シラバス情報
教員名 : 徳田 幸雄
科目名
宗教学
開講年度学期
2024年度後期
配当学年
1年
ナンバリング
単位
2.00単位
時間
月曜日Ⅳ時限(14:40〜16:10)
教室
143室
教科書
使用しない
1.担当教員
担当教員
徳田 幸雄
研究室
非常勤講師室
オフィスアワー
月曜日12:30〜13:00
2.授業の目的
(1)授業の目的
「宗教」にネガティブなイメージを抱く人は少なくない。しかし宗教は、人間の誕生とともに存在し、現代にも生き続けている。このように人間と不可分な宗教は、人間を理解する有効な切り口の一つである。このような見地に立って、本授業では、宗教現象をマクロ的な視点から、つまり世界の諸宗教を幅広く理解するとともに、ミクロ的な視点つまり個々人の宗教的経験から理解することによって、宗教を広くかつ深く理解することを目的とし、そこからさらに人間をより深い次元から理解することを目指す。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
①世界の諸宗教を幅広く理解する
(学部DP1①、学部DP2①、学部DP2④)
②個々人の宗教的経験を理解する
(学部DP1①、学部DP2①)
③人間を理解する
(人間DP2①)
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1vMVlJoCFFsO-n6_ljtpbwYmSL2IAU5Q3/view?usp=drive_link】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1H_tCOiCeKmdQnNmr-Lh4INKo7mlB-jmt/view?usp=drive_link】
3.授業の概要
宗教を客観的に理解するために不可欠となる視点を学んだうえで、三大世界宗教を軸として世界の諸宗教(ユダヤ教、キリスト教、イスラーム、ヒンドゥー教、仏教、神道)の基本事項を幅広く学ぶとともに、「回心」と呼ばれる個人(例えば新島襄)の宗教経験にも着目して個人と信仰との関わりについても考察を深め、最終的には人間そのものの理解を追求する。
4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
本授業の中心は、宗教現象を幅広く学ぶことにある。したがって馴染みのない用語や概念に触れることも多い。このことを踏まえ、授業計画に記載のある各テーマについて辞典類やインターネットなどを利用して予備知識をもっておくこと。
(2)授業の受け方
本授業では、マインドマップを利用する。そこにはA3一枚のプリントに授業の概略がキーワードなどが空欄の状態で示されている。授業を受けながら空欄を埋めるとともに、必要に応じてメモを書き込むこと。なお各授業の最後で、授業内容を確認する簡単なチェック・テストを実施する。自由記述欄も設けているので、質問も積極的にしてもらいたい。
(3)復習の仕方
復習としては、授業で完成させたマインドマップを参照しながらチェック・テストを見直す。
5.受講にあたってのルール
(1)基本的に配布資料のみを授業を用いてすすめていくので、スマートフォンやタブレットなど電子機器類は指示のない限り使用を控えること。
(2)授業中の私語は厳禁とする。
(3)やむを得ない事情による欠席については配慮するので事前に欠席届を提出すること。病欠の場合は、診断書(コピー可)など証明書類を添付して事後に欠課届を提出すること。
6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
回
テーマ
予習・復習
備考
第1回
ガイダンスおよび宗教学の方法
第2回
イスラエル12部族とその宗教
チェック・テストの見直し
第3回
ユダヤ教
チェック・テストの見直し
第4回
キリスト教の原罪
チェック・テストの見直し
第5回
キリスト教史(回心を中心として)
チェック・テストの見直し
第6回
イスラームの六信五行
チェック・テストの見直し
第7回
インドの諸宗教
チェック・テストの見直し
第8回
仏教(四諦について)
チェック・テストの見直し
第9回
日本仏教(13宗)
チェック・テストの見直し
第10回
神道
チェック・テストの見直し
第11回
スピリチュアリズム
チェック・テストの見直し
第12回
回心理解の方法
新島襄の回心①(誕生〜函館留学)
チェック・テストの見直し
第13回
新島襄の回心②(脱国〜米国留学)
チェック・テストの見直し
第14回
新島襄の回心③(帰国〜同志社創設)
チェック・テストの見直し
第15回
テスト
第16回
フィードバック(テストの返却と解説)
予習・復習
本授業では教科書を用いないため、予習として、各授業テーマについて辞書や辞典を引いたり、インターネットで検索したりして予備知識を得ておくことをすすめる。また復習では、授業で完成させたマインドマップを参照しながらチェック・テストを見直すこと。予習・復習で平均して概ね1時間を目安とする。
7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
(1)テスト(50%)…記述テストを15回目に実施し、16回目に返却・解説をする。
(到達目標①、到達目標②)
(2)チェック・テスト(50%)…授業の最後に実施し、次回授業の冒頭で答え合わせをおこなう。
(到達目標①、到達目標②、到達目標③)
8.参考図書・文献
宗教学的回心研究
徳田幸雄
未来社
978-4-624-10042-1
2005年
9.履修上の注意
不安なこと、心配なことがある場合には、必要に応じて配慮をするので、2回目の講義までに申し出ること。
【一時的な遠隔授業の対応について】
・コロナ感染症への対応として一時的に遠隔授業の形式をとる場合があります。
【(自然)災害時の授業対応について】
・対面授業が中止の場合は休構にします。