シラバス情報

科目名
日本語教育法Ⅱ
開講年度学期
2024年度後期
配当学年
3年
ナンバリング
単位
2.00単位
時間
木曜日 3校時(13:00〜14:30)
教室
522
教科書
『みんなの日本語初級Ⅰ』本冊、翻訳・文法解説英語版(ともに第2版)*英語以外の言語が得意な場合、その言語の版でもよい

1.担当教員
担当教員
三島 敦子
研究室
非常勤講師室
オフィスアワー
木曜日9:30〜14:30

2.授業の目的
(1)授業の目的
日本語の授業で行われるさまざまな教室活動について、課題に取り組みながら体験し、授業での発表に関して意見交換することで、考察を深める。4年生での「日本語教育実習」に向けて、教材を分析し、適切な教室活動を行えるようにする。
(2)到達目標とディプロマポリシーとの関連
① 教室活動に必要な教材や教具の使い方を考え、実践する。
〈GS学科 DP2、GS学科 DP3〉
② 教科書の補助教材やその他の教材について調べ、使い方を考える。
〈GS学科 DP2、GS学科 DP3〉
③ 教える項目に応じて、適切な練習内容を考える。
〈GS学科 DP2、GS学科 DP3〉
④ 教案の書き方を学び、模擬授業を行う。
〈GS学科 DP2、GS学科 DP3〉
※各学科各学年のディプロマ・ポリシーはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1vMVlJoCFFsO-n6_ljtpbwYmSL2IAU5Q3/view?usp=drive_link】
※各学科各学年のカリキュラムマップはこちらのリンクからご確認ください。
【https://drive.google.com/file/d/1H_tCOiCeKmdQnNmr-Lh4INKo7mlB-jmt/view?usp=drive_link】

3.授業の概要
「日本語教育法Ⅰ」で内容を分析した日本語教科書を使って、実際の授業で使えるドリル・練習・活動・補助教材を作り、模擬授業として実践する。さまざまな課題が出されるので、各自準備し、授業中に発表する。発表に関して意見交換を行い、振り返り・考察を行う。
国内および海外での日本語教師としての経験をもとに、日本語教育の実践を意識した授業を行う(実務経験有)。
アクティブラーニングの実践のため、授業では、受け身ではなく、積極的に自分の頭を使って考える態度が求められる。受講している学生は、発言を求められ、自分の考えを述べることが重要視される。

4.授業の受け方・勉強の仕方
(1)予習の仕方
授業で出された課題に取り組み、発表できるように準備する。
授業内に準備の時間を設けるが、時間が足りない場合は授業外での準備となる。課題によってはグループでの話し合いが必要になる場合があるので、必要に応じて連絡し協力して準備を進めること。
(2)授業の受け方
課題の説明・準備の回:説明を聞き、グループまたは個人で発表に向けた準備を行う。
発表の回:グループまたは個人で模擬授業を発表する。発表者以外は学習者役をつとめたり、コメントシートを記入したりする。
(3)復習の仕方
各課題の終了後、ふりかえりシートを作成して提出する。

5.受講にあたってのルール
(1) 受講時のマナー違反(私語、内職、携帯電話の操作,居眠り,飲食,化粧など)はその都度注意するが,平常点のマイナス要因になるので注意すること。
(2) 出席を重視するので,欠席4回以上は,理由を問わず,単位を認定しない。出席を取り終わった時点で教室にいない場合,遅刻とみなす。遅刻・早退は3回で欠席1回とみなす。欠席した授業については配布プリントを受け取り、他の受講者から授業内容を聞くなどして自分で学習すること。
(3) 課題提出にあたって,締め切り,様式などの指示が守られなかった場合,減点の対象となる。
(4) テストにおける不正行為(カンニング等)は試験監督に確認された時点で,受験停止とする。

6.授業計画と「予習・復習」の内容及び必要な時間
テーマ
予習・復習
備考
第1回
オリエンテーション 日本語の授業を見よう
課題について発表できるように準備
(授業中に準備が終わらなかった場合、各自授業外で取り組みます)
*受講者数や進度によって、内容を取捨選択する場合があります。その都度授業内でお知らせします。
第2回
教科書と付属教材の紹介・「語彙の導入・練習」準備
模擬授業に向けて準備
第3回
「語彙の導入・練習」模擬授業1回目
発表1回目の反省をふまえ、授業案を修正
第4回
「語彙の導入・練習」模擬授業2回目・「動詞のて形」準備
「語彙の導入・練習」ふりかえりシート作成
模擬授業に向けて準備
第5回
「動詞のて形」模擬授業
発表1回目の反省をふまえ、授業案を修正
第6回
「動詞のて形」模擬授業2回目・インタビュー活動(準備) 
「語彙の導入・練習」ふりかえりシート作成
インタビュー活動の発表準備 
第7回
インタビュー活動(模擬授業)
インタビュー活動ふりかえりシート作成
第8回
文型を教える①ー説明、例文、練習
模擬授業に向けて準備
第9回
文型を教える(模擬授業1回目)
模擬授業に向けて準備
発表者はふりかえりシート作成
第10回
文型を教える(模擬授業2回目)
発表者はふりかえりシート作成
第11回
Can-doとは
最終発表用文型選択・Can-do作成
最終発表準備
第12回
最終発表(期末試験)準備①
最終発表準備
第13回
最終発表(期末試験)準備②
最終発表準備
第14回
教案の書き方・作成した教案チェック
最終発表準備
第15回
期末試験①(作成した教案より一部分の模擬授業)
第16回
期末試験②(作成した教案より一部分の模擬授業)
予習・復習
授業で出される課題に取り組み、模擬授業や発表の準備をすること。
模擬授業前:話し合い、準備(2〜3時間程度)
模擬授業後:ふりかえりレポート作成(30分程度)

7.評価方法(テスト、レポート、課題等へのフィードバック方法を含む)
到達目標と評価項目の関連
(1) 平常点(15%)…受講態度等
  〈到達目標①、到達目標②、到達目標③、到達目標④〉
(2) 課題(50%)…授業中に出される課題や模擬授業への取り組みにより評価する
               *授業内でコメント、フィードバックを行う
  〈到達目標①、到達目標②、到達目標③、到達目標④〉
(3) 期末試験(35%)…作成した教案より、一部分の模擬授業を行い、評価する
            *授業後コメント、フィードバックを行う
  〈到達目標①、到達目標②、到達目標③、到達目標④〉

8.参考図書・文献

9.履修上の注意
(1)「日本語教員養成課程」の選択科目の1つになっている。「日本語学Ⅰ」「日本語学Ⅱ」「日本語学Ⅲ」「日本語教育研究Ⅰ・Ⅱ」「日本語教育法Ⅰ」を履修しておくと、授業が理解しやすい。
(2)授業を欠席した場合、その授業の内容については自分で学習すること。(方法については相談を受け付けます。)
(3)授業を欠席すると、取り組めない課題が発生し評価が下がります。また、グループのメンバーに迷惑がかかる場合があるので、可能な限り欠席を少なくし、欠席する場合は講師・グループメンバーに連絡、相談するなどしてください。

「特別な配慮を必要とする学生への対応」
大学・本人と協議し、合理的配慮を講じます。心配なことなどの相談はいつでも受け付けます。

「自然災害を含む災害時での対面授業の取りやめの対応について」
・遠隔授業を実施する可能性があるので、対面授業が中止になった当日は、必ずUNIPAを確認してください。