。その時は次回の初めに続きを行います。また、とりあげる項目や順序は履修者の理解度や興味関心に応じて変更する場合があります。
⑥予習や復習、レポート課題の作成、UNIPAの確認、メールは、大学または学生所有のパソコンやスマートフォンなどのインターネットに接続できる機器を使用します。
⑦自然災害(台風、大雪等による交通機関に影響がでた場合)による対面授業が中止の場合は休構にします。補講は追ってお知らせします。
⑧後期修正登録期間、後期履修登録確認期間、休講や補講、テストの変更などの諸連絡は、授業時とUNIPA Web Learning の「掲示登録」を使用します。
⑨上記8の参考図書・文献以外の参考図書・文献については随時紹介します。
⑩質問や相談がある場合は授業前後、UNIPA Web Learningの「授業Q&A回答」、メールで受け付けます。また、オフィスアワーやメールアドレスは第1回の授業で公開します。UNIPA Web Learningの「授業Q&A回答」やメールはすぐに返信できないことがありますので、早めに連絡をください。